採用ホームページで従業員の顔写真を掲載することは、企業文化の透明性を示す一方でリスクも伴います。本記事ではリスクそのものについてはもちろん、極力、問題が起きないよう具体的な対策も解説。求職者に安心感を与えつつ、個人情報の保護にも配慮した採用活動を行うにはどうすればよいのか。ぜひ、ご一読いただけますと幸いです。

要注意!採用ホームページに顔写真を掲載するリスクについて

  • 2024.07.11
  • 2024.07.11

採用ホームページで従業員の顔写真を掲載することは、企業文化の透明性を示す一方でリスクも伴います。本記事ではリスクそのものについてはもちろん、極力、問題が起きないよう具体的な対策も解説。求職者に安心感を与えつつ、個人情報の保護にも配慮した採用活動を行うにはどうすればよいのか。ぜひ、ご一読いただけますと幸いです。

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採用ホームページに顔写真を載せるメリット

笑顔で映るビジネスパーソンの写真

採用ホームページに従業員の顔写真を載せること自体は、職場の雰囲気をなるべくリアルに伝えられる点や安心感を与えられる意味で効果的な手段だといえます。ゆえに、安易に避けるのも考えものです。そこでまずは、これらのメリットについて紐解いていきましょう。

求職者が求めるリアルな雰囲気を伝えられる

採用ホームページに従業員の顔写真を掲載することで、自社に対するイメージの解像度が高められます。これはときに活字で伝えるよりも効果的です。求職者はなるべくリアルな情報を採用ホームページから読み取ろうとします。したがって、そのニーズに応えられる点はやはり、メリットの一つといえるでしょう。

求職者が求める安心感を与えられる

求職者は採用ホームページから安心できる要素を見つけようとします。その最たる例がそこで働く人の姿、声です。志望する部署のメンバーの顔が見えるだけで、応募に対する心の壁が取り除かれる方も少なくありません。いうなればそれは、企業に対する心証にもつながります。

採用ホームページに顔写真を載せることのリスク

リスクを表現

前述したメリットと背中合わせに、採用ホームページに顔写真を載せることにはリスクが存在します。具体的には、次のとおりです。

以下、これらについて詳述します。

個人情報保護法違反

従業員の顔写真は個人を特定できる情報です。そのため、採用ホームページに載せることで法律違反につながる恐れがあります。それが該当するケースとは、同意のない公開です。個人情報保護法に抵触する可能性が出てきます。掲載前には本人の同意が必須です。もちろん、公開する目的も明確に共有しなければなりません。

ソーシャル・エンジニアリング

ソーシャル・エンジニアリングとは、マルウェアやスパイウェアなどを使わずに機密情報を盗み出す手法です。採用ホームページに顔写真を掲載することもまた、ソーシャル・エンジニアリングの餌食になる恐れがあります。写真とあわせて名前まで載っていた場合は、個人を特定しやすくなるため、そのリスクはより高まるでしょう。

インターネット上でのスタッフに対する嫌がらせ

インターネット上でのスタッフに対する嫌がらせにも注意が必要です。公開された写真を通じて従業員個人が特定されれば、(主に外部からの)ハラスメントやいじめ、ストーキングの対象になる恐れがあります。SNSの普及により個人の情報が拡散されやすい時代です。どうしても顔写真を使いたい場合は、上述した本人の同意はもちろん、くれぐれも慎重に取り扱いましょう。

採用ホームページに顔写真を載せるうえで必要なリスクヘッジ

リスクヘッジを表現

リスクが生じることは承知のうえでも、さすがに無防備であってはいけません。採用ホームページに顔写真を載せる際にはやはり、リスクヘッジは必要です。具体的には、次のアクションが挙げられます。

以下、それぞれ詳述します。

掲載する媒体、箇所、目的の認識を合わせる

どの媒体のどこに何の目的で写真を掲載するかは、当人(対象の従業員)とはっきり認識を合わせましょう。たとえば、社内限定ポータルと一般公開のそれではリスクレベルが大きく異なります。また、掲載目的が曖昧なまま公開されれば、それを見た従業員から「こんなことに使われるなんて聞いていない」と苦情を受けるかもしれません。掲載媒体、掲載箇所、掲載目的、これらはいずれも載る側にとって大なり小なり気になることです。信頼を失わないよう、トラブルに発展しないよう、あらかじめ明確に共有しておいてください。

スタッフの退職も念頭におきケアする

顔写真を載せた従業員が退職する可能性も十分に考慮しましょう。退職した従業員の写真は、本来ならすぐに削除するのが道理です。しかしながら、退職後しばらくはホームページ上に載ったままの可能性もあります。インターネット上であればなおさらです。検索エンジンにインデックスされたまま、画像検索で残り続けるケースは往々にしてあります。従業員にはこれらを事前に説明し、同意を得ることが必要です。できれば掲載期間もあらかじめ共有しておけると双方にとって安心でしょう(企業側は遵守が前提)。

きちんと文書で同意を得る

法的効力がほとんどない口約束で済ませてはトラブルの火種です。必ず文書で同意を得ましょう。なお、その場合は使用目的、掲載期間および掲載場所などの詳細はもちろん、従業員がいつでも同意を撤回し、写真の削除要求が可能な点まで明記できると、より望ましいと考えます。急かさずに十分時間を与えてあげるのも大事です。これらによって、特に警戒されずに事が運べるでしょう。

実名やSNSアカウントの公表は控える

顔写真とセットで実名はおろかSNSアカウントまで掲載している採用ホームページをたまに見かけます。が、これこそリスクの温床です。外部に晒されることで、プライバシーを脅かされる恐れが出てきます。最悪、従業員個人だけでなく組織に対しても誹謗中傷などの危害が及ぶかもしれません。実名やSNSアカウントの公表を控えることは、最低限のリスクヘッジです。

普段から従業員との関係構築に注力する

従業員との関係構築に普段から意識することもまた、リスクヘッジにつながります。良好な関係を保てれば、おそらく同意は得やすいはずです。トラブルもそう起きにくいと考えます。何より、従業員の表情にもそれは伝わってくるでしょう。そうなれば求職者にも好印象を与える期待が持てます。つまり、採用ホームページに顔写真を載せるメリットを十分に生かせるわけです。

リスクが現実化しないために

安全とリスクのバランス

繰り返しますが、採用ホームページに顔写真を掲載すること自体は決して悪いわけではありません。むしろメリットもあるため、できることなら積極的に打ち出した方がよいとさえ考えます。ただし、リスクを無視するのはご法度です。リスクヘッジのうえ、くれぐれも慎重に取り扱うようにしましょう。これは、対象の従業員だけでなく組織全体を守ることにもつながります。

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