2023.08.23

履歴書には和暦・西暦どっちを記入?年(年号)の書き方ポイントを紹介【早見表付き】

履歴書には和暦・西暦どっちを記入?年(年号)の書き方ポイントを紹介【早見表付き】

履歴書では、日付欄や職歴・学歴欄などで年月日を書く必要があります。年(年号)を書くにあたって「西暦と和暦のどちらを使えば良いのか?」と悩んでしまう方もいるでしょう。
この記事では、履歴書における正しい年の表記方法についてご説明します。

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履歴書の年(年号)は西暦と和暦のどちらを使う?

履歴書の年(年号)を書く際には、西暦と日本独自の和暦、どちらを使えば良いのでしょうか。基本的なポイントを押さえておきましょう。

西暦と和暦のどちらを使ってもOK

一般的に、履歴書の年を記入する場合、西暦と和暦のどちらを使ってもOKです。使用した年の表記が理由で、書類選考が落ちることはありません。西暦・和暦は、自分自身にとって使いやすいほうを選びましょう。

応募書類全体で必ず表記はそろえる

年の表記は、西暦、和暦のどちらを使用するか以上に、応募書類全体で表記をそろえることが大切です。もし、1枚の履歴書のなかで西暦と和暦の表記が混在していれば、採用担当者が応募者の経歴を時系列に確認することが困難になります。さらに「読み手に配慮できない人」といった、マイナスイメージを持たれる可能性もあるでしょう。

和暦と西暦を確認したい方は「今年は令和何年? 和暦・西暦早見表【2023年(令和5年)版】」の記事の早見表をご利用ください。

※履歴書と職務経歴書でもそろえる
採用企業に提出するのは、履歴書だけとは限りません。例えば、転職の場合は、履歴書に加えて職務経歴書も提出します。自らのキャリアと技能スキルをアピールするため、これまでにどのような職種を経験してきたのか、職務経歴を列挙し、スキルや保有資格などを記載しましょう。

職務経歴書では、働いてきた期間や、資格を取得した年月を記入するため、西暦か和暦かを意識する必要があります。履歴書と職務経歴書の両方で西暦と和暦の表記が統一されているかチェックするだけでなく、応募する際に提出する書類はすべて統一するようにしましょう。

応募書類の年表記を指定しているケースもある

企業によっては、応募書類の年の表記を指定していることがあります。応募者や従業員の情報は、データベースに入力して管理している企業も多い傾向です。そのため、西暦で管理している応募企業に和暦で記入した履歴書を提出してしまうと、データ入力の際、企業側に手間をかけさせてしまうことになります。

このようなことを避けるため、企業からの応募書類に関する指示は、履歴書などを作成する前に細かなところまで目を通し、もれなく指示に従うようにしましょう。

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年(年号)の表記における書き方のポイント

年(年号)の表記における書き方のポイント

履歴書に年(年号)を記入する場合は、他にも気を付けたいポイントがいくつかあります。採用担当者にとって読みやすくなる書き方のノウハウをご紹介しますので、適切な記入ができるようにしましょう。

和暦の略称の使用はNG

昭和を「S」、平成を「H」、令和を「R」など、元号を省略して書いてしまう方もいるかもしれません。しかし、履歴書のような正式な書類では、元号の略称はNGです。和暦を使う場合は「R2」といった省略表記ではなく、正しく「令和2年」と書きましょう。

元号の最初の年は「1年」ではなく「元年」と書く

元号が変わった最初の年は「1年」ではなく「元年」と書くのが良いとされています。つまり、元号が令和に変わった最初の年であれば「令和元年」と記入します。これは、昭和から平成に改元された際にあった法務省からの通達が根拠です。

特に学歴・職歴欄では、自身の経歴について、時系列に連続して記入する流れで「平成1年」「令和1年」などと書いてしまうケースもあるため注意しましょう。また、元号が変わるのは1月1日からではなく、年の途中となるため、元号の変わり目となる年を表記する際は、注意が必要です。

例えば、平成から令和に変わった2019年の元号は、以下のとおりです。

  • 平成31年:2019年1月1日~4月30日
  • 令和元年:2019年5月1日~12月31日

また、昭和から平成に変わった1989年の元号は、以下のとおりです。

  • 昭和64年:1989年1月1日~1月7日
  • 平成元年:1989年1月8日~12月31日

履歴書では算用数字を使用するのが基本

日付欄に記入する際には、漢数字と算用数字のどちらを使えば良いのでしょうか。履歴書の文字は横書きですから、算用数字を使用するのが基本です。そのため、書き方は「平成三十年」ではなく「平成30年」が正解となります。

特に、履歴書の学歴・職歴欄では、時系列での確認のしやすさが大切です。ひと目で時系列を確認できる観点からも、漢数字より算用数字のほうが適しています。

「 / 」(斜線)や「・」(点)付きの表現はNG

履歴書などに記入する年月日は、西暦・和暦や算用数字の利用以外に、フォーマットにも決まりがあります。例えば、2022年7月10日と記入する場合は「2022年7月10日」「令和4年7月10日」のどちらかとしましょう。

「2022/7/10」「2022.7.10」など、スラッシュ(斜線)やドット(点)付きの表現は、マナー的にNGです。これは、履歴書や職務経歴書に限らず、応募書類すべてに当てはまります。

