【第2弾】外国人採用、69.5%が「良い人材が採用できている」~日本企業500社アンケート調査~

 公開

調査概要

閉じる

  • 調査主体:ディップ株式会社
  • 調査手法:インターネット調査(楽天インサイト調べ)
  • 調査実施時期:2019年4月24日(水)~2019年4月26日(金)
  • 対象者条件:スクリーニング調査:経営者、人事部責任者、人事部担当者/本調査:勤め先の外国人の採用方針について把握している者
  • スクリーニング調査:1,844社 /本調査:500社
詳細を見る
今回の調査対象者の都道府県ごと、従業員数ごと、業界ごと、非正規雇用比率のグラフ

調査背景

2018年10月末、外国人労働者数は146万人を超え、前年同月比14.2%増※1と2007年に届出が義務化されて以降、過去最高を更新しました。
出入国管理法の改正により新たな在留資格制度※2も2019年4月に導入され、今後さらなる外国人労働者数の増加が見込まれます。
このような労働情勢のなかで、外国人労働者の採用、および就業者の定着を図るヒントとするため、外国人労働者の実態を探りました。

※1 出典:厚生労働省「『外国人雇用状況』の届出状況まとめ(平成30年10月末現在)」
※2 日本の深刻な人手不足に対応するため、一定の専門性・技能を有し即戦力となる外国人材を上限5年間受け入れる制度

本レポートについて

外国人労働者の実態を明らかにするために、外国人労働者(海外在住・在日)、採用企業、日本人(労働者・消費者)の3者の視点で調査し、
第1弾「アジア5カ国における日本での就業意向」、第2弾「日本企業の外国人採用実態」、第3弾「在日外国人の就業実態」、第4弾「外国人労働者と働いた経験・外国人労働者のイメージ」の4編成でお届けします。
今回は、第2弾「日本企業の外国人採用実態」です。

関連記事

【第1弾】アジア5カ国の外国人の約8割が日本で働いてみたい! そのうち98%新たな在留資格制度「特定技能」に興味あり!
【第3弾】在日外国人の75.3%が新たな在留資格“特定技能」”制度にとても興味がある” 留学生のうち62.9%は「日本での就職を希望する」
【第4弾】日本人の6割が外国人労働者が増えることに「賛成」 7割以上が外国人からサービスを受けることを許容

【サマリ】

外国人の採用状況と今後の採用意向

外国人を採用している企業の実態

外国人採用の際の工夫

さいごに

外国人の採用状況と今後の採用意向

まずは、どのくらいの企業が外国人採用を行っているのか、また、今後の採用意向はあるのかを見ていきます。

Q.あなたのお勤め先における、外国人の採用方針について教えてください。
  n=1,528(スクリーニング調査n=1,844のうち、「わからない」n=316を除く) 勤務先の外国人採用方針のグラフ

外国人採用を行っている(44.9%)、外国人採用を行っていなかったが今後は行いたい(9.5%)を合わせて半数以上が外国人採用への関心がある一方で、半数近くは「外国人採用を行っていないし今後行う予定もない」(45.6%)と回答しています。

そこで、「外国人採用を行っている」と回答した企業から200社を対象にして採用の実態を伺いました。

外国人を採用している企業の実態

採用している理由・目的

Q.外国人を採用する理由として、あてはまるものをすべて選択してください。
  また、そのなかで最もあてはまるものを1つ選択してください。 n=200 外国人を採用する理由のグラフ

「国籍を問わず優秀な人材確保のため」「人手不足の解消のため」という回答は半数を超え、また、最もあてはまるものとしては「人手不足の解消のため」(30.9%)が最多になりました。

外国人を採用していない企業の採用をしていない理由・考えられるデメリット

Q.これまで外国人を採用していない理由・考えられるデメリットとして、あてはまるものをすべて選択してください。
  また、そのなかで最もあてはまるものを1つ選択してください。 n=300 外国人を採用していない理由・考えられるデメリットのグラフ

現在、外国人採用が進んでいない企業は、「社内の受け入れ体制が整っていないため」「外国人の採用実績がないため」「在留資格などの手続きが面倒なため」など企業側の事情を挙げました。また、「求める日本語能力をもつ人材が少ないため」という回答は、求める外国人と出会えていないという事実とともに、外国人の募集方法、日本語の教育体制が確立していないなど企業側の課題としてもとらえられるでしょう。

