【後編】自由な働き方が叶う「エリア採用」就業実態と職場への要望が明らかに!経験者と現役スタッフ3,800人調査 

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調査概要

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  • 調査主体:ディップ株式会社
  • 調査手法:インターネット調査(GMOリサーチモニター利用)
  • 調査実施時期:2019年12月26日(木)~2020年1月10日(金)
  • 対象者条件:アルバイト・パートとして就業している、47都道府県に在住の16~69歳の男女
  • 有効回収数:本調査3,832サンプル
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今回の調査対象者の性別・年代ごと、居住地ごと、現在の職業ごと、就業状況ごとのグラフ

本レポートについて

「エリア採用」とは、勤務地を一定のエリアに限定したうえで、特定の店舗ではなく、複数店舗での就業を前提とした採用を行い、“企業が指定した店舗で就業する”という手法です。
※「エリア採用」の他に、「ラウンダースタッフ」「社内派遣」といった呼称もありますが、本レポートでは「エリア採用」と表記を統一しています。

前編の「エリア採用」導入企業編に続き、本レポートでは就業者(経験者を含む)の実態と、より効果的にエリア採用を活用するためのポイントを探ります。

■【前編】アルバイト・パート採用企業編
「導入の効果」と「導入企業が考慮している待遇」の2つの視点から、エリア採用を導入する際のヒントを探ります。
■【後編】アルバイト・パート就業者編(本レポート)
就業者の継続意向や満足したこと・要望などを明らかにし、より効果的にエリア採用を活用していくためのポイントを探ります。

【サマリ】

「エリア採用」で働いたきっかけと理由

エリア採用スタッフとして就業して満足していること、不満なこと

準備してほしい研修・教育・職場環境・相談フロー

エリア採用で働く場合の職種の希望と許容

エリア採用から1つの店舗への転換

さいごに

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「エリア採用」で働いたきっかけと理由

「エリア採用」で働いたきっかけ

まずは、どのようなきかっけで「エリア採用」スタッフとして働き始めたのかを見ていきましょう。

「エリア採用」で働いたきっかけのグラフ

「当初からエリア採用で働く目的で自ら探していた」人は3割に対し、「たまたま応募した求人がエリア採用だった」人は4割という結果になりました。
また、人から勧められたという人も2割弱いることがわかりました。
(従業員の紹介をきっかけに選考を行う「リファラル採用」に関する記事はこちら)

では、どのような理由で働いたのでしょうか。

 

「エリア採用」で働いた理由

「エリア採用」で働いた理由のグラフ

エリア採用として働いた理由として最も多いのは、「勤務日数・勤務時間が選べそうだったから」47.1%という結果になりました。
2番目に多い「空いた時間を有効活用できそうだったから」31.8%と比べると、15.3ptの差がついています。エリア採用を希望する就業者は、勤務日数や時間に関する自由度の高さを重要視していると言えそうです。

次に、エリア採用スタッフとして就業して感じる満足していること・不満なことについて探っていきます。

エリア採用スタッフとして就業して満足していること、不満なこと

「エリア採用」で働いてみて満足していることのグラフ
 
「エリア採用」で働いてみて不満なことのグラフ

満足だったことのトップ3には、前述の“エリア採用で働いた理由”のトップ3と同じ内容の項目がランクインしました。就業前に想定していた、働き方や隙間時間の有効活用が実現できているようです。

不満だったことの上位には、「働く環境が変わりすぎて対応が大変だった」「多くの人とやり取りしなければならなかった」「仕事内容が幅広すぎた」など、エリア採用ならではの項目が占める結果となりました。
また、前出の満足だったことでも下位だった「研修・教育」に関することが2位となっており、調査結果を裏付ける結果となりました。

通常時給と比較した希望の時給アップ額や、エリア採用の場合に許容できる通勤時間については下記のリンクからご覧ください。※別ウインドウで立ち上がります。
・通常時給と比較した希望の時給アップ額について
・エリア採用の場合に許容できる通勤時間について

 

「エリア採用」で今働いている人と、過去働いていた人に聞いた継続希望/再就業意向

「エリア採用」で働きたいかの表とグラフ

全体の4割が「エリア採用で働きたい」と回答しました。
現在就業中の人と過去にエリア採用で就業していた人と分けて見てみると、過去に就業していた人の方が16.8pt就業意向が高く、半数を超える結果となりました。
現在エリア採用で就業している人は、「どちらともいえない」が44.3%で最も多くなりましたが、「継続して働きたい」と34.8%が回答しています。

