近年、求人広告をWeb上に掲載することが一般的です。インターネット上には多種多様な求人広告やサービスがあります。そのなかで、自社に最適なものを選ぶことが重要です。本記事では、中小企業の人事担当者やスタートアップ経営者に向けて、Web上の求人広告、インターネットサービスを厳選してご紹介します。

Webで求人掲載できる求人広告、インターネットサービスを厳選紹介

  • 2024.06.18
  • 2024.07.10

近年、求人広告をWeb上に掲載することが一般的です。インターネット上には多種多様な求人広告やサービスがあります。そのなかで、自社に最適なものを選ぶことが重要です。本記事では、中小企業の人事担当者やスタートアップ経営者に向けて、Web上の求人広告、インターネットサービスを厳選してご紹介します。

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求人掲載でWebが主流のわけ

Webで求人を検索する様子を表現

昨今は、求人広告を掲載する媒体としてWebが主流ですが、その理由はいくつかあります。具体的には次のとおりです。

いずれも今の時代に合った特長を持ち合わせています。主流であるのも納得です。以下、それぞれ詳述します。

広範囲へのリーチ

Web掲載の大きな特長は、広範囲にわたって求職者にアプローチできる点です。インターネットを利用する人口は年々増加しています。それゆえ、幅広い層に求人情報を届けることが可能です。インターネットは若年層中心に利用するのが一般的だったちょっと前までは、新卒採用や若手人材の獲得に適していましたが、今はそれだけではありません。属性を問わずして欲しい人材と接点を持ちやすくなってきています。

タイムリーな情報更新

Web上の求人情報は、いつでも素早く更新ができます。紙媒体の求人広告では、掲載後の変更はなかなか難しいでしょう。他方、Webであれば募集要項の変更や追加も容易です。求職者に常に最新の情報を提供できるため、結果、応募数の向上につながる期待も高まります。

コンテンツの充実

Webで掲載される求人広告では、動画やリンクといったインタラクティブな要素を用いることで、より詳細な情報提供が可能です。企業理念や職場環境、仕事内容などを分かりやすく伝えられるため、求職者の(企業に対する)理解を深めることができます。

コストパフォーマンス

Web媒体の求人広告は、紙媒体と比較してコストパフォーマンスが高い傾向にあります。たとえば、印刷、原稿のやり取り等々、紙だと手間&費用がかかり、煩わしく感じるところも多いでしょう。他方、Web媒体への掲載はデジタルゆえのシンプルな工程で以て、特に骨を折ることなく反映まですんなりいくことがほとんどのように思います。何より成果につながりやすいことから、総じて採用コストを抑えやすいといえるでしょう。

効果検証のしやすさ

Webで掲載すると、デジタルに基づいたテクノロジーゆえにアクセス数や応募数などのデータを詳細に把握できます。これらの数値を分析すれば(システムやツールによってはここまで対応してくれる)、利用している求人サービスの効果などが明らかになってくるはずです。こうした検証を容易にしてくれるだけでも有用ですが、そこからさらに採用戦略の改善も浮かび上がってきます。この好循環(つまりはPDCA)を構築してくれる点は、まさに大きなメリットです。

Web上の求人広告、インターネットサービスの主な種類

Web上の求人サイトを閲覧している様子

Webに掲載すると一口にいってもそのタイプはいくつか存在します。大きくは無料か有料かに分かれるでしょう。加えて、検索エンジンのなかにも掲載枠は設けられています。もちろん、ソーシャルメディアも無視できません。というわけで以下、それぞれについて解説します。

無料タイプ

無料タイプの求人掲載サービスには、ハローワークの求人サイトなどが挙げられます。掲載料がかからない点は確かにメリットです。しかしながら、掲載できる情報に制約があることは念頭におく必要があります。

有料タイプ

文字どおり有料の求人掲載サービスです。無料タイプと比較して機能やサポート内容が充実しています。具体的には、ターゲットに合わせた広告の最適化、原稿作成、詳細なデータ分析、スカウト……等々です。採用活動全般においては、応募者管理の自動化を可能にするサービスもあります。

検索エンジン型

インターネット上でお仕事に関するキーワードを検索すると、求人検索エンジンと呼ばれる掲載枠が表示されることがあります。ここに情報を登録すれば、求職者が検索した際に(そのキーワードと親和性が高ければ)、自社の求人との接点が生まれる可能性が出てくるわけです。一方で、下位表示の場合は、他社求人に埋もれてしまうかもしれません。

ソーシャルメディア

SNS上で求人広告を出稿する方法です。この方法の強みは、ユーザーの属性に応じたターゲティング配信ができる点です。このとき、適切な媒体選定がカギを握ります。たとえば、どのSNSを使うかで、テキストかビジュアルかなどコンテンツを訴求する仕方も変わってくるでしょう。

