吉祥寺(東京)のカフェでバイト中のアルバイターにインタビュー│バイトル

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【ジモバイ!Happy Life】Case5:吉祥寺(東京都)

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地元でアルバイトをする『ジモバイ』の若い子に特化して、その街の素晴らしさや魅力、ハッピーなバイト生活を紹介する連載企画。
第5回目は、東京でも屈指の人気タウンで知られる吉祥寺をフィーチャーする。

吉祥寺は、こだわりグルメやかわいい雑貨はもちろん、アパレルやジュエリー、家電や日用品までがエリア内で揃えられるとあって、抜群の住みやすさを誇っており、“住みたい街ランキング”では、なんと10年連続で首都圏トップを獲得!
(株式会社長谷工アーベスト調べ)
 
動物園や公園、池に遊覧船、大学や美術館まで幅広いジャンルの施設を携えているこの街に住んでいれば、知的センスまで自然と磨かれるに違いない!
 
そんな憧れの街のおしゃれなカフェでアルバイトをしている、現役女子大生の太田真季さん。
中学生のころ、家族で引っ越してきて以来8年近く住んだこの街の、どんな部分に惹かれているのか……。
そんな秘密を根掘り葉掘り聞いちゃいました!
 
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――早速ですが、吉祥寺ってどんな街ですか?
 
太田「おしゃれってイメージがあると思うんですけど、本当にその通りなんです。古着屋さんが多かったり、井の頭恩賜公園があって、若い人がデートしたり」
 
――井の頭公園でボートに乗ったカップルは別れるって、そんなジンクスを聞いたことがあります。それって、住民なら知っていて当然のことなんですか?
 
太田「あー、知ってますよ。でも、弁天様っていう神様がいるんですけど、そこにお祈りをすれば大丈夫って聞いたことがあります。弁天様がカップルを見ると、嫉妬するんですって。といっても、これはあんまり有名じゃないかもしれないけど……」
 
――ちなみに太田さんは、ボートに乗ったことは?
 
太田「あります。家族で」
 
――彼氏じゃないんだね(笑)。さて、この吉祥寺には、いつから住んでいるんですか?
 
太田「中学2年生のときに引っ越してきました。それまでは、東京の東村山市に住んでたんですけど、家の都合でこっちに来たんです。もともと母親の祖母が吉祥寺に住んでいて、ここが実家になるんです」
 
――住民から見た、この街の居心地は?
 
太田「住みやすい街です。渋谷までも井の頭線で1本で行けるし、新宿もJR中央線で1本だし。吉祥寺のなかでも、デパートとか安い雑貨屋さんが多いので、なんでもそろってしまうんです。近所付き合いはあまりないんですけど、ここのカフェで働いてる人たちも、私と同じで家が近い人が多いので、バイト仲間でよく遊びますね。学校は近くの大学で自転車で通ってるんですけど、大学の仲間と遊ぶのも吉祥寺なので、ほとんどここから出なくて(笑)」
 
住まいも、バイト先も、大学も、すべて吉祥寺の駅から徒歩圏内。さらに、祖母が経営する会社もあり、そこで務める母もいる。親子3代にわたってこの街に慣れ親しんでいる、まさに絵に描いたような吉祥寺ファミリーだ。
バイトは大学入学とほぼ同時期にはじめたが、当初は「時給が1,100円のうどん屋」とどちらにしようか迷った。うどん屋ももちろん、吉祥寺の駅周辺だ。しかし、このころ親しかった友人からの助言もあって、ここ“CAFE ZENON”に決めた。あれから、2年半がたった。在学中いっぱいは、ここで働き続けるようだ。
 
太田「“毎日店の前を通っているから”っていうのが、ここでバイトをしようと思ったそもそものきっかけです。基本的に深夜1時までなので、眠いけど……。平均6時間は寝れてます」
 
――おもに、どんなことをしているんですか?
 
太田「ホールの募集で入ったんで、ずっとホールでウェイトレスをしてました。ホール以外にも最近、やっとドリンクに入りはじめました。ラテアートとかは技術が必要なんですよ」
 
――“ドリンクに入った”というのは、ラテアートができるようになったということですか?
 
