Webマーケティング業界の採用面接で質問したいこと
当然ながら、面接での質問は限られます。とはいえ、応募者のスキルや経験など実務に直接関する質問に終始しては、その人物のコアな部分までは掴めないでしょう。本章ではずばり、Webマーケティング業界の採用面接で質問したいことを具体的に取り上げます。それぞれがきちんと意味のある質問です。その真意をくみ取ったうえで、うまく適用してみてください。
志望動機
志望動機を聞くことは業界問わず鉄則です。応募者が自社に、そして業界にどれほどの関心を持っているかを知ることは、そのまま意欲につながるはずです。
回答のなかで、「顧客の行動分析がしたい」「SNSを社会に役立つ形で活用したい」といったポジティブかつ明確、さらには業務との親和性が高い内容なら、その方は期待できる人材かもしれません。一方で、志望動機が曖昧であったり、明らかに業界や企業研究が足りなかったりした場合、たとえ経験者でもマッチするかどうかは疑わしいでしょう。
ケイパビリティ
応募者のケイパビリティ(実務能力、強み)を把握するには、過去の業務内容や役割を具体的に語ってもらうことが効果的です。
回答のなかで、自身の役割を明確に説明できるだけでなく、使用ツールや施策内容、成果指標なども前提あるいは補足事項に挙げてくれる場合、おそらくこれまでやってきたことがしっかりと身に付いている方だと思います。そういった評価、はたまた再現性の高いスキルを持っていることの証左として捉えてもよいでしょう。
成功体験
経験をさらに掘り下げていくなら、成功体験を話してもらうのもおすすめです。
この質問が意図するところは、どのような課題にどう取り組み成果を出したのか、ロジカルに答えられるかの見極めです。たとえば、コンバージョン率(CVR)の改善やSNSのフォロワー数の増加など、具体的な数値とセットで伝えてもらった場合、わかりやすさも含めて好印象を持てるのではないかと思います。工夫の内容も具体性が伴い説得力があれば、評価ポイントに数えてよいでしょう。
失敗談とそこから得られたこと
マーケティングの現場では失敗はつきものです。どちらかというと、そこから何を学び、どのように改善したかが肝になります。それゆえ失敗談は貴重です。応募者の柔軟性や改善力を見極める材料にもなるでしょう。
自身の失敗を伝えることに抵抗感、隠したくなる心理が働くのは、もちろん理解できます。ただ、そこに学びが伴っていたなら、そうネガティブ一色でもないはずです。実はこの質問、聞きたいのは学びの部分。原因の分析、改善へと取り組んだ経験こそが付加価値として意味があります。つまるところ、失敗をプラスに昇華できたかどうか、マインドセットも含めてそうした人物像を知るのに有効な質問だといえます。
仕事に対する価値観
応募者がどのような仕事観を持っているかを知ることで、企業の文化や業務内容とのフィット感を判断できます。
たとえば、「数字で成果を見たい」「ユーザーの反応をダイレクトに知れること」などの答えはまさにWebマーケティングの仕事で得られる喜びです。どこか定型文めいた回答に聞こえることもあるかもしれませんが、そこは具体的に掘り下げていくことでリアルな温度感や説得力を測れるでしょう。いうなれば個性に近い価値観が表れてくると思います。
業界に対する理解
業界への理解度は、マーケティング戦略において非常に大事です。視点の鋭さや洞察力にもつなげやすく、個々でそれなりに差が生まれるでしょう。
たとえば、製造業であれば検討期間が長く、教育業界であれば季節要因が影響するなど、各業界には特有の問題があります。応募者が業界研究を行っているか、また自社サービスや過去の施策に触れられるかどうかは、志望度や適応力を見極める際にも効果的です。
今後挑戦したいこと
応募者の成長意欲やキャリアビジョンが、自社の方向性と合致しているかを確認するためには、将来の展望を問うとよいでしょう。
応募者が目指す姿が明確であるほど、自走力や主体性があると判断できます。「SEOの専門性を高めたい」「広告運用だけでなく戦略設計にも関わりたい」といった具体的な内容であれば、採用後の育成方針や役割分担の参考にもなるでしょう。
面接選考で有望なWebマーケターを見極めるポイント
Webマーケターに限らない話ですが、面接選考ではスキルや経験だけでなく、そもそもの適性や将来性にも目を向けましょう。いずれも有望なWebマーケターには欠かせない資質です。本章では、質問に対する回答や対話のなかからうかがえる、それらを見極めるポイントについて解説します。