無料でも掲載できる代表的なWeb上の求人広告サービス

無料を表現

ここからは無料と有料でどう違うかを理解するために、もう少し深掘りしていきましょう。まずは無料掲載のサービスからです。いくつかピックアップします。

ハローワーク インターネットサービス

厚生労働省が運営する公的な求人サイトです。全国各地のハローワークに登録された求職者に向けて発信できます。お仕事探しをハローワークで行う方が一定数いることを考えれば、無料とはいえ求職者の目に留まる可能性もあるでしょう。なお、掲載には最寄りのハローワークでの申し込みが必要です。

ジモティー

ジモティーは、地元密着型のサイトです。意外と知られていないかもしれませんが、ここでも求人広告は掲載できます。そして、無料です。特定の地域での採用を強化したい場合は、使ってみるのも一つでしょう。

求人Free

無料の求人サイトとはいえ、原稿作成をサポートしてもらえるため、自社の魅力を伝えやすい側面があります。一方で、掲載求人件数が制約される点も認識しておきましょう。そのため、状況に応じてサイト内の有料スペースを使ってもよいかもしれません。

有料で掲載する代表的なWeb上の求人広告サービス

有料を表現

続いては、有料掲載の求人サービスを紹介します。有料とはいえ、あくまで成果にコミットしているものです。結果次第でその価値は十分に感じられるでしょう。また、プランのバリエーションや各サービスの組み合わせなども加味すると、選択肢は実に多く用意されていることがわかります。

▶関連記事:求人広告媒体(求人サイト)を有料掲載の場合で比較!

というわけで、以下、代表的なサービスを取り上げます(dipの求人媒体以外も簡単にピックアップします)。

バイトル

「バイトル」は、アルバイト・パート募集に特化した求人サイトです。アルバイト採用の王道といっても過言ではありません。その所以はいくつかありますが、たとえば以下に示すメリットや特徴も、大きな要素です。

掲載プランは複数用意されており、求人ニーズに合わせて柔軟に選べるのも便利なポイントでしょう。掲載までのプロセスも極力、無駄を排除。スピーディーな採用が可能です。

▶バイトル:【公式】バイトルならアルバイト求人募集の掲載料金プランを選択可能

バイトルNEXT

「バイトルNEXT」は、社員採用に特化したサービスです。ここに求人を掲載すると、前述のバイトルにも無料で掲載できます。正社員あるいは契約社員を採用したい企業におすすめです。

以下、バイトルNEXTのメリットと特徴を挙げます。

マッチ度を高める機能(動画掲載・しごと体験・職場見学機能)はバイトル同様、十分。効率的な採用活動が期待できます。

▶バイトルNEXT:【企業向け/公式】バイトルNEXT – 掲載料金表あり!社員採用なら

バイトルPRO

「バイトルPRO」は、専門職種で活躍する有資格者や経験者を対象とした求人サイトです。即戦力の人材を求めているならうってつけかと考えます。

バイトルPROのメリットと特徴は次のとおりです。

業界に精通したコンサルタントが採用をサポートしてくれるのは心強い限りでしょう。プロのサポートゆえにプロ人材を獲得できます。

▶バイトルPRO:【企業向け/公式】バイトルPRO(プロ) – 掲載料金例あり!

はたらこねっと

派遣社員を探している企業には「はたらこねっと」の掲載をおすすめします。バイトルPRO同様、即戦力ユーザーが多く登録。実際に、実務経験者が70%以上です。頼りになる方々からの応募が期待できます。

はたらこねっとのメリットと特徴は次のとおりです。

手厚いサポートの数々は、マッチング率の高い採用を実現するのに十分。派遣サイトでの掲載企業数がトップクラスであることも容易に頷けるはずです。

▶はたらこねっと:【企業向け/公式】はたらこねっと – 掲載料金プランあり。派遣以外も!

リクナビNEXT

若手・中堅社会人を対象とした転職サイトです。会員制であることも特徴の一つに挙げられます。

マイナビ転職

転職に特化したサービスです。CMなどによる認知度もさることながら、ブランド力の高いサイトだといえます。

doda

幅広い業種・職種、また大手からベンチャーまで多種多様な求人が掲載されています。

en転職

経営層から中堅社員まで、幅広い層の採用ニーズに応える転職サイトです。

Indeed

日本国内でも利用者が増加しています。掲載は無料から可能。有料オプションも活用できます。

代表的な求人検索エンジン

求人検索エンジンを示唆

求人検索エンジン型の代表的なサービスは次のとおりです。

以下、それぞれ詳述します。

▶関連記事:求人検索エンジンとは?メリット・デメリット、無料・有料についても解説

Googleしごと検索(Google for Jobs)

Googleが提供する求人検索エンジンです。各求人サイトの情報を一括で検索できます。これにより、求職者がGoogleで求人を探す際に、自社の求人情報を表示できるかもしれません。うまくいえば双方にとってプラス。求職者は複数の求人サイトを訪れる手間が省け、企業は幅広い層にアプローチ可能。自社の採用サイトを制作した際には横断的に活用したいサービスです。

