就職活動のあり方は年々多様化しています。それに合わせて「秋入社」を視野に入れたり、「秋採用」を積極的に実施したりといった企業も少なくありません。本記事では、両者をあらためて定義しつつ、それぞれの背景、メリット・デメリットに触れたうえで違いを整理。加えて、昨今の就職活動をどう捉え、具体的に何をすることが求める人材の獲得につながるのか網羅的にお伝えします。ぜひ、お役立てください。

秋入社とは?秋採用とは何が違う?昨今の就職活動に対して知っておくこと

  • 2025.08.25
  • 2025.08.25

就職活動のあり方は年々多様化しています。それに合わせて「秋入社」を視野に入れたり、「秋採用」を積極的に実施したりといった企業も少なくありません。本記事では、両者をあらためて定義しつつ、それぞれの背景、メリット・デメリットに触れたうえで違いを整理。加えて、昨今の就職活動をどう捉え、具体的に何をすることが求める人材の獲得につながるのか網羅的にお伝えします。ぜひ、お役立てください。

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秋入社とは?

秋入社とは、文字どおり秋の時期すなわち9~11月頃にまとまって新たに社員を迎え入れる制度や取り組みを指します。もちろん、そこには背景、そして企業にとってのメリット・デメリットが存在するわけです。以下、具体的に取り上げます。

秋入社に至る理由

秋入社の人材に狙いを定めて求人を出す企業がなぜ多いのか。基本、春に一斉入社できなかった学生や転職希望者を取り込むためです。大学院進学や留学からの帰国、国家試験の受験などで春入社に間に合わなかった方々が秋に向けて就職活動を本格化させることを少なからず視野に入れているといえます。そうした背景もあってか、とりわけ近年は通年採用を導入する企業も増加中。主に第二新卒を秋に迎え入れる戦略などそこかしこで見受けられます。業績や人員計画の再構築も然り。秋入社を見据えた人材確保は、いまや当たり前に浸透しています。

企業にもたらす秋入社のメリット

秋入社を実施することは、単なる人員補充にとどまりません。たとえば、春に入社した社員とずらして受け入れることで、研修や教育のリソースを分散でき、より丁寧な育成につなげられます。また、年度の半ばに新しい仲間を迎え入れることで、組織が活性化する効果も期待できるでしょう。入社のタイミングを増やすことでその分、優秀な人材と出会えるチャンスは広がります。前述した秋入社の理由には、これらのメリットも当然影響しているはずです。

企業に及ぼす秋入社のデメリット

秋入社にはいくつかデメリットも潜みます。たとえば、コスト面の負担です。春と秋で別々に採用を行う場合、広告費や担当者の工数はその分かかってきます。また、秋入社に狙いを定めた場合、母集団の形成自体が難しく、候補者数が少ないなかでの採用活動を余儀なくされるケースも否めません。また、評価体系も春のそれとは適用条件が変わってくるでしょう。総じて、人事にとっては業務が煩雑になってしまう可能性は高いかもしれません。

秋採用とは?

秋採用とは、一般的に9月以降に企業が実施する採用活動を指します。欠員補充や通年採用を掲げる企業ではそのまま秋入社につなげる一方で、秋に選考を行いながらも入社時期は翌年4月とし、春入社組に合流させるケースが一般的な印象です。つまるところ、秋採用は「入社時期」ではなく「採用を行う時期」を指す言葉といえます。

秋採用が行われる理由

秋採用が行われるのは、主に二つの理由があります。一つは、春の採用活動で予定した人数を確保できなかった場合の補完です。内定辞退や人員計画の見直しによって追加採用が必要になることもあるでしょう。その際、秋に再び採用の場を設けるわけです。喫緊の課題であれば秋入社に至ることもしばしば。また、春に就職活動ができなかった学生に対してアプローチするのも狙いの一つに挙げられます。新たに母集団形成を図るべく、秋採用を仕掛ける企業は年々増えているように見受けられます。

秋採用のメリット

秋採用のメリットは、やはり人材確保でしょう。内定辞退や計画の見直しによって追加の採用が必要になるケースは往々にしてあります。そして秋は、まさにうってつけのタイミングです。第二新卒をはじめとした転職層や学業の関係で出遅れた就活生など、アプローチできるターゲットは決して少なくないといえます。なおかつキャリアを慎重に再考している方も一定数まぎれているため、優秀な人材との出会いも十分期待できるはずです。

