プログラマーの採用面接で聞いておきたい質問
冒頭でもお伝えしたように、プログラマーの採用面接で求められることは経験やスキルだけではありません。協調性や状況判断力など幅広い資質の見極めが必要です。そしてそのカギを握るのが何を質問するかです。以下、聞いておきたい内容をピックアップ。具体的な質問例もセットでご参照ください。
開発経験
開発経験に関する質問は、応募者が担っていた役割(責任)やプロジェクトにおける立ち位置だけでなく、課題への向き合い方をも探っていくのに有効です。なお、実務未経験者なら、普段自主的に取り組んでいることなどを聞けるとよいでしょう。
「個人で開発したアプリやツールがあれば教えてください。」
技術や環境
保有する資格や技術的にできる領域、どういった環境で働いてきたかを尋ねることで、応募者のスキルについてある程度見えてくるはずです。具体的に成果物を見せてもらうのもよいでしょう。業務委託やフリーランスでの経験も同様です。
「新しい技術の習得やツールを取り入れる際、意識していることはありますか?」
品質管理
品質管理に関する質問では応募者の工夫、アイデアが垣間見えます。管理が疎かにならないための施策はもちろん、再現性を担保した仕組みを構築できているか、またはその意識で取り組んでいるかなど、全体最適の観点を引き出せるとよいでしょう。
「バグや不具合を発見した際、どのように対応しましたか?」
運用面
運用面についてはスムーズなフローの構築が必要です。品質管理同様、属人的にならないようどう工夫を凝らしてきたかも探っていきたいところです。さらには、失敗談やその対処にどう動いたかも併せて聞くことで経験値や人となりの解像度がもう一段高まるかもしれません。
「運用面での失敗や乗り越えた経験があれば教えてください。」
チームワーク
プログラマーの業務は、メンバー間の連携が重要です。そのため、協調性を問う質問は必須といっても過言ではありません。また、自身の知見を自分のためだけに使っていないかどうかも目を光らせたいポイントです。それらは、育成力やマネジメント力としても評価できます。
「自身で収集した情報や知見をどう活用されていますか?」
学習姿勢
技術進歩が目まぐるしいIT業界において、自己学習は必須です。例にもれず、むしろプログラマーこそトレンドに敏感でなければならないと考えます。仮に、情報収集などルーティンとして実践されていれば、間を置かず咄嗟に答えられるはずです。そうした習慣の有無も学習姿勢として捉えることができるでしょう。
「普段どのように情報収集をしていますか?」
トラブル対応
プログラマーの仕事は予期せぬトラブルの連続です。そのため、冷静に状況を分析し、適切に対処できるかどうかを問う必要があります。過去のトラブルから何を学んだのか。きちんと言葉にできるかできないかは大きな違いです。
「過去のトラブルを経て成長や何か収穫をありましたか?」
自社への関心
とりあえずどの職場でもよいと考える方と、どうしてもここで働きたい人とでは、やはり後者に期待を寄せるのが人の常です。それを測るのに自社について事前にどれだけ調べてきたかは一つの指標になるでしょう。もちろん、なぜ自社に興味を持っているのかを聞くことも大事です。いずれにせよ、自社への志望度、関心度の高さはカルチャーフィットの観点でも欠かせないものと考えます。
「当社のサービスについてどのように感じましたか?」
働き方
働き方にこだわるプログラマーは少なくありません。そのため、リモートワークの実施、裁量労働制かどうか、残業の目安等々に対する要望や価値観は、面接時にすり合わせておいた方がよいでしょう。ここをいい加減にやり過ごすと、入社後にミスマッチが生じやすくなります。
「仕事とプライベートのバランスはどのように考えていますか?」
キャリア観
企業が用意できるキャリアパスと応募者の志向が一致していなければ、早期退職のリスクが高まります。そのため、面接では将来のビジョンや深めたい技術領域をしっかり確認しておきましょう。目指す先はスペシャリストかゼネラリストか、プレイヤーかマネージャーか。有望だと感じられる方であれば、なおさら聞いておきたいところです。
「5年後、10年後にどうなりたいですか?」
面接選考で有望なプログラマーを見極めるポイント
前述した質問を受けて応募者がどう回答するか、内容はもとより聞き方、話し方にも注視することが大事です。とりわけ次の3点は、有望なプログラマーを見極めるうえでの判断材料になるでしょう。