▶関連サービス:【公式】採用ページコボット – 費用・実績も紹介!採用サイト制作サービス

求人ボックス

求人ボックスでは、国内の主要な求人サイトの情報を横断検索できます。この一括検索機能は、求職者の利便性向上に寄与。応募数の増加にも期待が膨らみます。さらに、掲載サイトの指定や求人原稿の自動最適化なども搭載。採用担当者の業務効率化につながります。

スタンバイ

スタンバイもまた、主な求人検索エンジンの一つとして数えられます。「検索絞り込みが便利」「職種に対する理解促進のコンテンツが充実している」「専門スキルを持った求職者にアプローチしやすい」等々、他媒体に引けを取らないメリットが豊富です。

代表的なSNS広告

SNSを表現

広告掲載が可能なSNSは次のとおりです。

これらのプラットフォームは、それぞれ独自性が高く、ニーズに応じた採用戦略が展開できます。以下、配信機能や強みなど詳述します。

Facebook

ユーザー属性や行動履歴に基づいたターゲティング機能が充実しているため、自社の求人に適した人材に対して効率的にアプローチできます。また、採用ページへの誘導や応募フォームの設置など、採用プロセスを最適化する機能も搭載。これにより、求職者のエンゲージメントを高め、応募数の増加が期待できます。

Wantedly

多くのビジネスパーソンから支持されているソーシャルメディアサービスです。企業文化や仕事内容を動画などで分かりやすく伝えることで求職者とのマッチングを図ります。従業員による情報発信も人気のコンテンツです。これにより、自社へのエンゲージメントも高めやすく、そのまま応募や採用につながることも珍しくありません。

LinkedIn

ビジネス特化型のSNSです。国内外で利用されています。経験豊富なビジネスパーソンが多く登録しているため、即戦力人材の採用に有効です。出色はダイレクトリクルーティング(スカウト)機能。求職者に対して直接アプローチできます。

Web上の求人広告、インターネットサービスを選ぶポイント

各業界で働く人たちを紹介

Webに求人広告を載せるうえで、サービスの選定は非常に重要です。しかしながら、見定めるポイントがわからなければ、間違った選択をしてしまう恐れもあります。というわけで、大事な要素をいくつか列挙。具体的には次のとおりです。

以下、それぞれについて詳述します。

採用ターゲット

まず、自社が求める人物像を明確にしてください。具体的に採用要件が決まれば、次にターゲットが多く訪問するサービスを探しましょう。たとえば、スキルが高い経験者を採用する場合は、バイトルPROなどプロ人材に特化したサービスがおすすめです。実にシンプルな選定方法ですが、ここを疎かにしてしまうと、終始ちぐはぐな採用になってしまいます。

掲載までの期間

採用までの希望スケジュールに合うかどうかも選定基準としては大事です。たとえば、スピード採用を打ち出しているバイトルなどがここでは該当します。この場合、くれぐれも無料サービスは選ばないよう気を付けましょう。採用どころか応募すら全然集まらない可能性があります。

サポート領域

初めての求人掲載では、原稿の書き方や運用方法に不安を感じることが多いものです。そのため、自社にノウハウがない場合は特に、サポート体制が充実したサービスを選ぶことが肝心だと考えます。掲載後のフォローアップ、効果検証なども含めて、プロと伴走できることがやはり安心です。

費用対効果

求人広告にかけられる予算は企業によって異なります。かといって無料サービスに固執しても結果につながらないことは多く、何のための求人掲載かわからなくなるでしょう。たとえ予算をなかなか割けないにしても、有料サービスとの併用は視野に入れるべきです。あくまで目的は欲しい人材を採用すること。だとすれば、費用対効果を意識することの方が断然、大事だと考えます。

導入事例

同じ業界や近い規模の企業が何を導入しているかを知ることもサービスを選ぶ際には有効です。特に導入事例は大いに参考にできます。そこには媒体選定のみならず、自社の採用活動に生かせるヒントが多く含まれているでしょう。

▶導入事例一覧:dipの求人サービスで、課題解決につながった事例をチェックする

Webの時代に効果的な求人広告を掲載するために

いまはWebの時代です。紙媒体が主流だった頃とは求人のあり方が大きく変わっています。求人サイトだけでなく求人検索エンジンやソーシャルメディアもうまく活用していかなければ、他社との競争に勝てず、欲しい人材の獲得がどんどん難しくなっていくでしょう。ただでさえ、労働力人口が減り、人手不足の問題が叫ばれている昨今の趨勢です。打ち手を増やす、あるいは見直すことは必須といっても過言ではありません。そのなかですぐにできることは、サービスの適切な選定かもしれません。前述したポイントをおさえつつ、自社の魅力を最大限届けられる選択が問われます。

潜在層も含めてWeb上に数多いる求職者に選ばれるために、多くの求人がひしめくなか企業側はどのサービスを選べばよいのでしょうか。拙稿がお役に立てれば幸いです。

▶関連記事:求人掲載でおすすめの求人サイト~アルバイト、社員、派遣から業種別まで~


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