調査概要
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【求人数】3月から減少傾向、緊急事態宣言直後「サービス」「フード」20%減
2020年4月2週目の求人数は307,131件、前年同月同週比105.9%、前週比89.0%。
週ごとの求人数は、2020年1月3週目(2020年1月3週目を100とした指数)と比較すると、87.1%。
前週比は89.0%と、2020年に入り最も高い減少率となった。
職種別で見ると「サービス」79.9%、「フード・飲食」83.8%、都道府県別に見ると「東京都」81.6%が全体よりもさらに減少している。
今回取り上げた多くの職種、都道府県で3月3週目以降、そして、すべての職種、都道府県で3月4週目以降に減少が続いている。
週ごとの求人数<指数>推移 (2020年1月3週目を100とした指数)

<2019年との比較はこちら> ※別ウインドウで立ち上がります。
前週比推移

【雇用形態別】正社員は2月1週目、アルバイト・パートは3月4週目から減少
2020年1月3週目(2020年1月3週目を100とした指数)と比較すると、アルバイト・パート求人は87.1%に対し、正社員求人は68.6%。
正社員求人は2月1週目以降、減少が続いている。
アルバイト・パート求人も3月4週目以降減少が続く。

【職種別】1月3週目比で最大30pt以上減
2020年1月3週目(2020年1月3週目を100とした指数)と比較すると、「工場・製造」は69.9と、他職種よりも減少が著しい。
「工場・製造」は1月後半、「サービス」は3月前半、「フード飲食」は3月後半から減少が続く。

【都道府県別】東京都は全国と比較して-12.9pt
2020年1月3週目(2020年1月3週目を100とした指数)と比較すると、東京都は74.2%と全国的に見ても最も減少している。
その他の都道府県についても、3月3週目以降減少傾向となった。

さいごに
新型コロナウイルスによる影響が雇用に関しても出てきています。
4月16日に発表された全国への緊急事態宣言の影響がさらに出てくることが想定されます。
今後も定期的に同調査を行い、レポートしていきます。
執筆者:ディップ総合研究所 ディップレポート編集室 川上由加里
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