バイトのドタキャンはNGだって重々知ってはいるものの、やむを得ず大ピンチになっちゃった場合はどうしたらいいの？急にどうしても用事が入ってしまったとき、両立不可能なダブルブッキングしたとき…マジメな人ほど悩んでしまうそんなときの最善策を解説します！
 

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無断欠勤＆ドタキャンは絶対NG！

毎日のなかでは、急な用事でアルバイトを当日になって休まなければいけないことも出てくるでしょう。たとえば、交通機関のトラブルに巻き込まれたときは、本人にどんなにやる気があっても、バイト先に辿り着くことができないのでは、アルバイトを休むしかありません。突然訪れる身内の不幸も、ドタキャンの理由のひとつになります。もっとも多い理由として挙げられるのが、体調不良です。前日の夜は平気だったのに、朝起きると熱が出たということもあり得るので、この場合は無理をしてまで出勤したとしても、かえって周囲に迷惑をかけてしまうことになりかねません。しかし、覚えておきたいのは、アルバイトも立派な社会人であり、どんな理由でもドタキャンするときにはきちんと連絡を入れるのが、社会人の常識的なマナーだということです。「大切な用事だから休んで当然」という考え方では、現場に混乱をもたらすだけでなく、あなた自身の評価を大幅に下げることにつながるでしょう。

連絡はなるべく早く

急にバイトに行けなくなったことが判明したら、なるべく早く、原則的に直接電話で連絡するようにしましょう。言いにくいことだからと言ってメールで済ませると、なかなか誠意が伝わりにくいことも。代わりを相談しているバイト仲間から回答がなかなか来ない場合、いったんまず状況を連絡するのも一手。

急な用事で休む場合の理由はどうする？

具体的には、どのように電話口でバイトを休む理由を説明すればいいのでしょうか。たとえば、自分自身や身内、友人が体調を崩したり、なんらかのトラブルに巻き込まれてしまったりしたときの説明です。自分自身が体調を崩したのであれば、その旨と「今からどう対処するのか」を伝えることが賢明です。「風邪を引きました」や「お腹が痛いので」と、症状を伝えるだけでは休む理由として具体性が足りず、単にサボりたいだけではないのかと思われてしまいます。「風邪を引いたようなので病院に行きます」と処置を付け加えることで、「それなら仕方がない」と、バイト先に思ってもらうことが肝心です。そして、「休みます」と断定口調で告げるのではなく、「休ませてください」とお願いするようにしましょう。どんな理由があっても、バイト先に迷惑をかけることには変わりがないので、休むことに許可を求めることが大切です。そして、可能なら病院に行ったあとで診断結果を報告し、復帰の目処を伝えましょう。バイト先では、その後のシフトもあなたが休むつもりなのかどうかを気にしています。上司の不安を早めに取り除くことを意識しましょう。身内のトラブルで休むときは、必ずしも具体的な理由を述べることが賢明とは限りません。余計な心配をバイト先に与えたり、言い訳がましく聞こえたりする可能性があるからです。「母の具合が悪く、看病したいので休ませてください」程度で十分でしょう。ただし、いつまで休む予定なのかをはっきりとさせたほうが、バイト先は対処しやすくなります。身内のトラブルであれば、バイト先から根掘り葉掘り詳細を聞き出しにくいものです。しかし、心の中では「シフトを見直して代わりの人員を補充しなければ」と考えているはずです。あなたにとっては止むを得ない理由であっても、現場に支障がきたされることは事実です。それを察して、「いつまで休むか」「復帰した後も以前と同じペースでアルバイトができるか」など、あなたの口から説明するように心がけましょう。

学校の用事が急にある！そのときには？

学生アルバイトの場合、学校の用事でアルバイトを休むことも出てくるでしょう。たとえば、追試です。追試は、当初の授業計画に含まれていた予定ではないので、アルバイトのシフトがある日でも出席する必要が出てきます。追試に出ないということは単位を落とすということなので、学生にとっては致命的なことです。優先すべきことは、追試であるといえるでしょう。それでも、アルバイト先にはきちんと謝罪をして、埋め合わせのシフトを提案することをおすすめします。「追試だから仕方がないですよね」という甘えが見え隠れしたのでは、アルバイト先に良い印象を与えることはできません。そもそも、追試を受ける状況になったのは自業自得です。自分の失態でバイト先に迷惑をかけるのですから、申し訳ないという気持ちを持ちましょう。レポートの再提出や授業日程の勘違いなどの理由にしても、同様のことがいえます。真面目に授業を受け、アルバイトと両立させている学生はたくさんいます。それでも、学業の失態でアルバイトを休んでしまうのですから、バイト先に呆れられてしまう可能性も否定はできません。二度と同じ過ちを繰り返さないよう、勉強とアルバイト、両方で気を引き締めなおして生活することが求められます。そもそも、アルバイトのシフトがきつすぎて学業に支障をきたしている、あるいはその逆の可能性も考えられます。学業でトラブルが起こったときには、あなたの生活態度を修正するサインでもあるのです。学校とアルバイトを両立するために、今のスケジュールは適切なのか、もう一度考えてみましょう。そして、両方に無理がないような生活リズムを確立することが重要です。

