最初は「やりたくない」と思っていた。


気づいたら、20年も続いていた。

野村修司 Shuji NOMURA

浄化槽清掃

PROFILE

入社20年。営業や点検・管理、産業廃棄物の収集など、社内で様々なポジションを経験。現在は姉妹会社でバキュームカーを使用した浄化槽の清掃を担当。ベテランとして後輩の指導にも取り組んでいる。

“大変そう”な仕事?イメージが180度変わった。

この会社で働き始めて、もう20年になります。浄化槽の点検や管理、営業、さらには産業廃棄物の収集まで、ほとんどの職種を経験したかもしれません。その中でも一番長く経験したのが、今も担当している浄化槽の清掃業務。個人宅や事業所、病院などを周り、設置されている浄化槽に溜まった泥や汚れをバキュームカーで吸い出して、周辺の機械を洗浄します。

実を言うとこの「清掃」、最初はやりたくなかったんですよ(笑)浄化槽に溜まった汚泥を吸い出すのは相当大変なんだろうなというイメージがあったんですよね。

しかしやってみると、これが意外と性に合っていまして。まず、汚れが綺麗になる瞬間が目に見えてわかる。それがね、結構気持ちいいんです。槽の濁った水が透明になった瞬間の達成感とやりがいは、なかなか他の仕事では経験できないと思います。もともと綺麗好きで自宅でも掃除をマメにしていたので、溜まった汚れを全て落としていく感覚にハマりました。ちなみに汚泥と直接触れることは少ないですし、もし作業着に跳ねたとしてもすぐに水道で洗えるので、衛生面で気になる点もあまりありません。

また、自分のペースで作業できる点も魅力の1つ。この仕事は基本1人で依頼先を回り、1人で作業を完結させる必要があります。どうしても周囲に人がいると気を遣ってしまうので、誰にも邪魔されず、自分のペースで作業をしたかった私にはぴったりでした。

後輩から頼られる、大ベテランとして。

後輩が1人で作業を完結できるようになるまで面倒を見るのも、仕事のうちです。新人さんにはまずは1ヵ月ほど同行させて、作業の流れを一通り覚えてもらいます。

あまり馴染みのない仕事かと思いますので、初日は横で見学、2日目からはホースを引くなどの簡単な作業に挑戦…という風に徐々に仕事を任せていき、ゆっくりとペースを掴んでもらいます。その際は「見て覚えろ」ではなく、要点をしっかり説明することを心がけています。各ご家庭の大切な設備を扱うので、洗浄を行う槽の順番や庭を傷つけないホースの引き方など、ポイントはたくさんあります。

ですが、ご家庭によって浄化槽の状態や作業環境はさまざま。自分だけではどうしようもない場合は、電話でやりとりやアドバイスをしています。たまに「のどが乾きました!」なんて雑談の電話もきますが、ちゃんと対応していますよ(笑)

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