好奇心の強さ
マーケティング分野は、SNSのトレンドや検索アルゴリズム、AIツールの導入など、変化のスピードが非常に速い領域です。だからこそ、好奇心が強い人ほど、こうした新しい情報に敏感で、積極的に情報収集や学習に努める傾向にあります。最近、印象的だったマーケティング業界のニュースやツール、他社の施策事例など、応募者の口から引き出せる面接ができたなら、なお望ましいでしょう。そのうえで学習意欲や情報収集能力が垣間見えたなら、その方はきっと良い人材です。やはり、好奇心旺盛な方々は、自組織に影響を与える原動力の源として非常に価値が高いといえます。
論理的思考力
Webマーケティングの業務は、仮説を立てて施策を実行し、データをもとに検証・改善を重ねるサイクルが基本です。そのため、感覚に頼るのではなく、論理的に物事を考えたうえで実行できる人材が求められます。課題に対してどのようにアプローチしたか、その施策を選んだ根拠は何か、はたまた成果をどのように測定したか……等々の質問に対する回答に一貫性、そして組み立ての妙を見定めたいところです。
発想力
SNSや広告の分野では、ユーザーの関心を引きつけるユニークなアイデアが求められます。着想豊かな人材を見極める、そして手繰り寄せることは、いわばWebマーケティング業界の共通するミッションといっても過言ではないでしょう。そのため、いっそのこと会議さながらに自社で実施する新コンテンツやキャンペーンを応募者と一緒に考えるのも面白いかもしれません。そうやって、採用面接が応募者の創造性や独自性、思考の幅を確認できる場になれば、非常に有意義だと考えます。
主体性
Webマーケティング業界では、変化のスピードが速いため、自ら課題を見つけて行動する姿勢が問われます。ゆえに主体性のある人材を求めたいところです。これは質問を重ねるなかで対話がどんどん広がっていくか否かが一つの判断基準になるかもしれません。また、逆質問も然り。積極的に自社について知ろうとする姿勢、その推進力は企業にとって大いに期待できる要素です。そうやって、応募者の気概や野望が垣間見える瞬間を逃さず、それらを採用ポイントとしてなるべく多く拾えるようにしましょう。
Webマーケティング業界での採用におすすめのサービス
面接以前に、優秀な人材と出会うためには採用の起点となる求人サービスの選定が肝になります。決して漠然と選ぶのではなく、目的とサービスの特性が合致したものを利用しましょう。以下、おすすめの求人サービスを紹介します。
即戦力人材を採用するなら『バイトルPRO』
Webマーケティング業界では特に即戦力の奪い合いが熾烈です。しからば、経験者をいかに早く、的確に採用できるかが勝負のカギを握ります。そこでおすすめしたいのが『バイトルPRO』です。
『バイトルPRO』は、専門性の高い職種に特化した人材を効率よく募集できる採用支援サービス(求人サイト)です。応募者の職務経験やスキルをもとにした検索機能も充実しているため、マッチングの精度が高いことでも好評を博しています。
料金プランにおいても成果型報酬などバリエーションが豊かな分、費用対効果の向上も視野に入れた採用活動が行えます。
応募対応の効率化なら『面接コボット』
応募者が多い人気職種や、スピード感のある採用が求められるWeb業界においては、日程調整やリマインド業務が思いのほか大きな負担になりがちです。これを改善するなら、応募対応の効率化が図れる『面接コボット』を導入してみてはいかがでしょうか。
『面接コボット』は、応募受付から面接日程の調整、前日のリマインドまでを自動で対応します。案内の遅れによる面接辞退やドタキャンは多くの企業が悩んでいる問題の一つです。これをケアするだけでも、採用活動の質はぐんと上がるでしょう。
Webマーケティング業界での人材採用は面接時の質問がカギ

Webマーケティング業界の採用は、年々、熾烈さを増しているように見て取れます。だからこそ、優秀なWebマーケターを採用するには、志望動機や経験だけでなく、一人ひとりの価値観や業務に取り組む姿勢をも、面接を通じて深く見極めることが重要です。表面的なやり取りではなく、意図を持った問いかけによって、応募者の考え方、ビジョンはより鮮明な形で返ってくるでしょう。人材の目利きと採用プロセスの最適化、その両方をバランスよく進めていくことで、きっと採用活動はうまくいくはずです。
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