求職者の6割以上が求人メディアの写真に「満足していない」 ~求職者の不満ポイントとは~

調査概要

調査手法:  インターネット調査(外部調査機関)
調査対象:  47都道府県在住かつ、半年以内にアルバイト・パート、正社員、契約社員のいずれかの仕事を探したことがある15~69歳の男女
調査実施時期:  2019年3月1日~3月4日
有効回収数:  3,000サンプル

調査目的

求人メディアに掲載されている写真は、職場や仕事のイメージを求職者に伝えるうえで効果的にもかかわらず、求職者からは写真の質や量に対して不満の声があがっており、望まれている情報を十分に届けることができていない可能性があることがわかりました(当社による求職者インタビューより)。

本レポートは、求人メディアの写真に対する求職者の満足度や不満ポイントをアンケート調査によって明らかにし、写真の内容や枚数をニーズに沿ったものにしていただくことを目的としています。

仕事探しにおける、写真の「質」に対する満足度

求人メディアの写真の質に対する満足度(全体、探している仕事別、年代別)

求職者のうち61.1%が、写真の質に対して満足していないことが明らかになりました。

探している仕事別では、大きな差異はありませんでした。しかし、年代別では10代は45.5%、50代は75.5%の求職者が満足していない結果となっており、年代が高くなるにつれて満足していないと回答する割合が高くなることが明らかになりました。

 

写真の「質」に対する具体的な不満

求人メディアの写真の「質」について不満に思うことのグラフと表

写真の質について、不満に思うことを尋ねたところ、写真は職場のリアルな様子を知るための大事な判断材料であるため、実際の様子がわからない・イメージがわかないという点には多くの不満が寄せられました。
最も不満が多い項目では7割強、最も不満が少ない項目でも3割強の求職者が不満と回答するなど、写真の質に対する不満は多岐に渡ることがわかりました。
なかでも「複数の店舗や支社で使いまわしされていて、実際の職場の写真ではない」(71.8%)、「素材画像が使われていて、リアルな職場・人物が写っていない」(68.1%)ことに対する不満が大きく、職場の環境を正確に伝えることは改善ポイントと言えそうです。

年代別に見ると、50代は「一緒に働く同僚の雰囲気や年齢層がわからない」ことに対する不満の割合が全体よりも8ポイント高く、自分がなじめる環境かどうかを知りたいというニーズがうかがえます。

続いては、写真の「量」について見ていきます。

 

仕事探しにおける、写真の「量」に対する満足度

  求人メディアの写真の量に対する満足度(全体、探している仕事別、年代別)

求職者のうち67.7%が、写真の量に対して満足していないことが明らかになりました。
探している仕事別では、大きな差異はありませんでした。年代別では10代の60.5%をはじめとして、どの年代においても一定数が満足しておらず、写真の質と同様に、年代が高くなるにつれて徐々に満足していないと回答する割合が高くなる傾向が出ました。

 

写真の「量」に対する具体的な不満

  求人メディアの写真の枚数について不満に思うことのグラフと表

写真の量について不満に思うことを尋ねたところ、多い項目では7割弱、最も少ない項目でも4割弱の求職者が不満だと回答しており、すべての項目において一定数が満足していないことが明らかになりました。
特に、職場環境(内観、業務スペース)の写真の不足については不満割合が高く、働くうえで大事な情報の不足に対して不満が強く表れました。

写真を掲載する際には、なるべく複数の場所・人物を掲載すること、たとえば複数の写真を掲載できる場合にはいくつかのパターンで写真を撮影するなどの方法によって求職者のニーズを満たしていくことが可能です。

 

理想の写真の枚数

求人メディアの写真の枚数について何枚くらいなら理想的と思うかのグラフと表

写真の理想の枚数を求職者に尋ねたところ、5~9枚が最も多くの求職者に望まれており、24.1%の回答がありました。
一般的な求人メディアより多い10枚以上を望む求職者は58.5%います。この層は、理想の枚数と現状の求人メディアの写真の枚数にギャップがあり、満足していないことが考えられます。

年代別では、10代で100枚以上を希望する求職者が29.5%と、全体と比較して7ポイントも高くなっており、できるだけ沢山の写真を見たいという強いニーズがうかがえます。

Pick Up 動画に対する期待
 

職場や仕事のイメージを伝えるうえで、写真のほかに動画も効果的です。そこで、仕事探しにおける動画に対する意識についても調査しました。

 
求人メディアの動画の質について期待すること

動画について期待することを尋ねたところ、全体では特に「実際に働く仕事内容」や「内観や外観」「実際に働く職場や従業員の様子」「一緒に働く同僚の雰囲気や年齢層」が6割以上の求職者から選択されており、これらを動画を通して知りたいというニーズがあることがわかりました。

動画撮影の際にこれらを映すことに加え、音声や字幕・テロップといった動画編集のニーズも一定数あり、求職者のニーズを押さえた動画制作をすることで、求職者の応募意向に影響を与える動画になると考えられます。

希望する求人メディアの動画の長さ

動画の長さは、15秒程度、30秒程度の長さを希望する求職者が比較的多く、合計で67.0%いました。

テレビCMも15秒、長いもので30秒程度ですが、求人の動画においても同等の長さが求められており、長ければ長いほど良いというわけではないようです。 回答の傾向から、おおむね1分程度に収まるようにすることがポイントと言えます。

おわりに

今回の調査では、求人メディアに掲載される写真として、職場の様子がきちんと把握できるものやリアルにイメージできるものが求められていること、そして、職場の内観や業務スペース・休憩所といった職場環境についての写真の枚数を多く用意することがポイントであるとわかりました。
これらのニーズを意識した写真を掲載することで、求職者の不満を軽減できると考えられます。

執筆者:ディップ総合研究所 ディップレポート編集室 野嵜 愛

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