アルバイト就業者の3割強が正社員を希望、10~30代男性は6割!未経験にチャレンジ派、経験を活かす派は二極化

調査概要

●調査主体:ディップ株式会社
●調査手法:インターネット調査(GMOリサーチモニター利用)
●調査実施時期:2020年7月2日(木)~2020年7月10日(金)
●対象者条件:47都道府県内でアルバイト・パートとして就業している15~69歳の男女
●有効回収数:SC調査28,701サンプル/本調査7,047サンプル

アルバイト・パート就業者の仕事探しにおける行動や希望の調査概要のグラフ


本レポートについて

本レポートでは、求職者の仕事探しにおける行動や希望を調査し、‟仕事探し・下調べ”‟正社員の求人の仕事探し”‟未経験の求人の仕事探し”を性別・年代別に調査・分析しています。

【index】
〇仕事探しと下調べ
 ・仕事探しの方法
 ・下調べのタイミングと方法
 ・下調べを行う理由

〇‟未経験の求人”の仕事探し
 ・‟経験を活かす仕事”と‟未経験の仕事”を探す割合
 ・未経験の人が知りたい情報
 ・【PickUp】求職者が知りたい応募資格の情報

〇‟正社員の求人”の仕事探し
 ・雇用形態の希望
 ・【PickUp】正規雇用化への希望の変化
 ・正社員として‟働きたい理由”と‟働けていない理由”
 ・正規雇用化で気になる点
〇まとめ

関連記事では、「募集条件」「待遇・制度・条件」「環境・雰囲気」それぞれにおける求職者の希望や許容を明らかにしています。併せてご覧ください。
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「2020年」これまでの求人募集が変わる! 求職者が応募したくなる採用のヒント~アルバイト・パート7,000人アンケート調査~
https://www.baitoru.com/dipsouken/all/detail/id=422

仕事探しと下調べ

まずは、アルバイト・パート就業者が今後仕事探しをする際の方法・ツールを見ていきましょう。

仕事探しの方法

アルバイト・パート就業者の仕事探しする方法のグラフ

「インターネットの求人サイト・アプリ」(39.5%)は、60代を除くすべての年代が最も優先する仕事探しの方法です。
また、「ハローワーク」は年代が高いほど選ぶ割合が高く、「知人・友人からの紹介」は30代が最もボトムで、年代が低いほど、そして年代が高いほど高くなりました。

次項は、仕事探しの際の下調べについて探っていきます。

下調べのタイミングと方法

アルバイト・パート就業者が仕事探しする際に下調べする割合と仕事探しする方法のグラフ

応募前から就業までの間に8割以上が下調べをすると回答しました。そのうち、「応募前」のタイミングが圧倒的に多く、次いで「応募後、面接前」と、いずれも、企業側が求職者と対面する前のタイミングで、合わせて6割を上回っています。
下調べの方法としては、会社ホームページ、求人サイト、クチコミサイトから情報を得るという回答が上位ですが、「店舗やオフィスを直接見学する」という回答も3割を超えました。では、なぜ下調べを行うのでしょうか。

 

下調べを行う理由

アルバイト・パート就業者が仕事探しする際に下調べする理由のグラフ

求人情報だけでは「働く環境のイメージがわかりづらい」「就業先のイメージがわかりづらい」については5割近くの人が挙げており、次いで、「リアルさに欠ける」「求人情報でも十分だが、できるだけ多く情報を集めたい」という回答が多くなっています。働く環境、就業先の情報はじめ、わかりやすく詳細な情報を伝え、良いことだけでなく、就業の実態を明らかにすることが必要です。

ここからは、アルバイト・パート就業者の‟未経験の求人”‟正社員の求人”の仕事探しについて探っていきます。まずは、‟未経験の求人”はどの程度の人が検討しているのか見ていきます。

‟未経験の求人”の仕事探し

‟経験を活かす仕事”と‟未経験の仕事”を探す割合

アルバイト・パート就業者が未経験の仕事を探す割合のグラフ

‟経験がある仕事のみ”もしくは‟経験がある仕事を重点的”に探す割合は4割以上、‟未経験の仕事、経験がある仕事を同等程度”に探す割合は4割弱、‟未経験の仕事のみ”もしくは‟未経験の仕事を重点的”に探す割合は2割強と、経験を活かしたいという割合がやや高くなりました。一方、9割近くという大多数が‟未経験の仕事も含めて探す”ということも事実です。

