採用面接でノーネクタイOKと案内する企業が増えているように見受けられます。堅苦しさを与えず応募者に好印象を持ってもらう思惑もそこにはあるかもしれません。本記事では、企業がノーネクタイを許可することのメリットだけでなく、懸念点にも言及。面接を有意義にすべく、ぜひお役立てください。

ノーネクタイOKの採用面接は好印象?懸念点にも言及して解説

  • 2025.07.11
  • 2025.07.11

採用面接でノーネクタイOKと案内する企業が増えているように見受けられます。堅苦しさを与えず応募者に好印象を持ってもらう思惑もそこにはあるかもしれません。本記事では、企業がノーネクタイを許可することのメリットだけでなく、懸念点にも言及。面接を有意義にすべく、ぜひお役立てください。

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ノーネクタイでの面接を案内するメリット

ノーネクタイの面接官

企業は、意図的にノーネクタイで面接を案内することがあります。それはおそらく、いくつかのメリットを考慮されての判断でしょう。そのメリットとはざっと次のとおりです。

以下、それぞれ説明します。

堅苦しい印象を持たせない

面接時にノーネクタイを許可することで、応募者に対して堅苦しい印象を与えにくくなるでしょう。従来のスーツにネクタイという装いは、必要以上に畏まってしまうことにもなりかねず、大なり小なり緊張感を強める要素といえます。他方、ノーネクタイのスタイルは、着こなしに神経を使わずに済むことも相まって、応募者からすると楽に感じられるかもしれません。ほどよくラフで柔らかい雰囲気は、応募者の心理的負担の軽減にもつながります。そして、その安心感は、そのまま企業に対する印象にも重なるでしょう。ゆえに、応募者の本音を引き出しやすくなることも期待できます。

働きやすさや組織風土を伝えられる

前述した堅苦しい印象を与えないことは、企業の働きやすさや組織風土を視覚的に伝える手段にもなります。服装に関する柔軟な方針は、社内の上下関係や年功序列にとらわれすぎない風通しの良さや、個人の主体性を尊重する姿勢の表れともいえるでしょう。とりわけ、多様性を重視する応募者にとって、そうした企業文化は大きな魅力として映るはずです。

採用ブランディングにつながる

上記2つのメリットは、採用ブランディングにも直結します。働き方や価値観の多様性を重視する傾向が強まっている昨今、企業の公式Webサイトや採用ページ、SNSなどで「面接ではノーネクタイOK」「ノーネクタイ推奨」といった情報を発信することは、応募者のみならず求職者全般への訴求になり得るはずです。

ノーネクタイの面接は企業にとってリスクもある?

ノーネクタイでの面接は、応募者にとっては気軽に臨みやすくなる一方、企業側には一定のリスクも伴います。ざっと挙げると、次のとおりです。

以下、それぞれ説明します。

応募者に不安を抱かせるかもしれない

ノーネクタイで面接を行う企業に対して、融通が利き風通しのよい社風と捉える向きがある一方で、その姿勢に一抹の不安を覚える応募者がいないとは言い切れません。特に、いわゆるブラック企業に入社しないよう慎重に就職活動を進めている方ほど、自身にとってはベネフィットに当たる条件でさえ懐疑的な目を向ける傾向にあります。気にすればキリがないとはいえ、そうした方々を疑心暗鬼にさせないためには、なぜノーネクタイなのかの説明を含めて自社で信用に足る広報が必要かもしれません。

マナーを軽んじる人からの応募が増えるかもしれない

応募者のなかには、面接でのノーネクタイを都合よく捉えたビジネスマナーに対する意識が低い方も紛れることがあります。企業側の意図と反してマナーにさほど厳しくないと拡大解釈された方々とわざわざ面接の時間を割くのは不毛です。仮に面接時にその意識が浮き彫りにならなかった場合、企業文化への理解や共感が浅いまま採用してしまうことも考えられます。

面接官もノーネクタイでよいのか?

応募者に「ノーネクタイでお越しください」と案内している以上、面接官の服装にも一定の配慮が求められます。面接官がネクタイを締めていると、応募者は「やっぱりネクタイが正解だったのか」と感じてしまうかもしれません。自由を認めているのに、現場ではそう見えない状況は、ちょっとした戸惑いや気後れの原因になります。必ずしも全員がラフな格好をする必要はありませんが、少なくとも案内と矛盾しない範囲で、応募者が安心できる雰囲気を整えることが望ましいでしょう。面接官もノーネクタイで対応するのは、その一つの手段といえます。一方で、あまりにラフだとそれはそれで警戒されるため、カジュアルな装いとしては、ノーネクタイにとどめるのが無難でしょう。

ノーネクタイはOKでもさすがに警戒したい面接時の恰好

応募者にノーネクタイを認めている企業であっても、「どこまでの服装を許容するか」は慎重に考える必要があります。自由を案内したことで、過度にラフな服装で来る応募者が現れることもあるからです。もちろん、服装だけで判断するべきではありませんが、あまりに場にそぐわない恰好には、仕事に対する意識や空気の読み方に懸念を持たざるを得ません。したがって、企業としては事前に一定のラインを持っておきましょう。そうすることで、現場対応に迷いも生じにくくなります。以下は、ノーネクタイを許容するとしても、警戒した方が良いと考える服装の例です。

Tシャツとジーンズ

ノーネクタイで構わないとはいえ、さすがにTシャツにジーンズという服装は面接の場に相応しくありません。応募者を迎える側としても、最低限、襟付きのシャツやスラックスなどの装いが妥当といった認識を持ちましょう。

短パンとサンダル(あるいはショートソックス)

短パンやサンダルでの来訪もまた、非常識と受け止めてよいでしょう。スーツにショートソックスという組み合わせも同様です。「ノーネクタイ=きちんとした格好をしなくてよい」ではありません。この辺りの感覚を間違えている方を採用するのはさすがにリスクです。

派手過ぎるアクセサリーや香水

自由な服装を認めていても、面接に派手なアクセサリーや強い香水をまとって現れる応募者には注意が必要です。ノーネクタイとは次元が違います。最低限の節度は求めるべきです。自己主張の一環かもしれませんが、そうした装いは相手への配慮に欠けた行為といえます。個性に惑わされず、冷静に常識の有無を見極めましょう。

皺、汚れが目立つ服や靴

応募者がもしも面接を重要な場と捉えているのであれば、ノーネクタイであっても最低限、それ以外の身支度は疎かにしないはずです。だからこそ、面接にやってきた人の服や靴に皺、汚れが目立つようなら、そこには意識の低さがうかがえます。それは仕事に対する姿勢とも重なる話です。

ノーネクタイOKでも面接の緊張感は大切に!

ノーネクタイOKの面接は、堅苦しさを与えないことや、柔軟な組織風土を伝える機会になるなど、プラスの側面が目立つ一方で、応募者に誤解や拡大解釈されるリスクも伴います。なかには採用担当者でもそう捉える方がいるほどです。いわずもがな、ノーネクタイはマナーを疎かにすることではありません。そのことをまずは企業側が念頭におかなければ、本来の目的である欲しい人材の獲得にはつながらないでしょう。ゆえに面接の場は、どこか緊張感も保つべきです。見るべきところはしっかり見る。当たり前のことですが、その意識のもと、応募者との良縁を紡いでいくことが、面接の本懐だと考えます。

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