【第4弾】日本人の60.3%が外国人労働者が増えることに「賛成」 7割以上の日本人が外国人労働者からサービスを受けることを許容

調査概要

●調査主体:ディップ株式会社
●調査手法:インターネット調査(バイトル会員)
●調査実施時期:2019年5月6日(月)~2019年5月9日(木)
●対象者条件:47都道府県在住者
●有効回収数:2,992サンプル


 

調査背景

2018年10月末、外国人労働者数は146万人を超え、前年同月比14.2%増※1と2007年に届出が義務化されて以降、過去最高を更新しました。
出入国管理法の改正により新たな在留資格制度※2も2019年4月に導入され、今後さらなる外国人労働者数の増加が見込まれます。
このような労働情勢のなかで、外国人労働者の採用、および就業者の定着を図るヒントとするため、外国人労働者の実態を探りました。

※1 出典:厚生労働省「『外国人雇用状況』の届出状況まとめ(平成30年10月末現在)」
※2 日本の深刻な人手不足に対応するため、一定の専門性・技能を有し即戦力となる外国人材を上限5年間受け入れる制度

本レポートについて

外国人労働者の実態を明らかにするために、外国人労働者(海外在住・在日)、採用企業、日本人(労働者・消費者)の3者の視点で調査し、
第1弾「アジア5カ国における日本での就業意向」、第2弾「日本企業の外国人採用実態」、第3弾「在日外国人の就業実態」、第4弾「外国人労働者と働いた経験・外国人労働者のイメージ」の4編成でお届けします。
今回は、第4弾「外国人労働者と働いた経験・外国人労働者のイメージ」です。

【index】
〇外国人労働者が増えること、一緒に働くことへの許容
〇外国人と一緒に働いたことがある割合
〇外国人と働いてみて良かったこと
〇外国人と一緒に働くときの懸念
〇外国人と一緒に働くときに企業に対応してほしいこと
[Pickup]日本で働く外国人への印象/外国人からサービスを受ける許容

ダウンロード版では、一緒に働いた外国人の雇用形態別に、記事で取り上げたデータをご覧いただけます。

外国人労働者が増えること、一緒に働くことへの許容

Q.今後、日本での外国人労働者が増えることについて、どう思いますか。
  また、あなたご自身が外国人労働者と一緒に働くことについて、どう思いますか。 (単一回答)   n=2,992

 

 日本人の6割以上が外国人労働者が増えることについて「賛成である」「どちらかというと賛成である」と回答。また、自分自身が一緒に働くことについても半数以上が「働きたい」「どちらかというと働きたい」と回答し、いずれもポジティブな傾向です。


それでは、外国人と一緒に働いたことのある人たちが、実際に働いてみてどう感じたか、そして企業に対応してほしいことは何かを見ていきましょう。

外国人と一緒に働いたことがある割合

Q.外国人と一緒に働いたことはありますか。
  また、働いたことがある方は、その当時の外国人労働者の「雇用形態」をお答えください。 (単一回答)  n=2,992
  ※複数の外国人と働いた経験がある場合は、直近で一緒に働いた外国人1名をイメージしてお答えください。



 

約3,000人のうち、6割以上が外国人と一緒に働いたことがあることがわかりました。
この外国人と一緒に働いたことがある人のうち、当時の外国人労働者の雇用形態が「アルバイト・パート」「正社員」だったと回答した人に「外国人と働いてみて良かったこと」を伺いました。

外国人と働いてみて良かったこと

Q.外国人と一緒に働いて良かったこととして、あてはまるものをすべて選択してください。(複数回答)  n=1,335
  (「アルバイト・パートの外国人と一緒に働いたことがある」と回答したn=930、「正社員の外国人と一緒に働いたことがある」と回答したn=405)



 

外国人と働いてみて良かったこととして、「アルバイト・パートの外国人と一緒に働いたことがある」人のうち5割以上が「人手不足が解消された・軽減された」を挙げ、「正社員の外国人と一緒に働いたことがある」人のうち5割弱が「異文化の価値観や発想力などを取り入れられた」を挙げました。一緒に働いた外国人の雇用形態によって回答の傾向が異なることがわかります。「人手不足が解消された・軽減された」以外の項目すべてにおいて「正社員の外国人と一緒に働いたことがある」人の回答が「アルバイト・パートの外国人と一緒に働いたことがある」人の回答を上回っており、人手不足の解消というわかりやすい実益以外にも、外国人労働者がいることでのメリットを実感しているようです。