太田「はい。お店のエスプレッソマシンを使って、牛乳を買ってきて、ひたすら何回も練習しましたね。スチームとか、アートとかをお店の営業時間外にもやってました。最近やっといろいろできるようになってきて、ハート、くま、あざらし、うさぎとか。レパートリーは、どのようにでもしようがあるんです。ひとつの形ができれば、それに目を付けたりとかなので。半年ぐらいかかっちゃいましたけどね」
 
――作っている過程を見せてもらうことって、できますか?
 
太田「大丈夫……だと思いますけど。(店のスタッフに確認して)大丈夫みたいです。うわっ、どうしよ。緊張するなぁ」 


img_002.jpgまず、エスプレッソマシンで温まったエスプレッソ、もしくはしっかりドリップされたコーヒーをカップに注ぐ。

 
img_003.jpgその上に、スチームで温め、しっかり泡立った牛乳を注いでいく。このときにできる模様が“ラテアート”。なお、今回のくまの場合は2回に分けて注ぐ。


img_004.jpg ラテアート専用のマドラー&ピンで、仕上げのデザインをしていく。 


img_005.jpgちなみにこちらは、取材中にごちそうになった、別のスタッフさんのラテアート。何も言わずともバイトルキャラクターの『チューイチ』を作ってくれるとは、気が利いてる!
 
 
――人生初のアルバイトが、ここ?
 
太田「そうなんです。ただ、今年の7月末までは掛け持ちで、ディズニーシーのおみやげ屋さんにもいました。ディズニーが大好きで、1度働いてみたかったんです。1年3カ月ぐらいいました」
 
――飲食系のアルバイトは、ここが初めて?
 
太田「はい。ほんとに初めてのバイトだったんで、何もわからなくて不安でしたね。ホールの先輩が、すごく丁寧に優しくいちから教えてくださったんです。コップの置き方から、全部。たとえば、コーヒーの取っ手って左側にあるじゃないですか。なんでだかわかります?」
 
――テレビで観たことがあるような気がするけど、う~ん……。
 
太田「砂糖とかを入れて、右手でスプーンを回すときに、邪魔にならないようにそうしてるんです。砂糖は右とかうしろにあって、スプーンは、持つほうが右側」
 
――なるほど。ちゃんと理由があるんですね。さっきのコップの置き方っていうのは?
 
太田「音が鳴らないように、サッと静かに置くんです。カフェなんで、何事もおしゃれに、いかにカッコよく接客するか、みたいな(笑)。接客にはマニュアル的なものはなくて、それぞれの個性を大事にしてくれてます」

 
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ここ“CAFE ZENON”は、“空間の漫画雑誌”がコンセプト。有名キャラクターのフィギュアが立っていたり、人気漫画の原画が壁に展示されている。その一方で、さまざまなクリエイターたちが手掛けたアートの作品も、いたるところに散りばめられている。広報担当の岩崎孝人さんいわく、「漫画のアートな部分だけを抜き出した」意図が、これにあたる。漫画とアートとカフェを融合させることで、極上の空間をクリエイトしている。高い天井、隠れ家のような中2階、個室気分を味わえるロフトなど、デザイナーズマンションのようなレイアウトは、流行発信地・吉祥寺にふさわしい。
オープンは、2009年11月。店を“空間の雑誌”、開店を“創刊”と呼ぶことで、読む漫画から感じる漫画への脱却をはかる。ネットで『吉祥寺 カフェ』で検索すればかならず上位に出てくるほどの人気店で、某著名人も利用している……という噂もチラホラ。
 

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シャンデリアデザイナーに依頼して完成したシャデリアには、さまざまな漫画が積み重なっており、『シティーハンター』や『エンジェル・ハート』でおなじみの北条司さんが実際に使用していたGペンなども、ひっそり紛れている。
 

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今年は『シティーハンター』の生誕30周年にあたるため、壁には有名キャラクターがズラリ。懐かしの80年代が、肌で感じられちゃう。展示物は1ヶ月程度の頻度で切り替わるため、何度行っても楽しむことができる。
 
 
太田「ここはすごく有名なお店で、週末は列ができますね。大学生同士とか、女の子同士も多いし、この界隈のカフェと違うところは、男の人同士でも来やすいところ。男の人がひとりで仕事をしに来ることもあるし、天上が高いんで、すごい解放感があるし」
 
――アルバイトって、どういうものだと思いますか?
 
太田「お金を稼ぐだけだったら何でもいいと思うんですけど、お客様と話したり、お客様と友だちになったりすることが、カフェの場合はあるので、それがいいかなって。常連さんとかもいるんで。常連さんも顔を覚えてきて、街ですれ違ったときに“おーっ!”みたいな(笑)」
 
 
 
――アルバイトを通じて勉強になったことは?
 
