アルバイトの大学生が辞める主な理由

アルバイトの大学生が辞める理由には、普遍的な要因から(大学生ゆえの)特徴的なものまでさまざまあります。具体的に挙げると次のとおりです。
- 大学生活との両立が難しかった
- 就職活動に専念したかった
- 時給が低いと感じた
- タイムパフォーマンスが悪いと感じた
- 体調を崩すことが多かった
- 仕事が辛かった
- 仕事が単調過ぎてつまらなかった
- スタッフとの人間関係がよくなかった
- 規則が厳しかった
以下、それぞれ紐解きます。
大学生活との両立が難しかった
いうまでもなく大学生の本分は学業です。そのため、授業やレポート、試験の準備など、負担が増えると、アルバイトとの両立が難しくなることがあります。専攻によっては、実験や実習、フィールドワークなど時間的拘束が強い課題も多いでしょう。また、サークルや部活動も同様です。大学生活を優先した場合に、時間を割けなくなることは往々にしてあります。そうした状況下では、シフトは調整しづらいはずです。結果として辞めざるを得ないことも当然考えられます。
就職活動に専念したかった
大概は3年生も後半になると就職活動が本格化していきます。大学生にとって人生の大きな転換期です。企業研究やエントリーシート作成、面接準備などに追われることも多くなるでしょう。そのため、就職活動に専念すべくアルバイトを辞める(辞めないにせよ大幅にシフトを減らす)方が出てきても何らおかしくありません。また、社会をより密接に知ろうとインターンを募集する企業で働き始める大学生もいます。この時期は、どうしてもそうした動きが見られがちです。
時給が低いと感じた
生活費や学費の一部を自らの収入でまかなっている場合、時給の低さを理由にアルバイト先を変えるケースはしばしば見受けられます。特に物価や生活費が高い都市部では顕著な傾向です。また、友人のアルバイト先と比較して自身の時給が低いとわかれば、すぐに辞める(アルバイト先を変える)方向へと舵を切る方も少なくありません。近年では、時給の情報もSNSなどを通じて簡単に共有されます。こうした世相もまた、大なり小なり影響はあるでしょう。
タイムパフォーマンスが悪いと感じた
昨今は、大学生をはじめ若者たちの間で「タイムパフォーマンス」の概念が大切にされています。これは、投じた時間に対して得られる対価や経験の価値を表す言葉です。
アルバイトにおいても、だらだらと長時間働くのではなく、効率よく十分な報酬を得られるかが重視されています。時間を無駄使いしているように感じられれば、たちまちアルバイト先を変えようと動く向きは、決して少なくありません。
体調を崩すことが多かった
学業とアルバイトの両立を無理に行った結果、過度な負担がかかれば体調を崩してしまう人も当然出てきます。特に深夜勤務や不規則な勤務形態のアルバイトの場合、生活リズムは乱れやすく、睡眠不足や疲労の蓄積につながりがちです。
また、立ち仕事が多い飲食業や小売業などでは、長時間労働が慢性化しています。体調不良に陥るリスクは高いでしょう。これを危惧して(健康を優先して)、アルバイトを辞める決断に至る学生も多いように見受けられます。
仕事が辛かった
業務に対して想像以上に辛いと感じ辞めてしまう方も多々見られます。大学生になり初めてアルバイトをした人なら特にその傾向にあるかもしれません。接客業務ではクレーム対応も出てきます。肉体労働で予想以上に体力を削られてしまうのもよく見る光景です。職場の人間関係に悩むことだってあるでしょう。経験がない状態で、これらに打ち勝つことはやはり困難です。辞めるのも無理はないといえます。
仕事が単調過ぎてつまらなかった
同じ作業の繰り返しや、そもそも仕事をあまり分けてもらえない場合、彼・彼女らは物足りなさを感じてしまうでしょう。特に知的好奇心が旺盛な方、自己成長を大切にしている人にとっては、退屈でしかないかもしれません。大学のうちに将来役に立つスキルの習得や経験を積みたいと考える向きは、多くいらっしゃいます。その期待に応えられなければ、より挑戦的で学びの多い環境を求めて辞められてしまうのは、至極自然な流れです。
スタッフとの人間関係がよくなかった