次項では、「外国人と一緒に働くときの懸念」を「外国人と一緒に働いたことはない」人の回答も合わせて見ていきます。

外国人と一緒に働くときの懸念

Q.外国人と働くときの懸念として、あてはまるものをすべて選択してください。(複数回答)  n=2,303
 (「アルバイト・パートの外国人と一緒に働いたことがある」と回答したn=930、「正社員の外国人と一緒に働いたことがある」と回答したn=405、外国人と一緒に働いたことはないn=968)



 

外国人と一緒に働くときの懸念として、どの回答者においても「日本語が通じないなど言語の壁がありそうなこと」が最も多く挙げられており、特に「外国人と一緒に働いたことはない」人の回答は6割を超え、「正社員の外国人と一緒に働いたことがある」人の回答を13pt上回りました。その他にも、「文化の差をうめられない、コミュニケーションがとれなさそうなこと」「社内の受け入れ体制が整っていないこと」については、どの回答者も同程度懸念しています。

このような懸念も踏まえ、次項の「外国人と一緒に働くときに企業に対応してほしいこと」を見ていきましょう。

外国人と一緒に働くときに企業に対応してほしいこと

Q.外国人と一緒に働くときに企業に対応してほしいこととして、あてはまるものをすべて選択してください。
 また、最もあてはまるものを1つ選択してください。  n=1,335
 (「アルバイト・パートの外国人と一緒に働いたことがある」と回答したn=930、「正社員の外国人と一緒に働いたことがある」と回答したn=405)



 

「アルバイト・パートの外国人と一緒に働いたことがある」人、「正社員の外国人と一緒に働いたことがある」人共に、「複数言語やイラストでの業務マニュアルを準備してほしい」という回答が最も多く挙げられています。そのほかにも語学のフォローに関するものが企業の対応してほしいこととして上位に挙げられました。また、「日本人スタッフへの外国人採用にあたっての背景など事前周知をしてほしい」「日本人社員の語学力を高めるため、英語教室の開催など学習の場を設けてほしい」という日本人スタッフへの働きかけについても3割前後が求めており、「正社員の外国人と一緒に働いたことがある」人の回答の方が多い結果となりました。

最後に、日本人から見た「日本で働く外国人への印象」と「外国人からサービスを受ける許容」を取り上げます。

 
【Pick Up】

日本で働く外国人への印象

Q.従業員が外国人だった場合の印象としてあてはまるものをすべて選択してください。 (複数回答)   n=2,992



 

 

外国人からサービスを受ける許容

Q.あなた、もしくはご家族がお客の立場でサービスを受けることを想像してください。従業員が外国人であることを許容しますか。 (単一回答)   n=2,992

「日本で働く外国人への印象」は、「海外に来て頑張っているので応援したい」という回答が5割近くありました。また、「どのような仕事へも積極的」「もの怖じせずチャレンジしそう」「仕事に向き合う姿勢が真摯」という回答も3割超えています。「外国人からサービスを受ける許容」については、調査を行った6職種すべてで7割以上、多い職種では9割以上が外国人からサービスを受けることに対し許容していることが明らかになりました。

さいごに

外国人労働者が増えることについて6割以上が「賛成」、自分自身が一緒に働くことについて5割以上が「働きたい」と、いずれもポジティブな回答が半数を超えました。
また、外国人からサービスを受けることに対し、調査した6職種すべてで7割以上、多い職種では9割以上が許容しているなど、外国人労働者の存在が一般的となり馴染みつつあることがうかがえます。
新たな在留資格制度の施行など国の施策だけでなく、このような日本人の心理的変化もあり、今後一層外国人労働者が増えることが予想されます。


第4弾「外国人労働者と働いた経験・外国人労働者のイメージ」のPOINT
・外国人労働者が増えることについて6割以上が「賛成」、自分自身が一緒に働くことについて5割以上が「働きたい」
・外国人と働いてみて良かったこととして「人手不足が解消された・軽減された」というわかりやすい実益以外にも様々なメリットを実感
・企業には、語学のフォローだけでなく日本人スタッフへの働きかけも対応してほしい

外国人労働者の実態を明らかにするために、
第1弾「アジア5カ国に在住の外国人に聞いた、日本での就業意向」、第2弾「日本企業の外国人採用実態」、第3弾「在日外国人の就業実態」、第4弾「外国人労働者と働いた経験・外国人労働者のイメージ」
の4編成でお届けしました。

今後の外国人採用の検討、現在働いている外国人労働者の定着のヒントとしてお役立てください。


執筆者:ディップ総合研究所 ディップレポート編集室 川上由加里
 

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