コロナ禍の学生を救う”学生支援緊急給付金”を徹底解説!

申請の締切は6月上旬! 学生支援緊急給付制度

学生支援緊急給付制度

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、経済的な理由から学業の継続をあきらめざるを得ない学生が現れています。生活の見通しが立たない今、困窮する学生の皆さんを経済的に支援する目的で5月下旬に「学生支援緊急給付金」という制度がつくられました。

この制度はどんな学生が対象なのか、どうやったら給付金が受け取れるのかなど、「学生支援緊急給付金」をわかりやすく解説します!

申請の締切は6月上旬!学生なら必ず確認しておきたい”学生支援緊急給付金”制度

経済的に困窮する学生のもとへ、いち早く現金を届けるのが目的の「学生支援緊急給付金」。
そのため制度が急いで組み立てられ、申請締切は6月上旬頃となっています。

給付金の申請を少しでも考えるなら、まずは通っている学校に「学生支援緊急給付金」の申請締切日を確認しましょう。この給付金の窓口は通学している学校です。

「学生支援緊急給付金」の申請窓口

  • ・在籍する学校
    ※学校によって、申請の締切や申請方法が異なります。詳細はこちら

「学生支援緊急給付金」の対象となる学校

この制度では、以下の学校に通う、一定の条件を満たす学生が対象となっています。

  • ・国内の大学(専攻科、別科及び大学院含む。)
  • ・短期大学(専攻科、別科を含む。)
  • ・高等専門学校(第4学年、第5学年及び専攻科に限る)
  • ・専門学校(専修学校(専門課程(上級学科を含む)))
  • ・日本語教育機関(※)

※日本語教育機関は、法務省が定める日本語教育機関です。

「学生支援緊急給付金」の対象となる学生

家庭から自立してアルバイト収入で学費を払っているが、新型コロナウイルス対策の影響で収入が半分以上減っていて、既存の奨学金制度などで受け取るお金を足しても学費を払えない学生が対象となります。

ただし上記の条件はあくまで原則です。支援対象とするかどうかは在籍する学校に判断を委ねられています。

経済的な理由から通学をあきらめる前に、まずは自分が通う学校へ相談してみてください。なお対象となる学生には、さらに細かく要件が設けられています。詳しくはこちら

「学生支援緊急給付金」の給付額

  • ・住民税非課税世帯の学生等:20万円
  • ・それ以外の世帯の学生等:10万円


「学生支援緊急給付金」の対象者はおよそ43万人、全部で530億円の給付を見込んでいます。あらかじめ上限が決められている緊急支援ですから、給付を受けたい学生の皆さんは早めに申請することをおすすめします。

新入生も対象になりえる!給付金を受け取る条件とは

一人暮らしをしてアルバイト収入で学費をまかなっていて、新型コロナウイルスの影響から収入が激減して学費を払うのも難しい学生――というのが、この給付金が想定する対象です。

ただそれでは少し漠然としているので、より具体的な”対象要件”が設けられています。

要件を確認してから申請の手続きをとるようにしましょう。

「学生支援緊急給付金」の給付対象要件

「学生支援緊急給付金」の給付対象チェックポイント

  • 1.家庭から多額の仕送りがない
    「多額」についての具体的な金額の基準はありませんが、仕送りの平均年額としておよそ年間150万円が目安として示されています。ただし150万円を超える仕送りがあった=多額の仕送りがある、という判断をするかは各学校に委ねられています。

    2年生以上は2019年の仕送り額を申告します。新入生は仕送り予定額を申告します。
  • 2.原則として自宅外で生活している
    自宅通学であっても申請対象となる可能性があります。その場合、家庭から学費の援助を受けていないことが目安です。