秋採用のデメリット

秋採用もまた秋入社と同様の問題を抱えています。たとえば、春夏に比べて就職活動を続けている学生そのものが減っていること。加えて、人件費や広告費、研修コストや採用担当者の作業負荷も嵩みがちな点。他方、秋入社と違って翌春までに入社を辞退されるケースも考えられます。これらは決して軽視できないデメリットです。

秋入社、秋採用に影響する昨今の就職活動の特徴

近年は就職活動にも多様な動きが見られます。学生の行動や企業の採用手法が変化するなかで、それは当然の流れといえるでしょう。ゆえに、秋入社や秋採用が浸透しているようにも考えます。ざっと特徴を挙げましょう。

以下、それぞれ補足します。

インターンシップから採用直結への流れ

かつてインターンシップは、企業理解を深めたり、社会の現場を体感したりといった場にすぎなかったのが、近年はそこから選考や内定につながるケースも出てきています。長期インターンであれば学生の適性や働きぶりを見極めやすく、短期のプログラムであっても早期接点をもとに本選考へ誘導する動きが一般的になっている状況です。学生にとってはいわば就職活動の一環といえます。それゆえ企業にとってもうまく活用することが、採用難の昨今においては求められるわけです。インターン経由での内定者が増えれば秋の段階で就職活動を続ける学生層は絞り込まれます。秋採用を実施するといって悠長に構えていられません。事実、こうした動きにも敏感になる必要があります。

内定辞退率の上昇

近年、内定辞退率が高まっていることも企業にとっては大きな悩みの種でしょう。それは売り手市場と呼ばれる昨今の求人市況の象徴ともいえます。春先に人材を確保できても、辞退されてしまったばかりに秋以降、再度採用を行わざるを得ないという状況も決して珍しくありません。

留学生・海外大生の増加

グローバル化や多様性が重視される時代において、採用市場には留学生や海外の大学出身者も増えてきている印象です。こうした人材は学事暦や帰国時期が日本と異なるため、春の就職活動に合わせられず、秋以降に本格的に動き出す場合も少なくありません。企業から見れば、語学力や国際感覚を備えた人材と接点を持てる貴重なタイミングといえます。

就職活動チャネルの多様化

就職活動の方法はここ数年で大きく広がっています。従来の就職サイトや合同説明会に加え、ダイレクトリクルーティングやSNS、キャリア支援サービスなど、学生と企業が出会う場は多層化しました。結果として、学生は複数のルートを併用しながら活動を進めることが一般的になっています。キャリア人材もまた同様です。積極的に複数のチャネルを利用し、希望の条件と合致する企業を探しています。入社の時期にこだわらない向きがあるのも、いわばこの趨勢を反映しているのかもしれません。

秋入社、秋採用におすすめのサービス

秋入社や秋採用を効果的に進めるには、ケースバイケースで必要な求人サービスを使い分ける、もしくは併用することが肝要です。そこには担当者の手厚いサポートなども含まれます。裏を返せば、安易にサービスを選んでしまうと、秋入社、秋採用ならではのコツはもちろん、“求人市況の今”や求職者の態度変容を無視したまた進めることになりかねません。

そうしたなか、dipが提供するサービスはあらゆるニーズに沿ったバリエーションの豊かさが特徴です。たとえば『バイトル』。認知度十分かつビジュアル訴求も得意ゆえにミスマッチを減らした採用が期待できます。アルバイト・パートを秋採用で確保していきたい企業も少なくないでしょう。ぜひ、おすすめです。

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人手不足をケアするためにも秋入社、秋採用に注力しよう!

多くの職場で人手不足の慢性化が問題視されています。そうした世相もあってか、いまや、秋入社を見据えたり秋に採用を強化したりといった動きも珍しくありません。むしろ多くの現場で当たり前に取り組んでいるようにも見受けられます。実際、春に取り逃した人材や秋以降に動き出す層と接点を持つことは戦略的にも理に適っています。もちろん、必ずしもうまくいくとは限らず、コストが増えるといったマイナスの側面も否めませんが、やはりそれ以上に人材確保が見込めるメリットは捨てがたいでしょう。秋入社、秋採用。決して侮ってはいけないと考える次第です。

▶関連記事:定期採用(新卒一括採用)とは?通年や中途との違いなど企業向けに解説


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