「〃」(おなじく記号)を使わない

経歴の年月欄などで、同じ和暦や年月を何度も繰り返し記入する場合でも、繰り返しを示す「〃」の文字は使用しないでください。「〃」は「同じく記号」や「ノノ字点」と呼ばれる記号です。しかし、あくまでも略式の記号となるため、正式な表現方法ではありません。

そのため、履歴書など企業に向けて提出するような正式な文書にはそぐわないものです。同じ内容を繰り返し書くのは、手間がかかりますが、略さずに一つひとつ丁寧に書きましょう。

入学年・卒業年の計算には自動計算ツールを活用しよう

履歴書の学歴欄では、中学校・高等学校・大学などの入学年月、卒業年月を記入します。
しかし、実際記入する段階になって、何年だったのか覚えておらず不安になってしまうこともあるでしょう。そのようなときは、年の計算をサポートする「入学・卒業年度 自動計算ツール(年号早見表)」をご活用ください。

自身の生年月日や学校の在籍期間を入力することで、学校の入学・卒業の年月が、西暦・和暦の両方でご確認いただけます。学校の形態(高等専門学校や短期大学、専門学校など)の違いがあったり、途中で留学や留年、休学をした場合でも、在籍期間が入力できるため、これらの要素を考慮したうえで算出可能です。

■入学・卒業年度 自動計算ツール(年号早見表)

あなたの生年月日を入力してください
入力した生年月日に応じて、入学・卒業年度が自動計算されます。

西暦 和暦 学歴 編集
2009 平成21 3月 中学校
卒業
年間
在籍
- - 4月 等学校/高門学校
入学
- - 3月 等学校/高門学校
卒業
年間
在籍
- - 4月 大学/専門学校
入学
- - 3月 大学/専門学校
卒業
年間
在籍

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資格を取得した年がわからない場合の調べ方

 

学校の入学や卒業年は、自分の生年月日や在籍年数から算出可能です。しかし、履歴書に記入してアピールしたい資格(免許や語学関連など)の取得年月は、覚えていない可能性もあります。その場合は、どのようにして調べればよいのでしょうか。

最も確実な方法は、資格取得の際に交付された合格通知書や資格証明書に記載されている取得日の確認です。もし、紛失した場合は、資格を交付している団体に問い合わせましょう。例えば、英検の場合は、公益財団法人日本英語検定協会の公式サイトから氏名や住所などを記入し、身分証明書をアップロードすれば照会が可能です。

もし、どうしても取得年月がわからない場合は、履歴書にある取得年月の欄を空白にし、資格欄などの空いている箇所に「取得年月が不明のため、空白としました」などと付記しておきます。さらに、面接時に空欄とした理由などを口頭で説明すればよいでしょう。

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応募書類(企業)の指示を必ず確認する

和暦・西暦のどちらを使うにしても、前述の「応募書類の年表記を指定しているケースもある」で紹介したとおり、企業が応募書類に対して和暦か西暦か指示している場合は従うことが必要です。また、履歴書や職務経歴書に関するサンプルや例文などが掲載されている場合は、そちらに従いましょう。

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学歴を書くときに気を付けたいこと

学歴を記入する際、年月が和暦か西暦かでそろっているか、年に誤りがないか以外にも注意すべき点があります。
まず、小学校の入学・卒業から書く必要はありません。履歴書には、義務教育の終了する「中学校の卒業」または「高等学校の入学」から記載しましょう。また、学校名は「〇〇県立」なども省かずに、正式な名称を記入してください。

休学の場合には、履歴書でもその旨と期間がわかるように、休学した年と復学した年の両方について記載する必要があります。その場合、病気の治療や留学など、理由を追記しましょう。休学を記入していない場合、故意に隠す意図はなくても、学歴詐称とみなされる可能性があります。

休学の理由によっては、採用側にネガティブな印象を持たれる可能性もあるため「現在は業務に問題がない」や「休学後の活動が現在に活きている」など、ポジティブな説明が行なえるようにしておきましょう。なお、留年や浪人の場合は、高校の卒業年と大学の入学年との開きや、大学の在籍期間でわかるため、理由を記入する必要はありません。

詳しい学歴欄の書き方は「履歴書の学歴はいつから?学歴欄の正しい書き方【学歴早見表・西暦/和暦の変換表】」をご覧ください。

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履歴書の年号は採用の合否に直接影響することはない

これまで説明してきた年号に関する注意点が守られていない場合でも、採用の合否に直接影響することはありません。大切なのは履歴書の内容です。しかし、採用企業から指示がある場合、その指示どおりに書けているか、提出前にチェックしておくことが必要です。

また、採用にあたり、別の方とあなたが同一線上にあって、どちらを採用するか決める場合、総合的判断のなかに面接での受け答えだけではなく、履歴書の作成内容が含まれる可能性はあります。
正しい方法で履歴書を作成している方が「仕事のミスが少なそう」「文書作成能力がある」と判断してもらえるでしょう。

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まとめ:読み手の立場を考えて年(年号)を記入して企業に応募しよう!

本記事では履歴書に年(年号)を記入するうえで気を付けたいポイントを解説してきました。履歴書をはじめとしたすべての応募書類で年月や日付を記入する際は、和暦か西暦のどちらかに統一することが大切です。

また、求人先の企業が西暦か和暦かを指定している場合は、その条件に従うことが何よりも重要です。これらのポイントを押さえて、読み手に配慮した履歴書の作成を心がけ、採用される確率を上げるように努めましょう。

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