求職者調査から見る「シニア」の思考と採用ポイント

労働力人口の減少により 今と同じレベルのサービス提供および利益の確保を行うには多様な人材の活用が必要となっております。高齢化社会が進んでいる今、健康寿命が延びている「シニア」の取り込みが注目されております。経験豊富でマナーや対応力が身に付いたシニア採用に取り組む企業も増加しております。シニア募集の求人を出す際に工夫すべきポイントをデータと共にご紹介いたします。

シニアの動向

1.年代別の人口推計

15~64歳の生産年齢人口は減少傾向にあり、2015年では7,682万人であったのに対し、2030年は6,773万人と約1,000万人も減少している。少子高齢化が加速しており、2060年には総人口の約4割が65歳以上と超高齢社会になると予想されている。

出典元:2010年までは国勢調査、2013年は人口推計12月1日確定値、
2015年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」の出生中位・死亡中位仮定による推計結果

2.日本の平均寿命・健康寿命

日本の平均寿命は男女共に年々延びており、2016年時点では男性が81.0歳、女性が87.1歳となっている。 医療分野で技術革新が進んでいることに加えて、高齢者の健康意識の高まりも影響していることから、 今後も更に延びていくと予想される。

出典:平均寿命 厚生労働省「管理生命表」(2010年は「完全生命表」健康寿命 2001~2010年は厚生労働科学研究費補助金「健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究」
2013年~2016年は「第11回健康日本21(第二次)推進専門委員会資料」

3.65歳以上の就業状況

65歳以上の直近10年の就業状況は、2020年1現時点で902万人(5.4ptアップ)となり、就業率は上昇幅が顕著となっている。人手不足の中で即戦力としてもシニア層の採用が増えており、働くシニア層が増加している。

出典元:労働力調査 ※2020年データは1月~9月平均値

4.「人生100年時代」に向けた政府の動き

先進国では2007年生まれの2人に1人が100歳を超えて生きる「人生100年時代」が到来すると予測し、新たな人生設計が必要である。そこで、日本政府で「人生100年時代構想会議」が実施され多様な人生の再設計を可能とする社会を目指すための議論が行われている。

求職者動向調査結果からつかむシニア像

1.6割が定年後も金銭・健康面を理由に働きたいと回答

55~79歳の男女への調査で、6割近くが定年後も働きたいと回答。働きたい理由として、生計維持のため、家計を補助するためといった金銭面や健康面に関わる理由が上位に挙げられている。

出典:ディップ総合研究所「少子高齢化の今、55~64歳は約6割が‟定年後も働きたい”と回答! そのうち半数以上が同じ業種・職種を希望」
※対象者条件:47都道府県内の55~79歳の男女(定年退職前就業者:47都道府県内の55~64歳の正社員の男女)

2.正社員希望は6割越えの中、非正規雇用で働いているシニアが半数

正社員の希望は66.1%と他の雇用形態と比較して圧倒的に高く、非正規雇用からの転換を希望しているケースが多い。金銭面や雇用の安定性からも、正社員を希望する人が多いと考えられる。

左ー出典:出典:ディップ総合研究所「‟定年後、働きたかった”シニアのうち、6割以上が今も就業!これから仕事探しをする可能性は1割強に留まる」
右ー出典:ディップ総合研究所「少子高齢化の今、55~64歳は約6割が‟定年後も働きたい”と回答! そのうち半数以上が同じ業種・職種を希望」

3.定年前と同じように8時間以上働き、給与もしっかり貰いたいと考えるシニアが多い

8時間以上の勤務を希望する人が約半数を占めており、給与に関しても20万円以上を希望する人が6割以上と、健康で働けるうちは定年前と同じように働きたいと考えている人が多い。

出典:ディップ総合研究所「‟定年後、働きたかった”シニアのうち、6割以上が今も就業!これから仕事探しをする可能性は1割強に留まる」

4.シニア世代が仕事を探す際には、分かりやすい研修やマニュアルを求める

研修内容についての詳細を求める回答が多く、希望する研修として紙のマニュアルを求める声が最も多く挙げられていた。世代にあわせた、わかりやすい研修方法が定着・今後の活躍に繋がる。

出典:ディップ総合研究所「2020年」これまでの求人募集が変わる! 求職者が応募したくなる採用のヒント~アルバイト・パート7,000人アンケート調査~」
●調査実施時期:2020年7月2日(木)~2020年7月10日(金)
●対象者条件:47都道府県内でアルバイト・パートとして就業している15~69歳の男女

5.フリーターの4割がフレキシブルなシフト体制を求める

フリーターの約4割が、シフトを「常に変動したい」と回答しており、フレキシブルな勤務に対応できる体制を整えることが重要です。

出典:ディップ総合研究所「2020年」これまでの求人募集が変わる! 求職者が応募したくなる採用のヒント~アルバイト・パート7,000人アンケート調査~」
●調査実施時期:2020年7月2日(木)~2020年7月10日(金)
●対象者条件:47都道府県内でアルバイト・パートとして就業している15~69歳の男女

6.求職者の8割が交通費支給により応募意欲が高まる

交通費支給の有無が応募意向にかかわると回答した人が8割以上を占め、さらに、‟支給のタイミング”も求職者の仕事探しのポイントとなっています。

出典:ディップ総合研究所「2020年」これまでの求人募集が変わる! 求職者が応募したくなる採用のヒント~アルバイト・パート7,000人アンケート調査~」
●調査実施時期:2020年7月2日(木)~2020年7月10日(金)
●対象者条件:47都道府県内でアルバイト・パートとして就業している15~69歳の男女

シニア採用に向けた求人ポイントと企業取組み事例

1.応募意欲を高める「仕事内容欄」

実際に自分が働けるイメージが持てることが重要です。自分と同じような年代のスタッフが働いていることや、仕事内容が実際に見えることが応募の後押しになります。60代でもバリバリ働きたい方だとシニアと呼ばれることに抵抗がある方も。シニアを押しすぎないように注意をしましょう。

2.シニア活用を進める企業の取組み事例

シニアの活用に注目している企業が増加しております。シニア活用のメリット1つ目は『働く意欲が高く、離職率も低いため、職場の活性化につながる!』、2つ目は『豊かな経験、技術、人脈があり即戦力になりやすい!』などです。シニアを活用することで全体的なサービスレベルの向上にも繋がります。

3.シニア歓迎求人情報サイト「グラン・ジョブ」

バイトルではシニア歓迎求人のみを集めた「グラン・ジョブ」を開設。Google検索で上位に表示されるよう、SEO対策も行っており、幅広く訴求している。

まとめ

  • 高齢化社会が進む中、健康寿命も延び、定年後も働きたいシニアが6割以上
  • 同世代が働いている姿や仕事内容が詳細に分かることで応募意欲が向上
  • シニア採用のメリットは『働く意欲が高く、離職率も低いため、職場の活性化につながる!』『豊かな経験、技術、人脈があり即戦力になりやすい!』
  • 近年では、シニア採用に注目をしている企業も多く、街中でもよく見かけるようになりました。労働力人口が減っていく中、幅広い人材活用が必要となっていきます。 バイトルは変化する求職者のニーズを的確にとらえた上で、「貴社の魅力」を求職者へ届け、採用成功まで導きます。

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