わたしは、アルバイト先では優等生だったかもしれないわね。 ファミレスでバイトしていた時なんかもね、お客さんにすごく評判が良くって、頼みもしないのにお客さんが店長に言ってくれたりして、それで時給やバイトの階級がどんどん上がっていくの。別に階級は欲しくなかったんだけど。
ホールをやっていて、間違えて厨房にオーダーを入れちゃって、それができあがってきちゃうことがあるんですよ。「あ〜!これ間違いでした、ごめんなさ〜い!」かなんか言うと、「じゃあ捨てておけー!」って言われるの。そこで、ちょっと優しそうなお客さんを見つけて持って行くの。もちろんお客さんは「頼んでませんけど」と言うんだけど、「実はこれ、わたしが間違えちゃったんです。サービスですからどうぞ」って。そんなことで喜ばれたりしていました。
ハンドバッグ屋さんの時も、とにかく売りまくったわよ。別にノルマなんかは無かったんだけど。悩んでいるお客さんには、安い方を勧めるの。「こっちのほうがお似合いですよ」なんて。それで、お客さんは「本当に勧めてくれている」と思うのかな。だからオーナーさんには気に入られていたわね。
でも、わたしは、あくまでもタレントを目指していたので、ある時から、面接で「受かったとしても半年しかできないんです」と言って、区切りを決めてバイトするようにしていました。そうじゃないと、「社員になってくれ」って言われちゃうことがよくあったんです。ありがたいことに、そのくらい評判が良かったんですね。 |