転職面接時の服装は、「普段の私服で」など 特に指定がない限りはスーツで行くのが一般的 です。

髪型は前髪が顔にかからないようピンで留め、長い髪は後ろでまとめておきます。髪色は黒か、カラーを入れる場合は明る過ぎない暗めのブラウンまでにしておきましょう。

スーツはリクルートスーツだとキャリアのない新卒のイメージが強くなってしまうため、転職の場合はグレーやネイビーを選びましょう。

スーツのインナーはシンプルなシャツがおすすめです。女性なら胸開きの広くない白のカットソーなども良いでしょう。

男性の場合は派手なネクタイは避け、無地に近い柄を選ぶようにします。

ただし、クリエイティブ職やアパレル、コスメ、デザイン関連の職種などについてはこの限りではないため、企業研究も大切です。

スーツにシワや汚れ、ホコリがないかなど清潔感を重視し、靴やバッグなどの小物もダメージがないかは、職種を問わずチェックしておきましょう。

履歴書と職務経歴書は、すでに原本を郵送している場合を除き、必ず面接の前日までに用意しておくようにしましょう。

履歴書や職務経歴書は、特に指定がなければパソコンで作成しても構いません。

ただし、パソコンスキルを要する職種の場合はパソコンで作成した方が望ましいです。

求人応募用の履歴書テンプレートやフォーマットを無料でダウンロードできますが、自分で作成する場合は、入力箇所や欄の大きさ、順序などは市販のものやテンプレートに合わせるようにしましょう。

PCがなくてもOK！電子版履歴書の特徴とメリットとは

履歴書は直筆で書いたものの提出を求められる場合もありますが、職務経歴書は通常パソコンで作成します。

職務経歴書はさまざまなフォーマットがあり、こちらも無料でダウンロードできるため、自分の経歴に合う、まとめやすいと感じるテンプレートを探して使うと良いでしょう。

経歴については嘘や隠しごとをせず正直に書くことが基本です。

また、長々と書かず、 要点を絞ってA4用紙2～3枚までにおさまるようにしましょう。

選考に通る職務経歴書の書き方とは？履歴書との違いも解説

履歴書は市販のものを使う場合、2つ折りにすると用紙サイズがA4よりも少し小さめとなる場合があります。

可能であれば履歴書・職務経歴書のいずれもA4用紙サイズで統一した方が、企業側も書類を整理しやすくなるなどのメリットがあるのでおすすめです。

面接時に持参する際はクリアファイルに入れて、折れや汚れがつかないようにしましょう。

面接の際には、 守られるべき基本的なマナーはしっかりと押さえておきましょう。

コートを着ている場合は会社・または面接会場へ入る前に脱ぎ、手に持って入室するようにします。

グループ面接や無人の会議室へ先に通される場合などもありますが、面接官のいる部屋へ入室する際はノックを3回行い「どうぞ」と内側から声が聞こえたら「失礼します」と声をかけながら入室します。

挨拶や自己紹介はハキハキと語尾を伸ばさず話すことを心がけ、小さ過ぎず大き過ぎない、聞き取りやすいボリュームの声で話しましょう。

着席のタイミングは、相手にすすめられてからとなります。「どうぞおかけください」と言われるまでは立って待つのが一般的です。

面接が終わって退室する際も気を抜かず、座ったままで「ありがとうございました」と会釈し、立ち上がって「失礼します」と再度会釈し、ドアを開けて退室する際にもう一度担当者の方へ向いて一礼すれば丁寧な印象です。

会社や面接会場へ向かう際は時間に余裕を持って出発し、 遅くても予定時間の15分前までには到着して5分前までに受付を済ませておくようにしましょう。

方向音痴の人や普段待ち合わせに遅れがちな人、遠方から面接へ向かう場合などはもう少し早く、30分前までに着くよう出発するのがおすすめです。

ただし、早く到着し過ぎたからといって、 早めに訪問してしまうのは相手先の企業や担当者にもスケジュールがあるためNG です。

早く着いてしまった時は周辺のカフェなどで待機したり、化粧室などで髪や服装の乱れがないかチェックしたり、再度資料に目を通したりして、5分前になったら訪問するようにしましょう。

面接には時間厳守が必須ですが、万一遅刻しそうな場合は、遅れそうだと判断した段階で、できるだけ早めに連絡することが大切です。

その際、遅れる理由（電車の遅延、道に迷ったなど）と何分遅れで到着予定かを伝え、お待たせすることについてのお詫びも忘れないようにしましょう。

次の面接予定や仕事のスケジュールなどで、遅刻を待ってもらえない場合もありますが、その際は採用担当者の指示に従うようにしましょう。

新卒の就職面接で必ず聞かれる質問があるように、 中途採用や転職の際にもよく聞かれる質問があります。

想定される質問については事前にシミュレーションを行って、相手先の企業に対して自分の言葉でしっかりと回答できるようにしておきましょう。

特に「志望動機」「自己紹介とこれまでの経歴」「転職理由」などは高い確率で聞かれるため、ネガティブにならない内容で熱意を伝えることが大切です。

インターネットや面接の回答集などを参考にするのも良いですが、丸写しはせず自分の言葉で考えたオリジナルの回答に落とし込むのが理想です。

仕事で失敗した経験談や自分の短所などについては、その後どのように克服したか、どういった点に注意するようにしているか、という点まで含めて話すと良いでしょう。

志望動機は ありきたりにならず、応募企業に合わせていることがわかるものを準備する ようにしましょう。

基本的には、履歴書に記載した志望動機に内容を合わせて、そこにプラスアルファする形で伝えると良いでしょう。

自己PRとまったく同じ内容にならないよう、志望動機では「御社で働きたいと考えた理由」「入社後の展望」など、現在から未来に向けたポジティブな内容を話すようにします。

その際、多少自分の経験を交えて動機を伝えることで、相手の印象に残りやすくなるでしょう。

また、応募企業に合わせた志望動機を作成するには、企業分析が欠かせません。

会社概要や主力商品、企業理念や社員の声など、少なくともホームページに記載されている内容についてはチェックしておくようにしましょう。