寝坊した、シフトを勘違いしていた…

数あるバイトをドタキャンする理由のなかでも、連絡がもっとも気まずく、バイト先に大きな迷惑をかけてしまうのが「うっかりミス」です。寝坊やシフトの勘違いなど、完全な自分自身の過失でバイトをドタキャンしてしまったとき、その連絡にも注意が必要になります。当たり前のことですが、ドタキャンをしないことが一番です。遅れてでもいいのでバイトに行く、多くの場合はそれが最も効果的な対処法です。しかし、ほかの予定に向かってしまっていたり、気がついたときにはもう手遅れという時間だったりしたときには、ドタキャンをせざるを得なくなってしまいます。そんな状況下で、「連絡をしない」という選択肢は除外しましょう。気まずい気持ちにはなってしまいますが、だからといって連絡をしないと、あなた自身の評価をより下げてしまうことになるだけです。うっかりミスは良くないことですが、それだけではまだ致命的な失態とまではいきません。むしろ、ミスのあとの対処を誤ることで致命的になり、バイト先での居場所をなくしてしまうのです。うっかりミスでドタキャンしたときの連絡では、とにかく誠意を見せることです。フランクな現場だったとしても、シリアスなトーンで真摯に謝罪をしましょう。理由を説明することも大切ですが、それよりも先に「申し訳ありません」の一言を、バイト先は聞きたがっています。うっかりミスは誰にでもあることですし、バイト先もうっかりミスで休むアルバイトを見たことはこれまでにもあるでしょうから、しっかりと誠実に謝ることができれば、きちんと理解してくれるはずです。

理由は正直が一番

バイト先の上司は、その経験年数が長ければ長いほど、たびたびドタキャンの連絡を受けていることが多いですよね。ベタな言い訳はすっかり聞き慣れている場合も。もし相手に言える内容であれば、正直に伝えてしまうのが一番。たとえば就活生で説明会とダブルブッキングしてしまった…学生で卒業がかかっているレポートの提出締切を忘れていて今日は絶対に出しにいかないとまずい…子どもの託児を手配したつもりが抜けており今からではどうしても手配がつかない…など。うっかりミスだったとしても、正直に話して謝るのも一手です。

代わりを見つける

一定の役割を任され、働いてお給料をいただく以上、社員でなくてもアルバイトは立派なお仕事。どんな理由であれ、ドタキャンそのものがもちろん失礼に当たります。なのですが、バイト先にとって実際問題として困るのは、シフトに入るはずだった時間帯に人手が足りなくなってしまうことですよね。そこで、バイト・パート仲間に連絡を取って、代わりに入ってもらえないかどうか相談してみるのがオススメ。どうしても代わってくれる人が見つからなかった場合も、バイト先へ連絡するときにそのことを言い添えれば、迷惑をかけないよう最善を尽くした誠意は伝わります。代わりの出勤はNGだと確認ずみのメンバーを簡潔に報告することで、相手の手間を軽減することもできます。

まとめ

多くのアルバイトは、ドタキャンするときに「どう言い訳すれば許してもらえるか」ということを、考えてしまうのではないでしょうか。しかし、アルバイトをドタキャンするときには、その発想をまず捨てるようにしましょう。そして、「どう許してもらうか」ではなく、「どう埋め合わせをするか」と考えます。あなたを許すかどうかは、上司や同僚の決めることです。バイトを休むあなた自身が、どうにかできることではないのです。それよりも、自分自身にできることを見つめ直し、挽回の方法を探ります。注意したいのは、間違っても物で釣ろうとしたり、きれいごとだけをまくしたてて取り入ったりしようとしないことです。そんな行動は周囲を失望させ、ますますあなたへの信用をなくしていきます。そのときは笑ってくれていても、心の底ではあなたの信用は急降下しているのです。周囲が本当に見たいのは、心を改めてバイトに精を出すあなたの姿です。バイト先の人間関係を壊さない第一歩として、連絡を入れることはとても重要です。的確な連絡の方法を実践することで、次にアルバイトへと向かうときの心も軽くなりますし、周囲があなたを迎え入れる態度も変わります。どんなに気が重くても、バイトを休むときは連絡をするように心がけましょう。

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