求人誌のフリーペーパーを設置・配布する主な場所

求人誌のフリーペーパーは、基本的に読者が手に取りやすい場所に設置・配布されます。具体的には次のとおりです。
- コンビニエンスストア
- スーパーマーケット
- 百貨店
- カフェ
- レストラン
- 大学
- 専門学校
- 図書館
- 市民センター
- 書店
- 就職・転職フェア
- Webサイト上
以下、それぞれ簡単に説明します。
コンビニエンスストア
最近では24時間営業を廃止するところもありますが、それでも一日中、人が行き交う場所としてコンビニエンスストア(以下、コンビニ)はまさに日常生活のターミナルといえるでしょう。ここは多くの人との接点が期待できます。そしてフリーペーパーだけではありません。多くのコンビニでは有料の求人誌も置かれています。入ってすぐの目立つスペースに置いてあるのも特徴的です。
▶関連記事:コンビニの求人情報誌(無料・有料)について企業向けに解説
スーパーマーケット
スーパーマーケットもコンビニ同様、求人誌が置かれるスペースが設けられています。特に地元密着型で、パートタイマーやアルバイトを募集したい場合に向いているといえるでしょう。主婦・主夫をターゲットにしたいなら、なおさら有効かと考えます。
百貨店
百貨店の入口付近やインフォメーションカウンターもまた、求人誌のフリーペーパーを設置するのに適しています。実際、入店してすぐ、積み上がった冊子に目がいくこともあるはずです。
カフェ
カフェでゆっくりしながら読書に興じるように、ここで求人情報をチェックする向きも一定数いらっしゃいます。そうしたニーズに応えるように、階段を上った先であったり、カウンター席の端であったりと、人々の動線や視界に重なる場所に置かれているケースがほとんどです。手に取る方は、どちらかといえば学生が多いでしょうか。
レストラン
大型のファミリーレストランやチェーン店に顕著ですが、レストランの入口や待合スペースには求人誌のフリーペーパーがよく置かれています。さまざまな年齢層の求職者にアピールするのにうってつけです。
大学
大学でも求人誌のフリーペーパーは配布されています。置かれる場所は主に、キャンパス内の掲示板近くやキャリアセンターです。インターンシップを募集したい企業は、大学で配布される求人誌に掲載してもらおうとする傾向にあります。学生たちもキャリアにつなげる経験を得るため、総じて反応がよい印象です。
専門学校
大学同様、専門学校でも求人誌のフリーペーパーは多く配布されています。ただし、専門学校の場合は、(専門学校ゆえに)特定の分野・業界のそれが多い印象です。業種・職種に特化した求人誌に掲載される場合は、専門学校生がターゲットになりやすいことも認識しておけるとよいでしょう。
図書館
多くの図書館では、入口付近に求人誌のフリーペーパーが置かれています。訪問者のなかにお仕事を探している方がいれば、大なり小なり注意を引くことができるかもしれません。そのため、たまに見聞きする「図書館で(求人誌を)読むわけない」といった先入観はいささか勿体ないように思えます。求人誌のフリーペーパーが持つ可能性に期待を寄せるのも悪くないでしょう。
市民センター
市民センターは、地域社会の情報のハブとして機能しています。実際、さまざまな年齢層や職業の人々が利用しているため、接点を持つにはうってつけです。実際、求人誌のフリーペーパーも多く設置・配布されています。
書店
書店にも当然、求人誌は置かれています。本を売る場所ゆえに有料誌も多く、それを購入しようと入店される方も決して珍しくありません。特にキャリア関連の書籍の近くに置かれていれば、自然と求職者の手に渡りやすいように見受けられます。
就職・転職フェア
就職・転職フェアは、積極的に仕事を探している人々が集まるイベントです。これらの場では、参加企業だけでなく、さまざまな業界の求人情報が一堂に会するため、多くの求職者に直接手渡しできる機会があるといえます。求人誌のフリーペーパーは、この環境においてまさにもってこいの配布資料です。
Webサイト上
求人誌のフリーペーパーを自社の採用サイトのなかでデジタルパンフレットにするやり方もあります。これは、インターネットが普及した現代において、スタンダードな手法の一つです。実際、多くの企業や学校、施設が保有するメディア内でデジタルパンフレットを見かけることも増えてきています。求人誌のフリーペーパーも同様です。紙媒体を扱うようにブラウザ上でページをめくる感覚で求人情報を閲覧できます。
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求人誌のフリーペーパーを置く場所の決め方