職場の人間関係は、アルバイトを継続するうえで非常に大切な要素です。大学生が多く働く場所では特にセンシティブな問題かもしれません。アルバイト先がアットホームな環境になればなるほど、窮屈な思い、孤立感を抱く方も出やすくなります。大学生にとって、アルバイト先は学校以外で社会とつながる大事なコミュニティです。そこで良好な人間関係を築けなければ、辞めるという選択に至るのも無理はないでしょう。
規則が厳しかった
仮に規則が厳しい場合も、大学生の定着を妨げているかもしれません。「欠勤の連絡に対してすごい剣幕で叱られた」「服装や髪形にうるさい」「休憩を取るのに面倒な手続きがある」など、窮屈さや不自由さを感じる場面が頻繁にあるようなら、より自由な環境で働こうと辞めていくのは、当然考えられることです。
辞めそうな大学生のアルバイトに見られる兆候

辞めようとしている大学生のアルバイトには、行動に共通点が見られます。いわばそれは、辞める兆候です。具体的には次のような変化がそれに当たります。
- 急なシフトの変更や休みの申し出が増える
- 遅刻や欠勤が増える
- 仕事のミスが増える
- 休憩からなかなか戻ってこない
- コミュニケーションが減る
- 打ち上げや食事の席に参加しなくなる
以下、それぞれ詳述します。
急なシフトの変更や休みの申し出が増える
これまでそういったことがなかった方が、急にシフトを変更したり、休みを申し出たりするようになった場合は注意が必要です。アルバイトよりも優先することが出てきたのかもしれません。あるいは単純にモチベーションが低下している可能性を示唆しています。
遅刻や欠勤が増える
遅刻や欠勤の増加は、仕事への意欲が下がったことを暗示しているかもしれません。特に事前の連絡がない場合は注意が必要です。総じて行動の節々にアルバイトを蔑ろにしている様子が垣間見えれば、近々辞める可能性が高いといえるでしょう。
仕事のミスが増える
オーダーミスや計算ミス、操作ミスなど、以前はなかった業務上の不手際が目立つようになった場合、そのスタッフ(大学生)には何らかの心理的変化が生じている可能性があります。モチベーションが下がり集中力が切れている背景を辿るとそこには、辞めたいという意志が作用しているかもしれません。
休憩からなかなか戻ってこない
休憩から戻るのが遅くなる頻度が増えてきた場合も、気を付けた方がよいかもしれません。特に休憩時間を超過するようになったら赤信号です。職場に対して何かしらネガティブな思いを抱いている可能性があります。
コミュニケーションが減る
入って間もない頃は活発にコミュニケーションを取っていた学生が、徐々に無口になっていくことがあります。チームワークを要する作業で消極的な姿勢を見せたなら、なおさら注意が必要です。それがあまりに顕著な変化であれば、職場環境に不満を募らせていることや、仕事に対する興味への喪失などがうかがえます。
打ち上げや食事の席に参加しなくなる
以前は職場の親睦会や打ち上げなど、業務外のイベントにも積極的に参加していた方が、ある時を境に欠席するようになった場合は、職場と距離を取ろうとしていることが考えられます。大学生活が忙しくなったからかもしれませんが、その背景に人間関係の悪化などネガティブな要素があれば、おそらく(参加しない)理由も言わないまま来なくなっているはずです。
アルバイトを辞めたい大学生のよくある切り出し方

本章では、大学生がアルバイトを辞める際の切り出し方について、いくつか紹介します。アルバイトを辞めたい大学生のなかには、直接的な表現だけでなく、婉曲的にその意思を伝える方もいます。それぞれの例が表象するものは何か。そこには少なからず大学生の心理を捉えるためのヒントが転がっているかもしれません。
学業が忙しくなってきたので……
「学業が忙しくなってきたので……」は、典型的な理由につながる切り出し方の一つです。同じように、次のような言葉にもとって代わります。
- 「レポートや課題が増えてきて、両立が難しくなってきました」
- 「来学期から専門科目が増えるので、勉強に集中したいと思います」
- 「研究室に所属することになり、実験や論文作成の時間が必要になりました」
学業との両立に苦慮し、泣く泣く辞めざるを得ない方もいらっしゃるでしょう。一方で、この理由は使い勝手の良さがあることも否めません。人間関係の問題や仕事内容への不満などを直接言いづらい場合にも使われることがあります。