未経験の仕事については、経験がある仕事以上に事前に知りたいことが多いと想定されます。どのような情報や研修を求めているのでしょうか。

未経験の人が知りたい情報

未経験の仕事に応募をする際に事前に知りたい情報と希望する研修のグラフ

記載があれば応募しやすい情報として挙げられた「研修内容」や「未経験で入社した人」の情報は、未経験の仕事を含めた仕事探しが約9割を占めるなかでは重要な求人情報のひとつです。特に、記載があれば応募しやすい情報の1位「詳細な研修内容」は5割以上が回答した項目です。
具体的にどのような研修を希望しているのかは、属性別のデータも併せてご参照ください。
▽属性別のデータはこちら

では、‟正社員の求人”の仕事探しはどうでしょうか。

【Pick Up】

求職者が知りたい応募資格の情報

アルバイト・パート就業者が仕事に応募をする際に事前に知りたい応募資格の情報のグラフ


「応募資格」欄で、記載があれば応募しやすい情報の1位は、「未経験OK」と書いてある場合の難易度でした。この結果からも、未経験の仕事に対しての情報が必要ということがうかがえます。

‟正社員の求人”の仕事探し

雇用形態の希望

アルバイト・パート就業者の雇用形態の希望のグラフ

アルバイト・パート就業者のうち3割強が正社員を最も希望すると回答しています。特に、10~30代男性は6割と、他の性別・年代と比較し非常に高い数値です。
また、新型コロナウイルスの影響がまだ低かったであろう同年3月上旬に行った別調査と比較すると、10~20代男性の正社員を最も希望する割合は6.8pt高まっています。

▽3/6~3/10 調査結果はこちら(別ウインドウで立ち上がります)


次項では、正社員を最も希望する人が、なぜ正社員として働きたいのか、なぜ働けていないのかを明らかにしていきます。

 
【Pick Up】

正規雇用化への希望の変化

アルバイト・パート就業者の新型コロナウイルスによる正社員希望の変化のグラフ


新型コロナウイルスにより、雇用にも影響が出てきているなかで、求職者の仕事探しにも影響が出ています。正規雇用化への希望についても、「希望は強くなった」という回答が3割を超えています。

正社員として‟働きたい理由”と‟働けていない理由”

アルバイト・パート就業者が正社員として働きたい理由と働けていない理由のグラフ

正社員として働きたい理由は、1位「給与アップ」、2位「雇用の安定」、3位「福利厚生の充実」という結果になりました。
別調査より、給与アップの理由としては「休日の多い月は収入が減る」「年齢を重ねたことによる周囲との収入格差」、雇用の安定を望む理由としては「将来への不安」「先が見えない」、福利厚生を望む理由としては「正社員と比較したときの不公平感」「結婚・出産による意識の変化」など、将来への漠然とした不安、有期労働者の収入の不安定さや正社員と比較した不公平感への不満の声も多く見られています。
また、働けていない理由の上位は‟再就職に対して”‟自分でもできるのか”‟学歴・職歴”に「自信がない」という内容が占めました。これらの不安を取り除くには、どのような対応が必要なのでしょうか。
次項からは、アルバイト・パート就業者が正規雇用化で気になるとしている点を詳しく見ていきます。

正規雇用化で気になる点

アルバイト・パート就業者の正規雇用化に対する気になることのグラフ

「正規雇用化の実績」をはじめ、ここで挙げられた5つの正規雇用化についての情報は、4~5割の人が気になる点と回答しています。
未経験の仕事探しの場合と同様に、求人情報として必要な情報と言えるでしょう。

まとめ

本レポートでは、仕事探しの際には8割という大多数が下調べを行っていること、9割が未経験の求人を含めて検討していることが明らかになりました。
また、全体の3割強、10~30代男性は6割が、正社員で働くことを最も希望しており、‟未経験の求人”‟正社員の求人”共に、仕事探しにおいて知りたいポイントも明らかになりました。
求職者が応募を検討するための大切な要素を把握し、「募集条件」「待遇・制度・条件」「環境・雰囲気」それぞれにおける希望や許容を知ることはもちろん、どのように仕事探しをしているかを知ることで今後の採用にぜひお役立てください。

「募集条件」「待遇・制度・条件」「環境・雰囲気」それぞれにおける希望や許容ついては、
▽こちら(別ウインドウで立ち上がります)から詳しくご覧いただけます。

本レポートで明らかになったこと
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<仕事探しと下調べ>
・「インターネットの求人サイト・アプリ」は、60代を除くすべての年代が最も優先する仕事探しの方法
・応募前~就業までの間に8割以上が職場について下調べをする

<‟未経験の求人”の仕事探し>
・仕事探しの際に約9割が未経験の求人を含めて探す
・記載があれば応募しやすい情報の1位は「研修内容」

<‟正社員の求人”の仕事探し>
・全体の3割強、10~30代男性は6割が、正社員を最も希望
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執筆者:ディップ総合研究所 ディップレポート編集室 川上由加里
 

 

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