外国人採用の結果

Q. 外国人採用について、良い人材が採用できているか教えてください。 n=200 外国人採用について、良い人材が採用できているかの回答グラフ

現在、外国人採用を行っている企業のうち、約7割が「良い人材が採用できている」と回答しています。

外国人の採用方法

「現在、外国人を採用している」企業のうち「良い人材が採用できている」と回答した企業の採用方法です。

Q.現在、外国人を採用している方はこれまで行ってきた外国人の採用方法をお答えください。(複数回答)
  n=139(外国人採用について「良い人材が採用できていない」「どちらとも言えない」と回答したn=61を除く) 外国人を採用している企業で「良い人材が採用できている」と回答した企業の、外国人採用方法のグラフ

約3割は「一般的な求人サイト」を利用して採用活動を行ってきたと回答しています。また、その他にも「外国人従業員からの紹介」「友人・知人からの紹介」など、リファラル採用も2割以上と比較的多くなっています。
次項からは、「現在、外国人を採用している」企業が外国人を採用するうえで工夫していることを探っていきます。

外国人採用の際の工夫

外国人採用にあたっての工夫

Q.外国人を採用するにあたり、行っているものをすべて選択してください。また、そのなかで最も手厚く行っているものとして、
  あてはまるものを1つ選択してください。 n=145(採用するにあたり工夫を「特にしていない」と回答したn=55を除く) 外国人採用にあたり行っているもののグラフ

「現在、外国人を採用している」企業のうち、7割以上は外国人を採用するにあたっての工夫をしていることがわかりました。
また、何かしら工夫している企業のうち約6割は「日本人スタッフとのコミュニケーションの場をつくっている」と回答。ほかにも「語学のフォロー」や「日本人スタッフへの働きかけ」といった対応があるようです。

「現在、外国人を採用を行っている」企業から見た外国人の印象

Q.外国人の就業者への印象として、あてはまるものを1つ選択してください。 n=200

外国人の就業者への印象のグラフ

「学ぶ意欲が高い」(67.0%)をはじめ、「成長の意欲が高い」「自分の考えや思いをはっきりと伝えることができる」「人とのコミュニケーションに積極的である」という点について半数以上がポジティブな印象をもっています。
一方で、「発想力が豊かである」「専門性の高い仕事ができる」という点に関しては、ネガティブな印象が上回っています。

さいごに

今回の調査で、「外国人採用を行っている」(44.9%)、「外国人採用を行っていなかったが今後は行いたい」(9.5%)を合わせて半数以上が外国人採用への関心があり、今後より外国人採用を行う企業の増加が見込まれる一方で、約半数は今後も外国人採用を行わないと回答する結果となりました。

「現在、外国人採用を行っている」企業の7割以上は、外国人採用をするにあたっての工夫をしていることがわかりました。1位「日本人スタッフとのコミュニケーションの場をつくっている」のほかにも、語学面での対応や日本人スタッフへの働きかけの工夫など、単に採用するだけでなく、定着して活躍してもらうための対応を行っています。このような対応は外国人の定着とともに、一緒に働く日本人と円満な関係を築くためにも必要と言えるでしょう。
一方で、外国人採用をしていない企業は、「社内の受け入れ体制が整っていない」「外国人の採用実績がない」「在留資格などの手続きが面倒な」など、企業側の事情を多く挙げています。グローバル社会への対応という意味でも、人手不足の解消や優秀な人材確保という観点でも企業側はこれらの課題と向き合わなければならないでしょう。

今後の外国人採用・定着、そして一緒に働く日本人の定着のためのご参考にしてください。

執筆者:ディップ総合研究所 ディップレポート編集室 川上由加里

関連記事

【第1弾】アジア5カ国の外国人の約8割が日本で働いてみたい! そのうち98%新たな在留資格制度「特定技能」に興味あり!
【第3弾】在日外国人の75.3%が新たな在留資格“特定技能」”制度にとても興味がある” 留学生のうち62.9%は「日本での就職を希望する」
【第4弾】日本人の6割が外国人労働者が増えることに「賛成」 7割以上が外国人からサービスを受けることを許容

あわせて読みたい アルバイト・パートの就業意向調査

アルバイト就業者の3割強が正社員を希望、10~30代男性は6割!未経験にチャレンジ派、経験を活かす派は二極化
「2020年」これまでの求人募集が変わる! 求職者が応募したくなる採用のヒント~アルバイト・パート7,000人アンケート調査~

すべての記事一覧はこちら

この記事がお役に立ちましたら、
いいね!・ シェアをお願いします

いますぐ無料で会員登録

会員限定で、新着情報メルマガをお届けします。
平均時給・記事詳細データのダウンロードもできます!

人気記事
編集部おすすめ