就職活動が始まるので……
3年生の夏以降、就職活動を理由にアルバイトを辞める方が見られます。その時の切り出し方として「就職活動が始まるので……」は、ポピュラーなフレーズです。同じように、次のような言葉にもとって代わります。
- 「そろそろ就職活動を本格的に行いたいと思います」
- 「インターンシップに参加する予定があり、シフトを調整するのが難しくなりそうです」
- 「企業説明会に参加する機会が増えてきました」
こうした状況は、大学生を雇う以上、どうしても避けられないと思った方がよいでしょう。したがって、あらかじめ想定の下、人員を確保していく必要があります。
ほかの仕事に興味が出てきて……
キャリアアップや新しいスキルの習得を目指して、別のアルバイトや仕事に挑戦したいと考える学生も多いはずです。この場合、切り出し方としては「ほかの仕事に興味が出てきて……」といった類のフレーズが使われます。次のような言葉も同様です。
- 「自分が描いている将来のキャリアに関連する分野でアルバイトを探すことにしました」
- 「専攻分野の業界でインターンシップの機会があり、そちらに挑戦したいです」
- 「新しいスキルを身につけたいので、別の業種のアルバイトを考えています」
比較的ポジティブな印象を受けますが、裏を返すと、自社や自店舗でも挑戦させられる環境を作れたなら(業種が共通するなど条件が揃っていたなら)、辞められずに済んだかもしれません。
家族の事情で……
「家族の事情で……」と切り出されるケースもよく見受けられます。個人的な問題ゆえにあまり踏み込めず、致し方なく許容せざるを得ないことがほとんどです。具体的には次のようなフレーズが、この類に含まれます。
- 「家族の介護が必要になり、時間を作る必要があります」
- 「家庭の経済状況が変わり、より収入の良いアルバイトを探さなければならなくなりました」
- 「実家に帰ることになりました」
気を付けたいのは、(この理由に限らずですが)仮に真偽が疑わしい場合でも、追究する真似はしないのが無難です。
体調が安定しなくて……
健康上の理由も、アルバイトを辞める際によく使われる理由の一つです。学業とアルバイトの両立によるストレスや疲労の蓄積は、実際に多くの学生が経験しています。そのため、「体調が安定しなくて……」と切り出されることも、想定の範囲内です。同じように次のような言葉にもとって代わります。
- 「最近、体調を崩すことが多く、働くのが難しくなりました」
- 「睡眠不足が続いており、生活リズムを整えたいと思います」
- 「持病を治すのに時間をかけることにします」
体調面が理由に挙げられた場合もまた、個人的な事情です。デリケートな問題のため特に、軽はずみな対応にならないよう気を付けましょう。
アルバイトの大学生から辞めることを切り出された時の対処法

では、実際にアルバイトの大学生から辞める意向を伝えられた状況下で、どう対応すればよいのでしょうか。ずばり、対処法は次のとおりです。
- まずはきちんと話を聞く
- 一時的な休職を提案する
- 妥協案を提示する
- 続けることのメリットを提示する
以下、それぞれ具体的にお伝えします。
まずはきちんと話を聞く
辞める意向を伝えられたら、まずは彼・彼女らの話をじっくりと聞くことが大切です。傾聴の姿勢を崩さず、最後まで聞くことで、学生たちは本音を伝えやすくなります。よく観察すると言葉では表現されていない感情も読み取れるかもしれません。信頼関係を築ければ、問題の本質も浮き彫りになるでしょう。
一時的な休職を提案する
理由によっては、完全に辞めるのではなく、休職を提案することも一つの方法です。試験期間の後や就職活動が落ち着いた時にまた復帰することを検討してもらってはいかがでしょう。後述する妥協案とも重なりますが、業務にきたす支障を少しでも抑えるには、こうした打診も必要になってきます。
妥協案を提示する
辞める理由が仮に学業との両立が難しい場合は、「シフトを減らすなど負担を最小限に抑える」、仕事内容への不満なら、「彼・彼女らの希望を聞き出し、それに近い業務を割り当てる」といった具合に、妥協案を提示することも、お店や企業側ができる対応だと考えます。現実的か否かをさておき、学生たちのニーズに寄り添う姿勢を見せることが大事です。それによって考えを変えてくれる可能性は決してゼロではありません。
