株式会社ヒマラヤ

「個人SNS禁止」でも情報共有はここまで変わる。電話リレーから脱却したヒマラヤの現場改革

2026.8.31

株式会社ヒマラヤ

業種
サービス
URL
https://www.hmry.jp/

株式会社ヒマラヤ様は、スポーツ用品小売業として店舗やオンラインサイトを全国に展開し、顧客第一の店舗企画・運営のもと、スポーツ用品、アウトドア用品、ゴルフ用品などを販売しています。同社では長年、リスク管理の観点から「個人SNSの業務利用」を禁止してきましたが、その一方で、店長が数十名のスタッフ一人ひとりに電話をかける「人海戦術」による大きな負担が生じていました。今回は、店舗運営部 人材・評価育成チームの峰行様と、店舗運営部 店舗運営チーム 第1ブロックの本間様に、バイトルトーク導入の経緯と現場の変化についてお話を伺いました。

地震、コロナ禍……緊急時の「電話リレー」が店長の大きな負担に

取材風景

――事業の特徴や力を入れている取り組み、現在のスタッフ構成について教えてください。

株式会社ヒマラヤ 店舗運営部 人材・評価育成チーム峰行様(以下、峰行様):当社はスポーツ小売業として、スポーツ用品の販売はもちろん、スポーツに限らず、日常における皆さんの健康にも目を向け、地域のお客様の生活をより豊かにできる会社を目指しています。最近では、スポーツ用品に特化したリユース事業の展開・拡大にも力を入れており、スポーツ用品の循環にも注力しています。

株式会社ヒマラヤ 店舗運営部 店舗運営チーム 第1ブロック本間様(以下、本間様):私は店舗運営チーム第1ブロックを担当しており、現在は新潟から静岡までの15店舗を管理しています。テナント店やロードサイド店など、店舗形態はさまざまですが、規模の大きい店舗では、社員十数名に対してアルバイトスタッフが100名を超えることもあります。

――バイトルトーク導入前、店長とアルバイトスタッフのコミュニケーションはどのように行われていましたか?

峰行様:世間でSNSによる不祥事や炎上が問題視される中、当社でもトラブルを未然に防ぐため、「個人SNSの業務利用禁止」というルールを明文化していました。ただ、傍から見ていて、これは非常に不便でもあると感じていました。たとえば災害時、地震が起きたり、大雨で営業開始時間を遅らせたりする場合、店長は在籍している30名、多い店舗では100名近いスタッフ一人ひとりに電話をかけなければなりません。公私を分けたいスタッフもいれば、仲間とのつながりを重視するスタッフもいる。そうした多様な価値観がある中で、全員が気持ちよく働ける「オフィシャルな場」が必要だと考えていました。

本間様:以前から個人SNSの業務利用が禁止されていたため、社員同士は社用携帯で、アルバイトスタッフとの連絡は基本的に「電話」か「ショートメール」で行っていました。私自身、店長時代にコロナ禍を経験しましたが、営業時間の変更や安否確認のために、毎日スタッフ全員に手分けして電話をかけていました。不便さは感じていましたが、その中でも何とかやりくりしていたというのが実情でしたね。

「無料なの?」という驚きと、長年の信頼関係が導入の後押しに

取材男性

――バイトルトークを知ったきっかけと、導入の決め手となったポイントを教えてください。

峰行様:採用面で長くお付き合いのあるdipさんからご紹介いただいたのがきっかけです。最初に話を聞いたときは、率直に「なぜ無料なのですか?」と質問しました。

本間様:私も同じ反応でした。ただ、実際に触ってみると、操作感が普段使っているトークアプリとほとんど変わらず、これなら10代の高校生から年配のスタッフまで、特別な教育をしなくても使ってもらえると感じました。以前、別のツールを試した際は現場に浸透しなかったのですが、バイトルトークは開発段階から継続的に改良されていく様子が見えていたので、「これならいける」と感じましたね。

――バイトルトーク導入にあたって、社内のセキュリティ面でのハードルはありませんでしたか?

峰行様:当社でもセキュリティ面はとくに重視していましたが、開発の経緯や安全性についてしっかり説明を受けたうえで、セキュリティ基準の確認や試用期間を含め、約1年かけて慎重に検討を行いました。dipさんには採用面で7〜8年にわたり大変お世話になっており、前任の担当者の方を含め、非常に誠実かつ謙虚に、一生懸命当社に向き合っていただいてきました。そうした信頼関係があったからこそ、安心・安全を確認したうえで、導入への一歩を踏み出すことができたのだと思います。

伝達がスムーズに。正確な情報共有がコミュニケーションの質を変えた

取材女性

――実際に導入して、どのような変化がありましたか?

本間様:導入して間もない頃に大きな地震があったのですが、その際の対応は劇的に変わりました。掲示板で一斉に指示を出すと、誰が読んだかが一覧でわかります。手当たり次第に電話をかける必要がなくなり、出先でも電車の中でも状況を把握しながら指示を出せるようになったのは、店舗運営において非常に大きな安心材料となりました。

峰行様:大きかったのは、「伝言ゲーム」がなくなったことです。これまでは、本部から店長、店長からアルバイトスタッフへと情報が伝わる中で、内容が少しずつ変わってしまうことがありました。バイトルトークであれば、本部が伝えたい「赤」という情報が、現場のアルバイトスタッフまで「赤」のまま届きます。この正確性は、業務上のミスを防ぐうえでも非常に重要だと感じています。

――スタッフの皆さんの反応はいかがですか?

本間様:主婦スタッフからは、「プライベートのSNSを教えなくて済むので安心」という声や、「子どもの急な発熱で休む際も、まずはアプリで状況を伝えられるので心理的に楽になった」といった声を聞いています。もちろん、「基本は電話連絡」という社会人としてのルールは残していますが、状況に応じて使い分けられる環境が、スタッフの安心感につながっていると思います。

作業工数を減らし、お客様と向き合う時間を最大化したい

――今後、バイトルトークをどのように活用していきたいですか?

本間様:現在は、私の管轄する15店舗で順調に稼働していますが、今後はさらにほかのブロックにも拡大していく予定です。緊急時の連絡だけでなく、よりスムーズな店舗運営を支える基盤にしていきたいですね。

峰行様:店舗運営において、店長やブロック長の本来の仕事は、売上を伸ばすことや、お客様へのサービスを向上させることにあると思っています。スタッフへの電話連絡や、メール文面をコピーして送信するといった作業に忙殺されるのではなく、もっと生産性の高い業務に時間を使ってほしい。バイトルトークの導入が、お客様と向き合う時間を増やすきっかけになればと期待しています。

取材協力:株式会社ヒマラヤ

株式会社ヒマラヤ

スポーツ用品専門チェーンとして、スキー、スノーボード、サッカー、野球、ゴルフ、テニス、フィットネスなどの小売事業を全国に展開。「スポーツと健康を通じて、世界中の人々の豊かなライフスタイルに貢献する」というビジョンを掲げ、多様化するライフスタイルに最適な商品・サービスを提供しています。

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