    部屋を借りていることなどを証明する書類(住民票の写し、家賃を支払った根拠を示す書類写し、賃貸契約書の写しなど)を用意します。
  • 3.生活費・学費に占めるアルバイト収入の割合が高い
    2年生以上は2019年のアルバイト収入額を申告します。1年生はアルバイト収入の予定額を申告します。
  • 4.家庭(両親のいずれか)の収入減少等により、家庭からの追加的支援が期待できない
    家庭がコロナの影響を理由に他の支援を受けていることを示すもの、あるいは詳しい事情を申告します。
  • 5.コロナ感染症の影響でアルバイト収入が大幅に減少(前月比50%以上)している
    アルバイト先からの給与明細や通帳への給与振り込みの明細などで、半減している根拠を提出します。
  • 6.第一種奨学金や給付奨学金、民間の奨学金などの支援制度を利用しているか、利用を予定している
    各種制度の認定証の写しを提出します。
    利用予定の場合、「学生支援緊急給付金」の申し込みから1か月以内に申請したか確認されます。
  • 7.留学生等(日本語教育機関の生徒を含む)
    留学生については次の4つの要件が求められます。
    • 1)学業成績が優秀な者であること。
    • 2)1か月の出席率が8割以上であること。
    • 3)仕送りが平均月額90,000円以下であること(入学料・授業料等は含まない。)
    • 4)在日している扶養者の年収が500万円未満であること
    ※仕送り額などの証明のために、通帳の写しなどの提出が求められます。

原則として、以上7つのうちのいずれかの要件を満たしているのが申請の条件となります。ただし例外的な判断もありえますので、困っていたらまずは学校へ相談してみましょう。

なお申請内容に虚偽が認められた場合は、給付金の返還が求められることがあります。

LINEでも申請できる?わかりやすい申請方法まとめ

給付金フローイメージ

STEP1在籍する学校へ申請しよう

[申請に必要なもの]

  • ・学生支援緊急給付金申請書
  • ・誓約書
    ※この2つの書類は書式が決められています。在籍する学校のホームページや文部科学省のホームページでダウンロードできます。
  • ・その他、該当する要件を証明するために必要な書類
 

[申請方法]
在籍する学校により異なります。
一般的には、大きく分けて以下の2つの方法が用意されています。

  • 1)郵送:紙の書類を学校宛てに送ります。
  • 2)LINE、メールなどのオンライン申請:書類を電子データで提出します。
    ※LINEを文科省が推奨していますが、学校によって異なります。学内のシステムを指定する学校もありました。

STEP2在籍する学校が給付金の対象とするか審査

審査が通った場合、STEP3へ

STEP3日本学生支援機構(JASSO)が学生の口座へ給付金を振り込みます

※他に学校が給付金を立て替えて学生に払うパターンもあります。

在籍校ごとに違う!給付金手続きのスケジュール

給付金手続きフローイメージ

申請~支給までのスケジュール

申請受付:5月19日(火)~

申請締切:6月初旬
※学校によって異なります!期日が短いので、在籍校の締切日を早めに確認してください!

支給時期:正確な期日はまだ発表されていません。
※学校から日本学生支援機構(JASSO)への推薦の第一回締切が6月19日(金)のため、早くても6月下旬以降となりそうです。なお第二回以降のスケジュールも発表されていません。

”学生支援緊急給付金”Q&A

ここでは「学生支援緊急給付金」をQ&A形式で解説します。

Q.給付金の対象となるかどうか、誰が判断する? A.在籍する学校が、学生の事情を考慮して判断します。 Q.この4月に入学したばかりの新入生でも、申請の対象になる? A.対象要件に該当していたり、経済的な理由で退学を検討したりしているなら、新入生でも給付金を受け取れる可能性があります。学校へ相談してみてください。 Q.自宅から通学する学生も対象になる? A.自宅生でも、家庭から学費等の援助を受けていない場合は対象となる可能性があります。詳しくはこちら Q.成績優秀者でなければ給付金の対象にならない? A.成績優秀者でなくとも、給付金の対象になります。成績については留学生について、一部要件が設けられていますが、留学生も含めたすべての学生の事情を考慮して給付が検討されます。 Q.休学中でも対象になる? A.対象となります。 Q.LINEでも申請手続きができると聞きましたが、本当ですか? A.学生にLINEが身近なツールであることから、文部科学省は特にこの給付金のためにLINEで申請を受け付ける仕組みをつくりました。この仕組みを利用するかどうかは、各学校の判断に任されています。なおLINEで申請するときの手順について、動画が公開されていますので参考にしてみてください。

参考)LINEを使った申請方法の解説動画
Q.給付金は後日返す必要がある? A.返金する必要はありません。 Q.給付金の使いみちを確認されることはある? A.主に学費に充てられることを想定されていますが、使いみちを確認されることはありません。 Q.年齢で給付対象から外れることはある? A.年齢は要件に含まれていません。