- ヒアリングスキル
- 説明の組み立て
- 独自性
以下、それぞれ補足します。
ヒアリングスキル
ヒアリングスキルは、相手の話を正しく理解し、仕事を円滑に進めるうえで欠かせない能力です。プログラマーも、クライアントや社内関係者と連携を図るうえでこの“聞く力”が肝になります。では、面接官はこれをどう見極めればよいのでしょうか。
当たり前ですが、やはり大事なのは相手の話を正しく理解しようとする姿勢です。しっかり聞くことはふんぞり返ってできるものではありません。表情や相槌など非言語的な反応も含めて応募者のその態度を見ていくとよいでしょう。そのうえで、内容を整理し咀嚼し、的を外さず回答しているか。基本的なこととはいえ、侮ってはいけないポイントです。
説明の組み立て
プログラマーには言語化能力も必須です。こと説明の組み立て次第で同じ内容を伝えても印象がまるで変ります。社内外で円滑にコミュニケーションを取れる方は、その辺りのコツをおさえている人がほとんどです。したがって、面接官としては内容とは別に、情報を整理して順序立てて話せる構成力の妙や状況に合わせて言葉を選ぶ柔軟さ、話を冗長にさせない要約スキル……等々を見ていく必要があります。
独自性
言われたとおりに実装できるプログラマーもそれはそれで優秀ですが、付加価値を求めるなら自ら工夫し、より良い方法を創っていくアイデア豊かな人材こそ貴重です。面接においても当たり障りのない、もしくは優等生的な回答でその場を凌ぐ向きはあります。そうした型にはまった人材ではなく、突き抜けた有望株を採用したいなら、一つひとつの質問に対してその回答が想定内か否かを重視するのもよいかもしれません。ユニークな視点は簡単に養えないからこそ、そういう方に出会えたなら逸材として評価する見方もできると考えます。
プログラマーの採用におすすめのサービス
プログラマーの採用は、多くの企業にとって年々難易度が増しています。それは採用後の定着も含めた課題です。だからこそ、面接選考の質をいかに上げていくかがカギを握ります。と、それ以前に、自社にマッチする人材と出会うためには、どの採用媒体を選ぶかも重要です。また、度々問題視される面接辞退をいかに防ぐかも、サービスの選定が肝になります。そこで、おすすめしたいのがプログラマーも含む専門職の採用に特化した『バイトルPRO』、そして面接日程調整を自動化してくれる『面接コボット』です。以下、この二つのサービスをそれぞれ紹介します。
専門スキルを持ったプログラマーを採用するなら『バイトルPRO』
プログラマーが持つ専門スキルは、使用言語の習熟度や開発経験、設計力など多岐にわたります。これらを見極めるには、採用担当者にも一定の技術知識や経験が求められます。しかし、現場のエンジニアが面接官を兼ねられないケースも少なくありません。こうした状況ではプロフェッショナル人材の採用支援に特化したサービスを活用するのが有効です。上述のとおり、dipが提供する『バイトルPRO』は、まさにその特性を持ったサービスとしておすすめできます。Web/IT分野にも強く、即戦力人材との接点を多く作れることが見込めます。
面接日程調整をタイムリーに対応するなら『面接コボット』
採用選考は面接日程を決めるスピードが肝心です。とりわけプログラマーのような売り手市場の職種では、面接日程が調整つかないとなるとそのまま辞退につながるリスクを伴います。そして、まさにその懸念を払しょくするサービスが『面接コボット』です。面接日の変更やキャンセル、面接前日のリマインドメール、スケジュール管理、WEB面接……等々の機能をオールインワンで対応。採用選考をタイムリーに案内します。
プログラマーの採用は質問内容を含めて実践的な面接が肝要

プログラマーの採用では、質問内容を工夫し、応募者のスキルや適性、将来性を多面的に見極めることが大切です。また、たとえ異業種からの転職者や業務委託のみの経験者に対しても、面接では先入観に囚われない的確な目が求められます。拙稿でお伝えしたように、話の組み立て方や受け答えの姿勢なども十分に評価軸としておける指標です。もちろん、採用目的や要件に沿うことも大事。そうやって柔軟な面接を設計することが、良い人材との出会いにつながるものと考えます。
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