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空とぶくじら社

事業所の特徴

20〜80代の知的障害のある方を中心とした利用者の、日中活動や生活支援をしている事業所です。日中活動では90名の利用者へ作業(印刷・軽作業・パン作りなど)を通した社会貢献の場を作っています。生活の支援では65名の利用者が豊かな生活を送れるよう生活支援をしています。支援者は総勢120名程度で多世代にわたります。

スタッフの声

スタッフの声スタッフの声入社24年目・Hさん

入社のきっかけ

以前は自動車販売をしていたんですが、営業スタイルが自分の性格と合わず退職しました。フリーターになったことで、当時は自分に自信をもつことができませんでした。そんな自分でも誰かの役に立てるのかと考えた時に、体ひとつで人を助けられる福祉の世界に興味がわきはじめました。障害者の方の力になれないかと職場を探し、同愛会にたどり着きました。

入社のきっかけ入社のきっかけ

利用者さんとの思い出

入社してすぐ、満腹中枢が機能しない利用者さんと出会いました。自閉気味でもあり、思うようにならないと大声を出してしまいます。特に出会ってすぐの僕にはなかなか心を開いてくれず、はじめは先輩スタッフの言葉しか聞いてくれませんでした。コミュニケーションがとれるようになるまでは2年近くかかったかもしれません。それでも彼と向き合うことができたのは、相手の歴史を知る機会があったからでした。
くじら社では利用者さんの成育歴を共有する会議があり、どんな風に育てられたのか、どんなことに苦戦してきたのかを把握します。虐待の有無など、気持ちをコントロールできない背景を知ると拒絶反応にも納得でき、「何とかしたい。ゆっくり隣にいよう」と思えました。相手に言葉が通じた時は嬉しかったですし、もっと力になりたくなりました。彼との時間でこの仕事の意義が分かり、彼を「この仕事の師匠」だと思って今もがんばっています。

リエゾン笠間

事業所の特徴

身体障害のある利用者を対象とした食事・排せつ・入浴・着替え・服薬などの介助、健康管理、日中活動の支援を行う事業所です。入所定員50名・短期利用10名ほどの利用者をサポートします。フランス語で「つなぐ」という意味をもつ「リエゾン」を名前に掲げ、利用者と地域の架け橋となれるよう、「終の棲家」だけでなく「通過型施設」としての役割を追求しています。

スタッフの声

スタッフの声スタッフの声入社18年目・Yさん

入社のきっかけ

以前は大学病院で看護師をしていたのですが、出産を機に転職をしました。リエゾン笠間に応募したのは、自分の地元であることと、隣に保育園があることが魅力的だったからです。前職と環境が似ているため、障害のある方と過ごすことに対しては抵抗がありませんでした。病院よりも利用者さんと何気ない時間を過ごすことが多いことから、サポートの幅を広げたい気持ちも出てきたため、今では支援員の業務も行うようになりました。

入社のきっかけ入社のきっかけ

利用者さんとの思い出

日中活動を行う「251(nico-ichi)」という作業場を上郷町につくったことですね。「251」ができるまでは昼間にできることが少なく、利用者さんたちが退屈していそうに見えたんです。みなさん事情があり、自ら望んでここにいるわけではないことが分かっているのでいっしょに何かをしたいと思っていました。私の趣味がハンドメイドだったので、まずは簡単なキャンドルなどを作ってみることから始めました。施設から離れた場所に作業場をつくることで利用者さんの世界を広げるきっかけにもなったと思います。1度外に出る経験ができると「バスで向かってみたい」「クリニックに1人で行ってみたい」と声が挙がるようになったんです。もちろん失敗もたくさんありますが、地域の人にも頼りながらみなさんの世界が広がっていくのが嬉しかったです。

てらんザウルス

事業所の特徴

軽度の知的障害がある方を対象としたグループホームでの生活支援と通所の作業支援(または活動支援)を行う事業所です。利用者の自立度が高く、グループホームでは食事の準備や調理、清掃、洗濯、入浴などを見守り、作業所では利用者のレベルに合わせたプログラムで地域社会への参加・一般就労を目指した活動を行っています。

スタッフの声

スタッフの声スタッフの声入社1年半・Kさん

入社のきっかけ

幼い頃、自閉症の友達がいたんです。当時は子どもだったので障害については気にせず仲良くしていたこともあり、福祉の仕事には特別難しいイメージはありませんでした。それよりも、私にとっては面接や履歴書で学歴・職歴を語るような仕事探しの方が苦手でした。自分の過去の経験を活かして誰かのためになるのであれば、障害者支援が合っているのかもと思い入社しました。

入社のきっかけ入社のきっかけ

利用者さんとの思い出

グループホームで何度も入院を繰り返していた利用者さんがいるんですが、その方が外に出られるようになったことは印象的です。てらんザウルスの利用者さんは、障害のレベルが軽度だからこそ葛藤が多くて、その方も自分の思い通りにならないとパニックになってしまったり、倒れてしまったりするんです。体調が安定せず3ヵ月ほど入院を繰り返す時期もありました。ただ、グループホームのイベントに参加してから変わりました。怖がる背中を押していっしょに外に出てみると、人と交流することが新鮮で楽しかったようです。特にテーマパークは大好きで、「みんなと遊びに行きたいから元気にがんばる」と言ってくれるようになりました。今は1年半くらい入院していませんし、自分で稼いだお金を使えるように働きたいとまで言ってくれるようになりました。利用者さんの気持ちを尊重し、これからも見守りたいと思います。