求人誌のフリーペーパーが設置・配布される場所は、求職者の属性や地域の特性を考慮して決められます。以下、具体的な流れとあわせて解説します。
求職者の属性に基づき設置・配布される
求人誌の発行企業は、市場調査やアンケートを通じて、求職者の年齢、性別、学歴、職歴、興味・関心などの属性情報を収集します。そのデータを分析し、どのような求職者がどの地域に多く存在するか、またはどのような場所に集まりやすいかを把握していくわけです。たとえば、学生や若年層をターゲットにするなら、大学、専門学校、ファストフード店などが有効だろうと判断し、一方でフリーターの場合は、カフェやコンビニ、駅の周辺に配布すれば多くの人にリーチするだろうといった具合に見通しを立てられます。こうしたプロセスと後述する地域特性を知るステップを経て、求職者の属性に最適な場所で効果的にフリーペーパーを設置・配布するのが一連の流れです。これによって、求職者との接点を作られます。
地域特性に基づき設置・配布する
続いては、地域特性に基づき設置・配布する流れについて説明します。求人誌の発行企業は、地域の産業や人口構成、経済状況などを分析し、その結果を基にそこで需要が高い職種や業種を特定していきます。たとえば、農業が盛んな地域では農協や直売所に設置。都市部であれば商業施設や交通機関周辺といった具合です。前述したターゲットとの親和性に加え、上記の地域特性も踏まえて、求職者とのマッチングを促進します。
求人誌のフリーペーパーを各場所で戦略的に配布するには?

各場所で配布される求人誌のフリーペーパーがもたらす効果を最大化するには、戦略的な動きが必要です。具体的には、次の二つが挙げられます。
- 地域コミュニティをうまく活用する
- オンラインメディアで周知する
以下、それぞれ簡単に説明します。
地域コミュニティをうまく活用する
地域コミュニティの活用次第では、市報や地域の広報誌を通じて求人情報を広く周知することができるため、多くの方に求人誌のフリーペーパーが行き渡る期待が持てます。具体的には、地域ごとにネットワークを持つ団体や組織、たとえば商工会議所や地元のNPO、自治会などに協賛をお願いすることでそれは実現できるでしょう。また、地元の学校や職業訓練施設とも連携し、学生や求職者に直接配布する取り組みも有効です。さらには、地域のイベントやフェスティバルの場でも積極的に配っていけることが望ましいと考えます。こうした取り組みは、地域住民との関係構築にもつながるはずです。
オンラインメディアで周知する
SNSやWebサイトなどオンラインメディアを通じて宣伝すれば、求人誌(フリーペーパー)の存在が広く知れ渡るかもしれません。多くのユーザーが使っているSNSは特に効果が期待できるものです。ユニークで目に留まる投稿ができればなおよいでしょう。いずれにしても、インターネットを利用することで、情報が拡散される期待は大いに持てます。
フリーペーパーとはまた違う!場所を問わない求人サイトの魅力

フリーペーパーの求人誌が地域のコミュニティや身近なスポットを接点にしているのに対し、求人サイトは場所を問いません。インターネットの環境があればどこからでもアクセス可能です。そのため、ちょっと手が空いた時間で求人情報を見てもらえる期待が持てます。企業からすると、全国の幅広い人材と会えるチャンスが広がるわけです。また、内容の修正、そして更新もリアルタイムで行えるため、最新の情報を求職者に提供できます。
検索機能、フィルター機能も無視できません。これらを通じて、求職者も企業も、求める条件を絞り込めます。総じて、マッチングの精度はフリーペーパーのそれよりも高い傾向にあるといえるでしょう。応募プロセスもオンラインで完結することが多く、採用活動の効率化にもつなげられます。
このように、求人誌にはない魅力を湛えるのが求人サイトです。採用戦略上、当然、大きな手札の一枚になり得ます。
求人誌のフリーペーパーが置かれる場所には意味と目的がある!

求人誌のフリーペーパーは、その設置・配布場所によってリーチできる求職者層が変わります。そのため、掲載を検討している企業やお店、施設の皆様にとって、どこに置かれるかは非常に重要です。たとえば、若年層をターゲットにしたい場合、大学やカフェ、ショッピングモールなど、彼・彼女らが集まりやすい場所で配布されるフリーペーパーに掲載することで、効果的なアプローチが期待できるでしょう。一方、経験豊富なビジネスパーソンを求めるのであれば、オフィス街やビジネスラウンジ、高級レストランなどで配布される媒体を選ぶと接点を持てるかもしれません。また、地元志向の人材を探している場合、その地域のコミュニティセンターや図書館、商店街などで配布されるフリーペーパーへの掲載がおすすめです。
このように、掲載先を選ぶ際には、自社の採用目的や求める人材像に合わせて、どのような場所で配布されるフリーペーパーかを確認することが求められます。と、費用こそかかりますが、これらを網羅的に踏襲している求人サイトへの掲載も当然、念頭におくべきでしょう。いまや求人媒体の主流であるWebは、いうなればこのうえない好立地です。それでも求人誌のフリーペーパーにこだわりたいなら、併用するのはいかがでしょう。いずれにしても、欲しい人材を獲得するために動くことが求人の本質です。求人誌のフリーペーパーが置かれる場所も、それぞれ意味と目的があります。まさに、拙稿で伝えてきたことです。
▶関連記事:求人誌とは?主な種類、有料・無料の違い、Webとの比較など幅広く解説
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