主婦(主夫)のアルバイト、パート探しが活発化する時期

冒頭でもお伝えしたように、主婦(主夫)の方々がアルバイト・パートを探す時期としては、春もしくは夏から秋にかけて活発化する傾向にあります。より詳細に伝えると、「子どもが入園式、入学式を終えた後」と「子どもの夏休みが終わる頃」です。本章では、それぞれの時期に加え、彼・彼女たちの年間動向についても取り上げます。なお、前者に当たる4月中旬は学生も主婦(主夫)同様にお仕事探しが活発化。さらには就職先を決めずに卒業された方(つまりはフリーターの方々)も採用するには狙い目です。いずれにせよ、採用活動はタイミングを逃さないことが鉄則。というわけで以下、ご参照ください。
子どもが入園式、入学式を終えた後
例年、4月上旬の時点では、子どもの進学や新学期による慌ただしさもあり、主婦(主夫)の方々のお仕事探しは本格始動とまではいきません。が、入園式や入学式が終わると、たちまち活発化する動きが見られます。これは、子どもたちが新しい環境に慣れることで、主婦(主夫)の方々は一旦手が離れ、自分たちの時間やリソースを調整しやすくなるからです。主婦(主夫)にとって、フレキシブルな働き方も含めて比較的余裕が生まれるこの時期は、採用の大きなチャンスだといえます。
子どもの夏休みが終わる頃
夏休みは子どもと一緒に過ごす時間が多く、仕事自体はもちろん、求職活動さえなかなか着手できないことが多いと思われます。そうはいってもやはり、何かと費用がかさむ年末に向けてある程度、蓄えは必要です。学用品の購入も余儀なくされるかもしれません。そうしたことを8月に入った頃から徐々に意識しはじめ、やがてお盆が明ける頃には行動に移す主婦(主夫)の方は、思いのほかよく目につきます。
そして4月と同様に長期休暇明けもまた、(子どもたちとともに)生活スタイルが変化する時期です。特に夏休み終わりは、活用できる時間が増えるためか主婦(主夫)の働きたい意欲は高まっていく傾向にあります。したがって企業側は、4月中旬だけでなく、この時期にも照準を絞り、アルバイト・パートの求人募集を行うとよいでしょう。
年間動向でみる主婦(主夫)のお仕事探し
上述した主婦(主夫)がアルバイト・パート探しに活発化する時期とは別に、1年間の動きについて知りたい方も当然いらっしゃるかと思います。以下お伝えするのは、各月で見られるお仕事探しの主なスタンスです。
なお、主婦(主夫)のみならず、学生やフリーターについても把握しておきたい方は、こちらの記事をご確認ください。
▶求職者の動きがわかる!学生、フリーター、主婦(夫)のお仕事探し年間動向
1月の動き
傾向として、成人の日が過ぎたあたりに動き出す方は一定数いらっしゃいます。おそらく年が明けて子どもの休みも一旦落ち着くからでしょう。もしくは年末年始に散財した分をカバーするために、お仕事探しに力を入れる向きもあるかもしれません。
2月の動き
新年も1ヶ月過ぎれば、大方、時間の空きが増えるようになるでしょう。この時点ですでに、4月から働けることを視野に入れてアルバイトやパートを探す主婦(主夫)も見受けられます。
3月の動き
子どもの卒業や進学準備などもあり、主婦(主婦)の方にとっては忙しい時期です。そのため、お仕事探しの動きはやや停滞する傾向にあります。
4月の動き
すでにお伝えしたとおり、中旬以降は活発化。近隣の主婦(主夫)の方々にうまくアプローチするためには、ローカル向けに特化した求人がカギを握ります。
5月の動き
1年のなかで「パート」と検索されやすい時期がこの5月です。こうした求職者ニーズへの目配りとあわせて主婦(主夫)に関しても、ゴールデンウイーク明けの動きをあらかじめ想定しておいた方がよいかもしれません。
6月の動き
「子どもが家にいない日が多い時に働きたい」
「夏休みを迎える前までになるべく稼いでおきたい」
祝日がない6月。そう思う主婦(主夫)は決して少なくありません。
7月の動き
8月に比べるとそこまで動きは見られないものの、子どもが夏休みに入ったタイミングでお仕事を探し始める方も一定数出てきます。
8月の動き
9月あるいは8月下旬から早速働けるように、お盆明けからでもアルバイト・パートを探す方は多くいらっしゃいます。
9月の動き
子どもの夏休みが終わろうとする頃から加速し始める主婦(主夫)のアルバイト・パート探し。9月に入ってもなお、その勢いは続く傾向にあります。
10月の動き
10月も依然、主婦(主夫)は下火になることなくお仕事を探しています。また、クリスマスや年末の繁忙期に備えてか、アルバイト・パート採用に力を入れる企業も続々と出てくる時期です。
11月の動き
10月に引き続き、お仕事を探す主婦(主夫)の動きは、目に見えて鈍化することがないまま推移していく傾向にあります。と同時に、アルバイト・パート雇用に注力する企業間では彼・彼女たちの取り合いが見られます。
12月の動き
忙しい年末が控えているせいか、この時期、主婦(主夫)のお仕事探しは落ち着く傾向にあります。
以上が主婦(主夫)のお仕事探しに関する年間動向です。なお、さらにわかりやすく、詳細を確認されたい方は、ぜひこちらの資料をダウンロードしてください。
主婦(主夫)採用がもたらすメリットや効果