ダイア磯子

事業所の特徴

軽度の障害がある方が人生を豊かにすること・働くことを応援し、グループホームとクリーニング工場を運営しています。クリーニング工場では職業指導を行い、一般企業への就労支援も行っています。グループホームでの生活サポートも含め、利用者が社会や地域に貢献できるよう努めています。

スタッフの声

スタッフの声スタッフの声入社2年目・Sさん

入社のきっかけ

母が相談員をしていたことから、小学生の頃から障害者のある方との関わりが多くありました。障害があるとはいえ、私は「こういう性格の方もいるよなぁ」という感覚で接していたのですが、公共の場で自分以外の方が距離を置いているのを見かけた時に将来の夢が相談員になりました。「障害のある方への理解が深い相談員」になるため、障害福祉サービスの種類が豊富な同愛会に入ることを決めました。

入社のきっかけ入社のきっかけ

利用者さんとの思い出

私はクリーニング工場での就労支援を主に行っていて、そこで作業がとても速い女性と関わることが多かったんです。彼女のスピードは助かるのですが、ホテルに送るタオルをグシャッと置いてシワをつけてしまうんですよね。障害は軽度であるため言葉はスムーズに伝わるものの、習慣づいたことを直すのは大変。なかなかキレイに運べず、やり直すことが続きました。しかし「色んな作業を自分でできるようになりたい」と気持ちを打ち明けてくださっていたこともあり、他のスタッフとも粘り強く伝えていこうと決めて見守りました。まずは「1日15枚は絶対にキレイに仕上げる」などできる目標から設定。いっしょに成功体験を増やすことは達成感がありますし、利用者さんの変化を感じた時は嬉しいですね。

芹が谷やまゆり園

事業所の特徴

港南区と南区の間の山にある、定員総数66名の知的障害がある方を対象とした施設です。神奈川県立の施設で社会福祉法人白根学園と共同で運営しています。食事や入浴などの身の回りのサポートや、創作活動や機能維持訓練などの日中活動を支援することで、利用者が穏やかな生活を送りながら社会参加できることを目指しています。

スタッフの声

スタッフの声スタッフの声入社3年目・Kさん

入社のきっかけ

就職活動のエージェントで紹介されたことがきっかけでした。当時は経済を勉強していたので証券会社などの仕事を探していましたが、スタートが遅かったのでなかなか仕事が決まりませんでした。視野を広げるならどんな仕事をしようかと会話した時に「自分が接することで人を助けたい」という気持ちに気がついて、エージェントの方に同愛会を紹介していただきました。これまで関わってこなかった福祉の世界も、全く知らないからこそ自分の可能性が広がる気がして興味をもてたので入社を決めました。

入社のきっかけ入社のきっかけ

利用者さんとの思い出

利用者さんが備品が置いてある部屋に近づいた時に、問題が起こるんじゃないかと思って注意してしまったことがあったんです。でも彼女にとっては、自分でもトイレットペーパーなどの交換をしていてよく使っている部屋でもあったんです。利用者さんに「あなたと話したくない!」と言われてしまってハッとしました。同じ「知的障害」でも苦手なことは違いますし、小さなことでもチャレンジすることで役目を感じられているんだなと。その方には、きちんと謝罪したことで会話ができるようになり、彼女の大好きなマラソン大会にいっしょに参加する仲になれました。相手の性格やできることと向き合えるようになって、利用者さんとの関わりが楽しくなってきましたね。

まちなと

事業所の特徴

知的・身体障害のある方の日中活動と生活を支援する事業所です。必要とする方が誰でも自由に出入りができるよう、「街の中の港」の意で「まちなと」と名付けました。利用者も職員も若い方が多く活気があります。生活の中でも製パンや農作業などの作業を行う中でも、できることは自分で行えるよう見守っています。

スタッフの声

スタッフの声スタッフの声入社16年目・Iさん

入社のきっかけ

中学の頃に商店街のイベントでボランティアをやったことがあり、地域の方やお年寄りとの関わりが楽しかった記憶があって福祉を学びはじめました。大学で障害者支援の奥の深さに惹かれてからは、障害がある方の生活の中に自分が入ることで楽しみを生み出せたら、大きな役目のあるお仕事だなと思ったんです。同愛会は学生時代の実習先で、就活セミナーにも参加し利用者さんとの関わりが楽しくて応募しました。

入社のきっかけ入社のきっかけ

利用者さんとの思い出

てんかん発作がよく出てしまう利用者さんに、入社してすぐに腕を噛まれてしまったことがありました。先輩に話すと、思いを上手く伝えられない時に相手を噛んでしまうことがある利用者さんだと知りました。別の施設では噛みつきを避けるため、物理的に距離を保てる長いスプーンでの食事補助を受けたり、排泄の介助を受けずに1日を過ごしていたそうです。気持ちを正しく理解できれば、利用者さんも自分も楽しく生活できるかもしれないと思い、腕に段ボールを巻きながら会話してみました。スタッフみんなで声かけをして、いっしょに過ごす時間も増やしたんです。そうすることで、私たちの思いが伝わったのか利用者さんが穏やかになってきたんですよ。以前はなかった笑顔を見せてくれるようになると、幸せな気持ちになりました。