僕はとにかく、屋内で働くということが苦手だったんです。働くなら、外に出ていろいろな刺激を受けられる仕事がいいと思っていました。
だから、郵便局もそうだったんですけど、ピザ屋のバイトっていうのが本当に楽しかったですね。高校2年からハタチぐらいまで、4年も続けたことがそれを証明しています。
最初は配達だけだったんですけど、慣れてくると電話で注文を受けながら、ピザ生地をくるくる回して、トッピングして、焼いて、それを30分以内に4軒にデリバリー、なんてことができるようになって。もう完全に店の中ではマスター状態ですね。すべての工程を極めてました。
僕、芸能界に入れなかったら、ピザ屋になりたいと思っていたんですよ。みんなが大学を卒業するのって22、23歳ぐらいじゃないですか。だから、「それまでに芸能界に入れなかったらこのままピザ屋になろう」と思っていました。手に職を付けるぐらいの勢いで、真剣にバイトしてましたから。
今の仕事とバイトしていたときと、仕事に対する気持ちってそんなに変わらないような気がしますね。ものすごくまじめにやっていた、とは言えないかもしれないですけど、とにかく一生懸命、全力投球するスタイルは今でも変わっていません。 |