太田「人が欲しているものを見つける。気を遣ったり、気づいたり。そういうのができれば、大学で飲み会があったときとか、教授と食事に行ったときとかでも、教授のビールがなくなったら、“あー、おかわりするのかなぁ”とか、すごい考えたりします。普段でもあります、役立つことが」
 
年齢や学校がバラバラなのが、バイト仲間のいいところ。大学の友だち、バスケのチームメイトとはまた違った感覚で接することができる。学校の愚痴を気兼ねなく話せるメリットもあり、「バイト終わりでごはん行こう」と、その場で約束できる気軽さも、心の距離感を縮められるメリットだ。
 
太田「大学の友だちとかだと、連絡を取って、遊びに行ったりすると思うんですけど、バイト仲間だったら、終わってからすぐに一緒に行けたり、シフトを見て、『この日ごはん行こう』とかできるから、すごく存在を身近に感じます。バイトが終わってからでも行ける、朝の5時までやってるお店を発掘したりして」
 
――みんな仲が良いの?
 
太田「とても良いですよ。バイト仲間でカフェめぐりのグループがあって、去年はよく行ってましたね。相談に乗ってもらったりとか、逆に乗ったりとか。女の子同士でしかできない話もあって、そういうときは女子会を開いたり」
 
――ほんとにカフェが好きなんですね。でも、プライベートで行っても職業病というか、ドリンクの位置や接客が気になって、ついつい見てしまうんじゃないですか?
 
太田「しますね~!ラテアートや店員さんの対応とか見たり。参考になるところもあれば、私はこういう風にしないでいようと思ったりとか。お皿を下げなきゃ、とか思っちゃいます。純粋にコーヒーがおいしいお店に行って、“おいしい!”って楽しむっていうのもありますけど」
 
――将来は、カフェオーナーになりたい?
 
太田「来年から就活がはじまるんですけど、今はそのための資格の勉強をしてますね。カフェじゃなくて、不動産業界なんです。祖母がやっているというのもあるし、母が不動産管理をしているというのもあって、自分は継ぐのかなぁみたいな。私自身も興味があるし」
 
――社会人になっても、この街・吉祥寺に住みつづける?
 
太田「住み心地が良いので、できる限りは住みたいです。楽しいし、何をするにも徒歩で済むし」
 
太田さんにとってこの街は、幼少期からの思い出がすべて詰まっているわけではない。しかし、住むことで発見した街の魅力は、山ほどある。
 
吉祥寺――。
そこは、おしゃれ人間だけが集うわけではなく、群れたい、話したいという欲望も、色恋沙汰も、すべてを享受するエリアのようだ。
 
っと、ここでビシッと終えられれば良かったのだが、太田さんのお店の外での表情を見たいがために、最後にある相談を……。
 
 
――外はどしゃぶりの雨ですが、ちょっとしたご相談。お話の冒頭に出た、井の頭公園に連れていってもらえませんか?
 
太田「あっ、いいですよ。行きましょう」
 

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編集者が繰り出す無理難題に、イヤな顔せず応じてくれた太田さん。通行人の女子が思わず、「かわいいっ」と漏らしたほどのルックスの持ち主だが、当の本人は無関心。真の美女とはそういうもの……のようだ。
 
  
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取材協力

CAFE ZENON
東京都武蔵野市吉祥寺南町2-11-3
JR中央線・京王井の頭線吉祥寺駅より徒歩5分
Tel&Fax:0422-29-0711
Open:11:00-24:00/Lunch:11:00-15:00
(Food L.O.23:00/Drink L.O. 23:30)
定休日:不定休(ご来店の際は、HPをご確認下さい)
席数:105席 分煙
HP:http://www.cafe-zenon.jp/
Twitter:@cafe__zenon
記事の担当者
バイトル BOMS記事担当者
  • 伊藤雅奈子(いとう・かなこ)
  • 『月刊プロレスファン』編集長を経たのち、プロレス記者として『週刊ファイト』『週刊ゴング』『Lady'sゴング』『内外タイムス』などに執筆。 現在は『TV station』でバナナマンの連載や、『オリ★スタ』でアイドル取材など、芸能関係を中心に活躍中。 ももクロ好きな、モモノフ。(studio woofoo)

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