【勉強会Report】りらいあコミュニケーションズ株式会社様

<テーマ>
求職者に「選ばれる」、就業者に「選ばれ続ける」ために
明日から変えるべき5つの対応

りらいあコミュニケーションズ株式会社

会社概要

■りらいあコミュニケーションズ株式会社
■代表者:代表取締役社長 網野 孝
■本社事務所:〒151-8583 東京都渋谷区代々木2-2-1 小田急サザンタワー16F
■設立:1987年6月
■従業員数:[正社員]12,533名 [契約社員]23,711名(2020年3月末現在、連結)
■事業内容:コールセンターの受託運営・設置・人材育成

採用市場を知り、何ができるか考えるきっかけを作りたい

りらいあコミュニケーションズ株式会社様は北海道から沖縄まで全国に多数の拠点を構えており、年間通じて多くのパートアルバイトの方を採用していらっしゃいます。 採用活動をされていく中で、「昔ながらの感覚的な採用活動になっているのではないか」「採用市場の動向を把握し切れず、応募していただく求職者の方がどのような考えを持っているのかわからない」「求職者ファーストでの採用活動が行えていないのではないか」など、課題に感じられていることについて伺いました。
さらに今年は新型コロナウィルスの流行で採用市場や求職者の心理にも影響があったこともあり、勉強会を通じて採用市場や求職者ニーズ、他社の取り組み事例等をお伝えすることで、何ができるか考えるきっかけやヒントになればという思いから勉強会を開催いたしました。

実施前アンケートにより、現在の採用業務の課題が明らかに

勉強会を実施する前に、ご参加いただく約200名の方にアンケートをお願いし、現在の採用業務で課題に感じていることについて採用フローごとに伺いました。

課題を感じる採用フロー
課題と感じる具体的な内容

現在の採用業務において93.2%が課題感を抱いていることが明らかになりました。具体的にどのフローに対して課題を感じているのかを見てみると、特に「募集~面接前」と「稼働~定着」の部分に課題を感じている事がわかりました。
課題の内容としては、「募集~面接前」のフローでは、応募数が少ない事や求めている人とのミスマッチに関する内容が上位にあがっています。「稼働~定着」のフローにおいては、就業1か月未満の早期離職や、業務に慣れてくる頃の就業6か月未満の離職を選択した割合が他の項目と比べて圧倒的に多く、課題感を強く感じていることがわかりました。

 

勉強会で取り扱った内容の一部をご紹介

ここからは、スピーカーのご紹介と、実際に勉強会で使用した資料の一部を
いくつかピックアップしてお伝えしていきます。

ディップ株式会社 ディップ総合研究所 川上 由加里

 略歴

2009年:ディップ株式会社入社 はたらこねっと事業本部配属(現:HR事業本部)
    [担当] 新規顧客~既存顧客
    [規模] 中小~大手
    [業種・職種] コール、事務、技術、IT、Webクリエイティブ、建築、販売、警備、製造、軽作業
2018年:ディップ総合研究所の立ち上げに参加
2019年:ディップ総合研究所サイトオープン、広報兼務開始
2020年:ディップ総合研究所レポートレポート編集課 課長

今回の勉強会では、まず「日本国内の就業に関わる実態」や「新型コロナウイルス」による求職者の仕事選びへの影響について、労働市場を取り巻く環境の変化についてお伝えし、その後、事前アンケートの「現在の採用業務においての課題」で上位に挙がったフローを中心にお伝えしました。

 

■労働市場を取り巻く環境の変化
~日本国内の就業に関わる実態~

有効求人倍率/就職率/充足率 ※画像をクリックし、拡大してご覧ください。

資料内の上段のグラフが、新規求人倍率と有効求人倍率。下段のグラフは、新規求人に対する就業率と充足率です。
9月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.01ポイント低下の1.03倍※1四半期別7~9月は1.05倍※1(同)となりました。四半期別に推移で見ると、昨年の10~12月期をピークに低下しており、昨年の同時期比で0.54pt低下となっています。
リーマンショック前の2007年、回復後2013~2014年などと近い数字ではあるものの、景気回復次第、かつ、リーマンショックの際も半年~1年後が低下のピークのため、今後も精察する必要があります。
また、新規求人に対する充足率は2015年以降10%台で推移してきており、2020年も大きな変化は見られません。比較として2009年、2010年は30%前後です。
新規求人が増えるなかで、充足率の上昇は然程大きくなく、企業側の要求が高くなっていること、求職者の希望に沿っていないことなどが考えられます。
※1 厚生労働省 一般職業紹介状況(職業安定業務統計) / 一般職業紹介状況 / ~令和2年9月」

 

■求職者・就業者の仕事選びと対応策
~求職者に選ばれるための募集~

コールセンターの就業後のギャップ ※画像をクリックし、拡大してご覧ください。

上記のグラフは、コールセンター勤務者の「就業前の期待や印象」と「就業後の実態」についてのデータです。折れ線グラフはこれら2つの差異(ギャップ)を表しています。
データから、「仕事内容」と「給与の妥当性」へのギャップが大きいことがわかります。
それでは、求職者はどのような情報を求めているのでしょうか。


