労働力人口の減少で、多様な人材の活用が必要な時代です。そうしたなか、シニア採用が注目されています。本記事では、シニアを取り巻く状況、彼・彼女たちの定年後の労働に対する意識を調査データに基づき紹介。また、採用するメリットも挟みつつ求人でのコツや活用するポイント(取り組み事例)にも言及します。

データで浮かび上がるシニアの求職意識や採用、活用のポイント

  • 2022.08.25
  • 2024.11.15

労働力人口の減少で、多様な人材の活用が必要な時代です。そうしたなか、シニア採用が注目されています。本記事では、シニアを取り巻く状況、彼・彼女たちの定年後の労働に対する意識を調査データに基づき紹介。また、採用するメリットも挟みつつ求人でのコツや活用するポイント(取り組み事例)にも言及します。

シニアを取り巻く状況

シニア採用を検討するにあたっては、どうしても世相が気になるところです。とりわけ生産年齢人口や平均寿命・健康寿命、(シニアの方々の)就業率は確実に参照すべきポイントだと考えます。そのほか労務に関しても、高年齢雇用継続給付金の制度が廃止されるといったトピックに代表されるように、周縁あるいは政府に対する目配りは欠かせない状況です。加えて、人生100年時代がいよいよ現実味を帯びてきたことも、大いに影響しています。

というわけで、まずはこうしたシニアを取り巻く状況について、ざっとおさらいします。

年代別の人口推計

15~64歳の生産年齢人口は、2015年の7,682万人から2030年は6,773万人にまで少なくなると見込まれています。わずか15年間でなんと約1,000万人もの減少です。さらに驚くことに2060年には、総人口の約4割が65歳以上になるのではないかと予想されています。未来に待つのは、まさしく超高齢社会です。

【出典】
~2010年:国勢調査
~2013年:人口推計(12月1日確定値)
2015年~:国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」の出生中位・死亡中位仮定による推計結果

日本の平均寿命・健康寿命

日本の平均寿命は男女共に年々延びています。2016年時点では男性が81.0歳、女性が87.1歳でした。医療分野で技術革新が進んでいることに加えて、高齢者の健康意識の高まりも影響しているとみられます。今後もさらに伸びていくでしょう。

出典:厚生労働省による「生命表」
※2013年~2016年は「第11回健康日本21(第二次)推進専門委員会資料

65歳以上の就業状況

65歳以上の就業状況は、2020年1現時点で902万人でした。顕著な上昇傾向からうかがえるのは、シニアの方々の労働意欲の高まりはもちろん、彼・彼女たちの採用に力を入れる企業もまた、増加傾向にあるということでしょう。

出典:労働力調査 ※2020年データは1月~9月平均値

「人生100年時代」に向けた政府の動き

先進国では2007年生まれの2人に1人が100歳を超えると予測されています。そう、人生100年時代の到来です。日本政府も例にもれず、「人生100年時代構想会議」を実施し、多様な人生の再設計を可能とする社会を目指す議論を続けています。

定年後に働くことに対するシニアの意識

55~79歳の男女へ就業意向の有無を尋ねたところ、6割近くが定年後も働きたいと回答しています。そのなかで特に多かった理由は「生計維持のため」「家計を補助するため」でした。ゆえに金銭面に不安を覚えていることがわかります。

出典:ディップ総合研究所「少子高齢化の今、55~64歳は約6割が‟定年後も働きたい”と回答! そのうち半数以上が同じ業種・職種を希望」
※対象者条件:47都道府県内の55~79歳の男女(定年退職前就業者:47都道府県内の55~64歳の正社員の男女)

実際のところ給与に関する調査では、20万円以上を希望する人が6割以上に及び、シフトの希望に対しては8時間以上と答える方が半数以上を占めています。もちろん、最低限健康であることが前提でしょう。と、それは裏を返せば、特に身体に支障をきたさない限り、定年前と同じように働いて給与を積み上げたいと考えるシニアが、それなりに多いといえるのかもしれません。

出典:ディップ総合研究所「‟定年後、働きたかった”シニアのうち、6割以上が今も就業!これから仕事探しをする可能性は1割強に留まる」

シニア採用で意識したいポイント

さて、実際にシニア採用を進めるうえで大事なポイントは、ずばり求職者を安心させることです。職場の雰囲気は臨場感が伝わるように、仕事内容は一連の流れが明確にわかるように、求人募集の内容を見た人たちがすんなりと自分事化できる解像度で表現するようにしましょう。加えて、同じシニアのスタッフが働いているのであれば、そのことも打ち出すようにしてください。まさに不安を払拭させるには(自分事化させるには)このうえない要素です。一方で、まだまだ現役バリバリに働ける自信を持つ方にとっては、“シニア”の属性に対して抵抗を持たれる可能性があります。そのため、“シニア”を押しすぎないことも大事です。

シニア採用のメリットと企業の活用事例

シニア活用のメリットの一つはまず、モチベーションの高い方が多い傾向にあることです。結果、意欲十分なことから離職率も低く、職場の活性化にさえつながるといったケースは、思いのほかよく見受けられます。また、豊かな経験、技術、人脈を武器に即戦力になりやすい点も大きなメリットです。シニアが活躍する企業の取り組み事例をみても、全体的なサービスのレベル向上に寄与していることがありありと伝わってきます。

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