近年、多くの企業がさまざまな雇用戦略を模索しているなかで、主婦(主夫)採用が安定して人気を博す理由は、紛れもなくメリットや効果をもたらしているからでしょう。以下、それらについて具体的に取り上げます。
基本的なビジネスマナーを教える手間が省ける
一般的に主婦(主夫)の方々は、家庭内でのコミュニケーションはもとより、過去の社会人経験からもすでにビジネスマナーを身につけている可能性が高いと考えられます。社会人としての振る舞い方を一から教育するコストを削減できる点は、目立ちにくいかもしれませんが、間違いなくメリットです。また、日常行っている(行ってきた)子育てや家事などは、時間管理、優先順位の決定なくしてスムーズにこなせるものではありません。すなわちこのスキルは仕事においても生かすことが可能です。こうした側面からも、ある程度安心して採用できる存在だといえます。
年度替わりで辞められる可能性が低い
学生やフリーターが卒業や就職のタイミングなどを理由に辞める可能性が高い一方で、主婦(主夫)の場合、離職するときはパートナーの転勤による引っ越しなど、家族の都合であることがほとんどです。そのため、年度替わりを機に辞められるといったことは少ないといえます。
また、くわしくは後述しますが、応募の判断材料の一つに「通いやすさ」を重視している点も無視できません。これは、通勤環境に変化がなければ、長期にわたって働いてもらえる可能性が高いことを示唆しています。
主婦(主夫)が応募を判断する主なポイント

主婦(主夫)の採用が有効だとわかったところで、彼・彼女たちをどのように募集していくかを心得なければ、雇用戦略として浮上したビジョンは絵に描いた餅です。そうした事態に陥らないためにも“主婦(主夫)がアルバイト・パートの求人情報を確認するとき、果たしてどこを見ているのか”にきちんと意識を向ける必要があります。以下、その内容について具体的に列挙します。
なお、さらにわかりやすく、詳細を確認されたい方は、ぜひこちらの資料をダウンロードしてください。
シフト調整や休暇取得の柔軟性
主婦(主夫)がアルバイト・パートとして働くうえで最も重視するポイントの一つがシフトの調整や休暇の取得を柔軟に行えるかどうかです。臨機応変にシフトを組める職場でなければ、家事や育児に支障をきたすことが考えられます。休暇の取得も同様です。特に子どもが怪我や病気に見舞われることを想定したとき、融通がきくかわからなければ、不安を覚えざるを得ないでしょう。そのほかイレギュラーな事態に対してシフトや休暇を最大限配慮してもらえるか否かの情報は、家庭の仕事を優先したい主婦(主夫)だからこそ、人一倍目を光らせてチェックされるはずです。
通勤時間の長さと交通費支給の有無
通勤に時間を要すると、単純に帰宅後の家事や子育ての時間に影響が出てきます。かといって安易に手段を変えて交通費を掛けてしまうのも考えものです。「自転車や徒歩で行ける距離なのか」「交通費は支給されるのか」など、主婦(主夫)の方は確実に調べようとするでしょう。
▶関連記事:交通費支給について基準やアルバイトへの設定、注意点など解説
仕事内容
仕事内容は誰もがチェックする項目でしょう。そうしたなか主婦(主夫)に限っていうと、やりがいやモチベーションを上げてくれる仕事よりも短時間で問題なくこなせそうなレベルの業務が重視されるきらいがあります。これは、家事を優先するためには致し方ないことといえそうです。というのも大きな責任が伴うプロジェクトや高度なスキルを要する業務を任されてしまっては、時間を犠牲にする羽目になりかねません。それを懸念し、複雑な内容については、避ける向きが一定数あると思われます。
主婦(主夫)採用がうまくいく求人のコツやノウハウ

