主に小松菜、ねぎなどの葉もの野菜の収穫、袋詰め、除草作業、植え付けなどです。
収穫した野菜は農薬や化学肥料の使用を抑えて、地元スーパーの地場産コーナーにて直販されています。
もとは新卒でソフトウェアの開発会社に入社したんですが、自然が好きで、体を動かす仕事をしてみたかったので、退職して実家に戻ってこのバイトをはじめました（実家は農家じゃないです）。
この農園では、ほかにも農業に興味のある若い人がたくさん集まっています。
将来、独立して農業をやりたいって人も多いんですが、自分も今はできたら、そうなりたいと思うようになりました。
お金を出せばなんでも買える時代ですけど、自分が食べるものがどういう風に成長して、どんな味なのかを知ることができるって本当に貴重な経験だと思います。

毎日、すべての服から汗が絞れるほど体を動かす仕事なんで、1年でびっくりするほど体が丈夫になって、ガタイが良くなりました。
あと、すごく日に焼けて、もう日本人に見えないくらいです。 でも、これってスキルじゃないですね（笑）。
身に付いたスキルといえば、公道でもトラクターを運転できるように、大型特殊免許をとりました！
これまで、資格といえば簿記3級しか持っていなかったんで、前の会社の同期にもちょっと自慢しています。 でも、これにもやっぱりオチがあるんですけど…。

いちばんの失敗は、トラクターの運転操作を誤って、下敷きになってしまったこと。 足の骨を折って、少しの間入院しました。
おやじさんはすごく心配するし、仲間にはバカにされるし、散々でした。
楽しいことは、やっぱり新鮮な野菜が食べられることです。 仲間やご近所さんと、取れたて作物で行うバーベキューは、農家ならではの楽しみだし、どんなご馳走よりもいちばんおいしいくて贅沢だと感じます。