準備してほしい研修・教育・職場環境・相談フロー

準備してほしい研修・教育

ここからは就業者がエリア採用で働く際に整えてほしいと感じている、「研修・教育」「職場環境」「相談フロー」についてそれぞれ見ていきます。

「エリア採用」で働く際に準備してほしい・整えてほしい研修・教育についてのグラフ

前出の「不満な事」の2位に研修・教育の不十分さが挙げられていた通り、7割近くが準備してほしい研修や教育があることがわかりました。
準備してほしい内容としては、「各店舗での業務マニュアルの準備」や「店舗ルールやその他業務以外の注意点の事前共有」を希望する声が多く集まりました。

 

エリア採用での就業先・店舗の実態

ここで、エリア採用での就業先・店舗の実態について見てみましょう。

「エリア採用」での就業先・店舗はどのような範囲(業態、ブランド)だったかのグラフ

エリア採用での就業先・店舗の実態では、「同じ業態・ブランドでの就業ではない可能性がある」47.6%、「グループ内の同業態かつ同ブランド」38.2%という結果になりました。

就業先店舗が同じ業態・ブランドでの就業ではない可能性が高い場合、店舗ごとの業務マニュアルがあると就業者側も安心して就業したり、スムーズに業務を進めることができるかもしれません。

準備してほしい職場環境

「エリア採用」で働く際に準備してほしい・整えてほしい職場環境についてのグラフ

7割近くが準備してほしい職場環境があると感じており、「休暇申請しやすい仕組みにしてほしい」という割合が最も多く、32.8%という結果になりました。2位とは12ptの差がついています。

2位には「エリア採用にあたっての背景などを事前周知してほしい」が挙がっています。
エリア採用の調査の前編において、導入している企業側の採用後に感じた効果の1位では「柔軟な働き方が従業員に浸透する」が挙がっていましたが、就業者側からするとまだ通常採用のスタッフへの周知が進んでいないように感じられるのかもしれません。

次に、準備してほしい相談フローについて見ていきます。

準備してほしい相談フロー

「エリア採用」で働く際に準備してほしい・整えてほしい相談フローのグラフ

6割以上が準備してほしい相談フローがあるということがわかりました。
今まで見てきた「研修・教育」や「職場環境」と比べると、突出した項目はなく、どの項目も16~20%強となっています。

相談相手としては、多い順に「店長など就業場所の責任者」「エリアマネージャーなどエリアごとの責任者」「各職場での先輩・同僚」となりました。
「エリア採用者どうしが相談できる仕組みにしてほしい」についても19.4%あり、エリア採用者ならではの悩みを相談したり、情報交換をしたりできる場が望まれていることがわかります。

前出の「研修・教育」や「職場環境」含め、今後の導入の参考や、現状の課題改善の参考にしてください。

次からは、エリア採用で働く場合の職種の許容と希望について見ていきます。

エリア採用で働く場合の職種の希望と許容

「エリア採用」で働く際に許容できる職種のグラフ

「販売」「フード・飲食」「軽作業」はエリア採用で働く場合の許容職種と希望職種で同じ順位となっています。「許容できる」に対し、「希望する」割合が高い職種は、高い順に「販売」「教育」「オフィス」となりました。

 

普段、仕事探しをする際に許容許容できない職種のうち、「エリア採用」であれば許容できる職種

ここで、普段アルバイト・パートの仕事探しをする際に許容できる職種と許容できない職種のうち、「エリア採用」であれば許容できる職種について見てみましょう。

普段アルバイト・パートの仕事探しをする際に許容できる職種のグラフ

普段の仕事探しをする際に許容できる職種では「販売」が最も多いですが、許容できない職種のうち「エリア採用」であれば許容できる職種においては、販売よりも「フード・飲食」が多い結果となりました。

エリア採用を導入することで、通常であれば許容しない層からの応募も期待できるかもしれません。

エリア採用から1つの店舗への転換

ここからは、エリア採用での就業から1つの店舗での就業に切り替えることについて見ていきます。まずは切り替え有無の割合と、切り替えに関する理由について見ていきましょう。