従来の奨学金制度は?他にも支援?いくつもあるコロナ禍の学生向け経済支援

緊急支援策として打ち出された「学生支援緊急給付金」以外にも、学生向けの経済支援制度はいくつもあります。

ここではもともとある支援制度と、新型コロナウイルスの影響から設けられた支援制度の2つをご紹介します。

政府が利用を推奨!既存の支援制度

  • 1)高等教育の修学支援新制度(2020年4月からスタート)
    世帯収入など一定の要件を満たす学生を対象に、授業料等の減免と給付型奨学金の支給を行う制度。世帯収入の額によって3つの区分があり、その区分によって支援額が異なります。

  • 2)第一種奨学金(無利子の貸与型奨学金)
    日本学生支援機構(JASSO)による無利子の奨学金です。返還する必要があります。
    他に利子のある第二種奨学金もあります。

  • 3)民間の支援制度

こうした既存の支援制度では、学生本人の収入だけでなく、保護者の収入もあわせて審査されます。新型コロナウイルスの影響で、実家の収入が減っている場合は利用できる可能性があるので、ぜひ検討してみましょう。

日本学生支援機構が提供する「進学資金シミュレータ」で、申請の対象となりそうか確認することができます。

コロナ禍の学生を支援する!さまざまな支援制度

既存の支援制度以外にも、自治体や大学などでさまざまな支援制度が展開されています。

多くの自治体で困窮する学生へ5万円の給付支援を決定しています。中には現金給付ではなく、食べ物などの現物で支援するユニークな取り組みもあり、話題となっています。

[自治体の支援制度]

  • 厚木市:学生就労等支援補助金として市内在住の大学生等に一人あたり5万円の補助を発表(5月18日)
  • 青森県 南部町:南部町学生アルバイト支援金として、同町出身の大学生へ最大10万円、高校生へ最大5万円の給付支援策を発表。進学のために南部町から離れた出身者を対象としているのが特徴(5月8日)。
  • 新潟県 燕市:県外に住む燕市出身の学生に地元産のコシヒカリやキュウリ、味噌、手作りの布マスクなどを申し込みのあった学生へ無償で送る事業を実施。

国公立・私立を問わず、多くの大学が在籍する学生の支援に取り組んでいます。


[大学の支援制度]
  • ・早稲田大学:在籍する学生向けに「緊急支援金」として10万円を支給。他に「早大緊急奨学金」(40万円)も7月以降に募集を開始し、通常の同学奨学金の3倍へと受給人数を拡充する予定。
  • 明治学院大学:在籍する学生向けに「オンライン授業受講のための緊急支援金」として一律5万円を支給。また「新型コロナウイルス感染症対応給付奨学金」を新設し、一律40万円を給付する。
  • 芝浦工業大学:経済的に学業継続が困難となる学生を対象に「臨時給付奨学金」を創設。
    月10万円×最大5か月を支給する。

学生の皆さんに役立つリンクまとめ

これまで紹介した支援策は、下記のサイトから詳しく確認することができます。ぜひお役立てください!

まとめ

新型コロナウイルスは間違いなく、多くの人の生活や未来を変えました。緊急事態宣言が解除された今も、ウイルスとの闘いは続いています。

将来への希望を胸に、アルバイトで収入を得ながら、学業との両立に励んできた学生の皆さん。その皆さんを支えるご家族も、思わぬ情勢に苦しんでいらっしゃるかと思います。

政府も自治体も民間も、多くの団体が学生の皆さんを支えるために奔走しています。

ぜひとも支援をつかって学業を続けてください。この記事がそんな学生の皆さんの助けになればうれしいです!



ディップ株式会社では、新型コロナウイルスに関する様々な取り組みを行っています。
ぜひ、ご覧ください!

・新型コロナウイルス感染症に関するディップ株式会社の取り組み
https://www.baitoru.com/pdt/shien2020all/

・新型コロナウイルスで休業した際に保険制度+αの補償がある求人・企業特集
https://www.baitoru.com/pdt/hirogare2020/

・新型コロナウイルス感染による休業時の経済支援 https://www.baitoru.com/pdt/shien2020/



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