続けることのメリットを提示する
就職活動の際のアピール材料になることや、スキル習得のチャンスなど、続けるからこそ生まれるメリットについては大学生のためにも伝えてあげた方がよいでしょう。決して悪いことではありませんが、あまり深く考えずに辞める方も一定数いらっしゃいます。ゆえに、辞めない方が自分にとってプラスと思わせられれば、(辞める意向を)撤回してくれるかもしれません。願わくは、「先月卒業した先輩は、ここでの経験を生かして○○業界に就職しました」や「昨年からこのポジションを任されるようになった△△さんは、今では店長候補として活躍しています」といった事例を伝えることができれば、より効果的です。
アルバイトの大学生から辞めることを切り出された時のNG行為

前述した対処法とあわせて念頭におきたいのが、大学生から辞めると切り出された時にやってはいけないことです。主なNG行為としては、次のような態度や対応が挙げられます。
- 感情的に反応する
- 脅迫や圧力をかける
- 辞める理由を批判する
- 正式に辞めることが決まる前に全従業員に周知する
- ほかのスタッフに責任を負わせる
- 曖昧な対応で先延ばしにする
以下、これらについて詳述します。
感情的に反応する
辞める意向を伝えられた際、怒りを露わにすることは避けましょう。「急に言われても困る!」「無責任だ!」と憤りをぶつけることで学生を萎縮させてしまいます。当然、建設的な話し合いはできません。また、「君に期待していたのに……」といったような落胆する様子を見せてしまっても、学生たちに罪悪感を与えるだけです。かえって反発を招く可能性もあります。もちろん、皮肉や嫌味をいうのもよくない行為です。「じゃあ、もう来なくていいよ」といった言葉が醸し出す邪気は職場全体の雰囲気をも悪化させかねません。
脅迫や圧力をかける
辞めることを思いとどまらせようと、脅迫や不当な圧力をかけることは絶対にしてはいけません。法的にも問題です。信じられませんが、世の中には、辞められる腹いせに違約金の請求や個人情報の漏出をほのめかす発言をする方がいます。これをやってしまうとマイナスにしかなりません。企業の信頼は失われ、評判が地に落ちることは容易に想像できるでしょう。
辞める理由を非難する
辞める理由を頭ごなしに否定、非難するのも避けましょう。「そんな理由で辞めるなんておかしい」「それくらいで辞めるなんて甘い」と一喝したところで、学生たちはネガティブな感情が増幅するだけです。心証を悪くした結果、悪評が拡散されることもあります。
正式に辞めることが決まる前に全従業員に周知する
辞める意向を伝えられた段階で、それをほかの従業員に広めることも避けるべき行為です。まだ決まっていない情報が広がることで混乱を招くケースは往々にしてあります。本人の意思に反していればなおさらです。また、正式な決定を前に再考してもらえる余地がないとも言い切れません。短絡的な周知は、その可能性を奪う行為にもなります。
ほかのスタッフに責任を負わせる
辞める意思を申し出た学生の穴を埋めるために、ほかのスタッフに過度の負担をかけることもやめましょう。引き継いだ方々の疲労やストレスが蓄積すれば、同じように離職へとつながります。職場全体のチームワークや士気にもかかわる問題です。これを回避するにはやはり、欠員補充に向けた速やかな採用が無難かと考えます。
曖昧な対応で先延ばしにする
辞める申し出に対して、「また後日話し合おう」など曖昧な対応で事態の収束を先延ばしにしてしまっては、学生の不安を募らせるだけです。「わかった」と承諾したように見せ、音沙汰なく何も連絡しないのも当然、無責任な行為に当たります。結果、いわゆるブッチ、バックレにつながることは珍しくありません。辞めると告げられた側としては、その場で具体的に次のステップを提示し、それに沿って進める段取りを組んでいくことが必要です。
アルバイトの大学生の定着率を上げる方法

アルバイトの大学生が辞める理由や申し出があった際の対応について一とおり理解は深まったと思います。と、それらを踏まえてやはり考えていきたいのは、どうすれば辞められずに済むかではないでしょうか。そう、定着率を上げる方法です。いくつか挙げましょう。