前項で述べた応募の判断に至るポイントを踏まえて、実際に主婦(主夫)を採用するためにはどのような求人が効果的か紹介します。もちろん、この先時代とともに移り変わる可能性はありますが、現状うまくいくためのコツやノウハウとして少なからず機能するはずです。
重要項目に対しては内容をくわしく説明する
求人募集要項のなかで主婦(主夫)が重視する項目とその内容は、まさしく前述した“応募を判断するポイント”です。したがって、それらについてなるべく明確に説明することが求められます。
たとえば、シフト調整、休暇取得の柔軟性について述べると、具体的な方針や制度を明記することで、主婦(主夫)の方々は自身の要望に合わせた働き方が可能かどうかを容易に判断できるでしょう。また、通勤時間の長さや交通費支給の有無については、勤務地はもちろん、最寄り駅や主要ターミナルからの所要時間の記載があることで、許容範囲か否かの判断を即座に促せます。とても親切な補足です。加えて交通費に関して「有り」の場合は、支給額・支給条件まで明示するようにしましょう。曖昧なままではトラブルの火種になりかねません。そして、何より力を入れたいのが仕事内容です。アシスタント業務を含めたタスク領域に加え、それらに必要なスキルや経験、さらには一日の流れまで伝えられれば、主婦(主夫)側からすると就業時のイメージがより鮮明になり、ミスマッチ防止にもつなげられます。
表現方法に工夫を凝らす
会社概要や仕事内容などただ何とはなしに記載するだけでは、求職者のハートにまでは届かない可能性があります。そのため、表現方法に工夫が必要です。
たとえば、職場の雰囲気を伝えるのに有効な手段として、写真や動画の活用が挙げられます。主婦(主夫)側からすると、ビジュアル訴求によって、風景だけでなく一緒に働く人たちに対するイメージも掴みやすいでしょう。文字と比べて伝わる情報は段違いです。
また、レイアウトも疎かにできません。見出しや箇条書きを用いて情報を整理し、読みやすくすることが大切です。
▶サービスについてのご案内: dip(ディップ)が提供する求人広告掲載、採用業務サービスの総合窓口
主婦(主夫)採用の成功事例

主婦(主夫)採用を検討するうえで、成功事例は大いにヒントになり得ます。以下、dip(ディップ)の求人サービスを活用し、成果にあらわれたケースです。
求人原稿の書き分けで的確にアプローチ
バイトルを活用し、求職者のライフスタイルに合わせて魅力を伝えたところ、主婦(主夫)からの応募も増加。求人原稿をターゲットごとに書き分けたことが効果的に作用した好例です。
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初めての有料媒体で確かな効果を実感
従来の無料媒体では1年で2、3人程度の応募だったのが、バイトル、そしてバイトルPRO、バイトルNEXTを利用することで8ヶ月ほどの期間にもかかわらず、30件もの応募を獲得。主婦(主夫)からの連絡もあり、はっきりと効果を実感されたといいます。
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狙いどおり、多くの主婦(主夫)の採用に成功
「はたらこねっと」の導入によってターゲットに設定していた主婦(夫)を多く採用することに成功。求人原稿の制作・修正の早さにも信頼を寄せてもらった結果、お客様からはフォロー、追加提案を含めたdip(ディップ)のサービス全般に対して“採用に欠かせない存在”とまで仰っていただけています。
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時期を逃さず適切な方法で主婦(主夫)の採用に取り組もう!

大なり小なり働き手不足に悩む組織が増え続けるなか、状況を打開する一手として主婦(主夫)採用に注力することは実に有効です。注目度も高く、いまや企業も公共機関も挙って取り組んでいます。だからこそ、応募が集中しやすい時期や適切な媒体、訴求力の高い手法など確実に理解しておくことが大事です。採用までの道筋がクリアになれば、成果にもつながりやすくなります。検討する際はあらためて本記事をご覧いただけますと幸いです。サービスの確認やお問い合わせ、資料ダウンロードもあわせてご活用ください。