求職者が知りたい仕事内容の情報と応募意向 ※画像をクリックし、拡大してご覧ください。

勉強会では、給与や勤務地などの条件についてもお伝えしましたが、ここでは「仕事内容」に付いて取り上げます。ますは左のグラフ、求職者が「仕事内容」欄で記載があれば応募しやすい情報について見てみてみましょう。このデータを見ると、単なる作業内容だけではなく、どんなスケジュールで進めるのか、業務をするにあたりどんなスキルが必要なのか、作業はどのように進めるのかなど、より具体的な内容を求めていることがわかります。
また、右のドーナツグラフでは、情報を知ることができた場合に約6割の人が応募意向が高くなると回答しています。
これらの項目を参考に、具体的に記載することで、求職者に就業イメージが湧きやすくなり、応募意向を高めることができそうです。

 

~就業者に選ばれ続けることで実現できる定着~

入社半年以内の離職 ※画像をクリックし、拡大してご覧ください。

上記は、入社半年以内の離職率に関するデータです 。
入社半年で実際に「辞めた」人は2割を超えています。また、辞めなかった人の中でも、約6割が「辞めたい」と思った経験があることがわかります。
ここでは辞めた理由に関するデータは割愛していますが、辞めたいのと思う理由についてお伝えすると、「人間関係や雰囲気が良くなかった・自分に合わなかった」といった人間関係に関する問題が他の項目と10pt以上もの差をつけています。その他の理由と複合することで、離職に繋がっているのではないかと考えられます。

就業を継続した理由 ※画像をクリックし、拡大してご覧ください。

次に、辞めたいと思った経験があるが、辞めずに就業を継続した理由について見ていきます。データを見ると、多い順に「シフトや休みが希望通り・頻度が適当」「人間関係が良い・自分に合っている」「仕事の難易度が適当」という結果になっています。最終的には、求職者にとって働きやすい状態であるかどうかが就業継続に関するポイントになると言えそうです。


※勉強会の資料は、記事の最後にリンクやボタンがございますので、そちらからダウンロードしてご活用ください。

勉強会にご参加いただいた方からのコメント

勉強会を通して、採用市場の変化や求職者から「選ばれる」条件を理解することができました。
私が担当しているお客様の企業の立地は、新宿等のターミナル駅から30分以上離れており、職場までの乗り換えが多いため、求職者から選ばれにくいのではないかと思っていましたが、勉強会のデータから職場の雰囲気や人間関係、仕事の内容の伝え方次第で、求職者から選ばれる可能性を高めることができると感じました。
就業場所は木目調の柔らかく温かい雰囲気のある休憩室や、スタッフへの感謝イベントがあり、仕事内容はチームにより難易度は異なりますが、管理者のサポート体制が充実しており、スタッフの多様性(未経験者、勤務形態や年齢、性別、バックグラウンドの多様さ)のある働きやすい職場だと感じています。 今後は採用室と連携し、求職者に「選ばれる」就業先となるように努力したいと思います。

この夏、担当プロジェクトの人員拡大で募集を行うことになったのですが、市況としてはコロナの影響で求職者も多く、時給も勤務地も比較的優位な条件にあると考え、過去の求人広告を使い回して募集を行いました。 「結局は時給と場所でしょ。」と気軽に考えていたのです。
しかし、結果は求める人財の応募はなく、採用しても早期退職…。 一体何がいけないのかを模索していたタイミングでの勉強会参加でした。まさに目から鱗で、求人広告に大いに問題があることがわかり、本当に勉強になりました。
なかでも「求人原稿はターゲットに合わせた書き方をする」という内容が、印象に残っています。 「詳細が書かれているようで、書かれていない」という言葉も印象的で、こちらが伝えたいことばかりを記載し、求職者が就業後のイメージを具体的に描けるような情報は少なかったことに気づかされました。今回の勉強会で求職者がどんな情報を求めているのか、また、定着には何が必要なのかが、具体的にわかりました。
また早々に採用の機会があるため、「選ばれる」求人広告、「選ばれる」職場になるよう、勉強会で学んだ内容を反映させていきたいです。

勉強会を開催してみて

勉強会開催前の事前アンケートでは、改めて社内スタッフの9割以上が課題を感じているという点を再認識でき、採用業務では、募集~面接までの部分と、入社後の稼働~定着に課題があるということを知ることができました。
勉強会では、新型コロナウィルスの影響を含めた労働市場を取り巻く環境の変化を定量的に知ることができ、多様化する人財のニーズ理解や、「選ばれる」「最後まで選ばれる」「選ばれ続ける」ための対応が必要という点、仕事選びの譲れない条件として、コールセンター特有の条件面へのこだわりを知ることができました。
また、募集時の原稿内容に詳細を記載し、職場の環境や雰囲気を伝えるための画像、ターゲットに合わせた情報を掲載することで求職者に選んでもらえる可能性が高まる点や、定着させるためには、縦横双方からのコミュニケーションや働くスタッフのニーズに沿ったシフト設定や柔軟な対応が重要なポイントということが理解できました。
今後も定期的に労働市場を共有する場を設けるなど、社内のスタッフに対して情報発信をしていきたいと考えています。

満足度と今後の参加希望

 

【開催概要】
開催日時:[第1回目]2020年11月12日(木)/[第2回目]2020年11月17日(火)
参加人数:計202名 (第1回目:97名 / 第2回目:108名)※第1回、第2回重複参加者 3名
開催方法:Zoom

■勉強会で使用した資料をダウンロードいただけます
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執筆者:ディップ総合研究所 ディップレポート編集課 太田瑠美子

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