1つの店舗絵の就業に「切り替えた理由」のグラフ
 
1つの店舗絵の就業に「切り替えなかった理由」のグラフ

エリア採用で働く求職者の8割強が固定の店舗での就業に切り替えておらず、3割強が「1つの店舗への就業を提案されなかった」という理由でした。
切り替えた理由・切り替えなかった理由をそれぞれを見てみると、どちらも最もあてはまるものの回答で「出勤日数・時間の自由な選択」が最も多い理由となっています。
他にも、「出勤が楽な店舗である事」や「シフト決定の速さ」なども上位に挙がっています。

上記の理由や、前出の「エリア採用で働いた理由」の上位の結果からもわかるように、エリア採用就業者は自由な働き方を好み、それが実現しやすい店舗や働き方を重視していると言えそうです。

 

各条件の場合の切り替え意向

1つの店舗での就業に切り替えることへの意向のグラフ(相談できる人がいた場合、就業先の店舗が選べた場合、就業条件に変更がなかった場合)

前出の準備してほしいことでは7割近くが相談フローの用意を希望しているように、まだあまり相談する環境が整っていないようですが、「1つの店舗での就業切り替えに関して相談できる人がいた場合」は、36.7%が1つの店舗に切り替える意向が高くなると回答しています。
また、「就業先の店舗が選べた場合」や「就業条件に変更がなかった場合」についても、3割強が切り替え意向が高くなることがわかりました。

さいごに

本調査で明らかになったこと
=================================
<「エリア採用」で働いたきっかけと理由>
・「エリア採用」の就業のきっかけは、「当初からエリア採用で働くことを目的で探していた」人は30.0%、「当初エリア採用で働く予定ではなかった」人(エリア採用を目的として探していない人)は61.2%
・「エリア採用」で働いた理由として最も多いのは、「勤務日数・勤務時間が選べそうだったから」47.1%

<エリア採用スタッフとして就業して満足している点・不満な点>
・満足だった点は、1位「希望する出勤日数・時間で働くことができた」、2位「空いた時間を有効活用できた」、3位「時給が高かった」
・不満だった点は、1位「時給が低かった」、2位「研修・教育が不十分だった」、3位「働く場所が変わりすぎて大変だった」

<準備してほしい研修・教育・職場環境・相談フロー>
・準備してほしい研修・教育は、「各店舗での業務マニュアルの準備」36.5%、「店舗ルールやその他業務以外の注意点の事前共有」35.9%
・エリア採用での就業先・店舗の実態は、「同じ業態・ブランドでの就業ではない可能性がある」47.6%
・準備してほしい職場環境は、「休暇申請しやすい仕組み」の職場環境が32.8%
・準備してほしい相談フローは、相談相手として多い順に「店長など就業場所の責任者」「エリアマネージャーなどエリアごとの責任者」「各職場での先輩・同僚」

<エリア採用で働く場合の職種の許容と希望>
・エリア採用で働く場合の職種の許容と希望は、許容職種と希望職種で同じく「販売」「フード・飲食」「軽作業」
・普段アルバイト・パートの仕事探しをする際に許容できない職種のうち、「エリア採用」であれば許容できる職種で最も多いのは、「フード・飲食」

<エリア採用から1つの店舗への転換>
・エリア採用で働く求職者の8割強が固定の店舗での就業に切り替えておらず、切り替えなかった理由の3割強が「1つの店舗への就業を提案されなかった」
・切り替えた理由と切り替えなかった理由のどちらも、最もあてはまるものの回答で多い理由は「出勤日数・時間の自由な選択」
=================================

前編では、エリア採用導入企業を中心に「導入の効果」と「導入企業が考慮している待遇」などを探り、今回の後編ではエリア採用就業者(経験者含む)の就業実態から、継続意向や満足したこと・要望などについて明らかにしてきました。
エリア採用の導入を検討する際や、既に導入されている場合は現状の見直しや改善にお役立ていただけますと幸いです。

<前編記事>
【前編】複数店舗で働く「エリア採用」、導入企業の8割が継続意向、8割が効果を実感

調査担当者:ディップ総合研究所 ディップレポート編集室 川上由加里
執筆者:ディップ総合研究所 ディップレポート編集室 太田瑠美子

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