- 学生生活を考慮した柔軟なシフト制度を設ける
- 定期的に 1on1 の MTG を行う」
- 相談しやすい環境を整える
- 昇給やインセンティブを提供する
- 研修やスキルアップの機会を増やす
- 採用要件を今の時代の価値観に合わせる
以下、それぞれ詳述します。
学生生活を考慮した柔軟なシフト制度を設ける
融通が利くシフトは学業との両立を図りやすくしてくれます。たとえば、自己申告制にした場合、学生たちはテスト期間や課題の締め切りなどに合わせてシフトを組むことができます。そもそもシフト入力自体、従業員間で容易に行えるシステムが構築出れば(導入できれば)、急な予定変更もスムーズでしょう。また、1日1~2時間程度でも働けるようにすれば、心理的ハードルはぐっと下がるはずです。こうしたスキマ時間を活用できるのであれば、とりあえず辞めずに居続けてもらえるかもしれません。いずれも、柔軟な働き方の実現がもたらす効果です。
定期的に1on1のMTGを行う
1on1MTG(ミーティング)は、学生の悩みや要望を早期に把握し、問題解決につなげる重要な機会です。「将来どんな仕事をしたい?」「このアルバイトで身につけたいスキルは?」といった質問も効果的でしょう。学生のキャリア目標を理解し、可能な範囲でサポートできれば、愛着も深まるはずです。さらには、学生たちの良いところを具体的に伝えるなどフィードバックも丁寧に行えれば、なお望ましいと考えます。
相談しやすい環境を整える
個別のMTGだけに頼らず、そもそも学生たちが気軽に相談できる環境づくりが必要でしょう。たとえば、スタッフ管理の責任者やリーダーが、「何かあればいつでも声をかけてね」と日頃から声をかけることが大切です。とはいえ直接言いづらいこともあるかもしれません。したがって、匿名で参加できる目安箱のようなプラットフォームを用意することをおすすめします。そのほか、メンター制度も有効です。経験豊富な従業員を新人のメンターとして割り当て、業務上の相談だけでなく、学生生活の悩みにも応えてあげられる体制が構築できると、安心感はもちろん、より楽しくアルバイトのお仕事に打ち込んでもらえると考えます。こうしたポジティブな感情は、多少なりとも定着率向上にもつながるはずです。
昇給やインセンティブを提供する
時給アップが望めるのであれば、それは学生たちの長期間働くモチベーションにつながります。インセンティブがあることも同様です。特に、在籍(勤続)期間に応じて報酬が得られるようであれば、それに向けて頑張ってくれることは大いに期待できます。
研修やスキルアップの機会を増やす
将来について悩む大学生たちにとって、スキルアップの機会は非常に貴重です。就職活動に使える経験を求める方が多いことも考えると、研修プログラムや社内勉強会を大学生たちにも積極的に実施できれば、満足度も上げられるでしょう。ひいては定着率アップにもつながるはずです。
採用要件を今の時代の価値観に合わせる
アルバイトの大学生を定着させるためには、採用の段階から意識が必要です。採用要件や選考プロセスが果たして現代の学生の価値観に合っているかどうかは定期的に見直しましょう。具体的には、服装・髪型を自由に任せることやオンライン面接の実施などが挙げられます。
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大学生がアルバイトを辞める理由に対して真摯に向き合うことが大事

業界によっては、大学生が主力として活躍するお店、企業も少なくありません。そうしたなかで、彼・彼女らに突然辞められてしまうのは、大なり小なり痛手です。ではなぜ辞められてしまうのか。その理由に対して真摯に向き合えなければ、今後も同じことの繰り返しです。もちろん、理由の把握に終始するのではなく、対策もしっかり講じる必要があります。
上記を踏まえた内容を、拙稿にてくわしく述べてきたつもりです。アルバイトの大学生が辞めることにお困りなら、あらためてお読みいただき、ヒントを見つけてもらえると幸いに存じます。
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