株式会社資さん様は、うどん店「資さんうどん」を運営している会社です。福岡県を中心に、九州全域に60店舗以上を展開しています。dipのサービスは3年ほど前から「バイトル」や「バイトルPRO」を導入いただき、その後は「バイトルNEXT」も活用いただいています。アルバイトの採用で安定した成果を出しつつも、特に中途採用における応募単価の削減に成功しました。
- 課題
- 紙媒体に代わる採用手法の模索
- これまで「資さんうどん」各店では紙媒体での採用がメインでしたが、より多くの応募者を集めるための新しい採用手法を探していました。
- 結果
- dipサービス導入でWeb集客がメインに 応募単価の大幅削減にも成功
- 「バイトル」や「バイトルPRO」の集客力のおかげで応募数総数の約4割がdip経由。また、「バイトルNEXT」ではエージェント利用単価よりも大幅なコスト削減に成功しました。
一部店舗での導入から全店に展開。「段違い」の応募数

dipサービスは以前から使っていたとのこと。本格的に利用しはじめた背景を教えてください。
株式会社資さん 人事課 課長 藤本隆之様(以下・藤本様):私が現在の部署に配属されたのは2年前で、その時点では「バイトル」や「バイトルPRO」はすでに導入されていました。しかし、その当時は新店の募集のみにdipさんの媒体を使用していました。一方で、紙媒体での募集が全体の約8割をしめているという状況でした。しかし、紙媒体が中心となると、読む人は必然的に限定されてしまいます。我々は主に主婦(夫)層をターゲットにしていますので、スマートフォンからの応募も十分に見込めるのではないかと考えました。そのため、認知度の高いdipさんとの協力がより一層必要と感じています。
dip媒体の効果はいかがでしたか。
藤本様:まずは一部の店舗で継続的に利用してみた結果、着実に応募者が集まり、効果が確認できた後に、全店舗での展開を決定しました。他社媒体を含め、毎月数百件の応募がありますが、その中でもdipさん経由の応募は全体の4割を占め、他とは比べ物にならないほどの応募があります。また、dipさんは若年層への集客にも強く、そのため第2新卒の採用にも期待が持てると考えています。その一環として、2023年に「バイトルNEXT」も導入しました。
面談設定率や応募単価に変化はありましたか。
藤本様:アルバイト、中途採用ともに採用単価は下がりました。特にアルバイトの場合、面接設定率も重要な指標となりますが、我々の数値は他社媒体の平均よりも常に高い水準を維持しています。面接設定率が最も高いのは自社ホームページからですが、それと同じくらいの数値をキープしていますよ。また、中途採用については、これまでエージェント経由のみで採用してきています。やはりエージェント経由での採用はどうしてもコストがかかってしまいますが、「バイトルNEXT」ではエージェントの半分以下のコストで済みますし、実際に若手の採用に成功したのでとても助かっていますよ。
「資さんらしさ」を大事に シフトの柔軟性もアピール
原稿作成で工夫した点はありますか。
藤本様:主婦(夫)層がターゲットですので、ターゲットをイメージした写真を掲載したり、お店やスタッフの様子を見せたりするのは意識しています。また、九州の店舗での求人ではタイトルに「困ったときはお互いさまやけん」と、あえて地元の言葉を使うことで「資さんらしさ」を表現してみましたね。また、アルバイトに関しては24時間営業の店舗も多いので、「スポットで入れる」という点を押し出しています。いままでは「週4日入ってもらわなきゃ」とか「少なくとも5時間は働いてほしい」とか思うこともありましたが、いまはむしろ週1日でも1日3時間でも歓迎という姿勢で、打ち出し方には気をつけていますね。中途採用向けの原稿では将来キャリアアップしたい方に絞って募集をすることが増えていると思います。
原稿を工夫したことでどのような効果がありましたか。

藤本様:やはり原稿を変えたことでターゲット層からの応募が増えたというのはすごく感じましたね。あと、なんといっても大きな変化は応募数の増加ですね。当社では応募受付や問い合わせ対応のためにコールセンターを利用していますが、「バイトル」の導入前は月に約600件だった問い合わせが、現在では月に1,000件近くに増えています。やはり問い合わせや応募が増えると当社にマッチする方を採用しやすくなると感じます。実は「バイトル」を使い始めるまでは「主婦(夫)の方の応募なんてあるのかな」と思っていたのですが、フタを開けてみればたくさんの応募が来てくれましたね。
九州を飛び出し、関西でも愛される店舗を目指す。
dipからの支援で「助かった」と感じる点はありますか。
藤本様:dipの担当者と密接にコミュニケーションを取れる点が最も助けになっています。その迅速なレスポンスは他社との大きな差別化ポイントだと思います。原稿の修正も即座に対応してもらえますし、月1回程度は顔合わせして、きちんと振り返りをしていただけるので、社内で共有するときにも助かっていますよ。正直、けっこうわがまま言ってるんですけど、たいていのことは叶えてくれる(笑)。
最後に、資さん様の今後の展望を教えてください。

藤本様:会社としてはいま成長段階にあり、関西まで進出しようかという勢いがあります。ただ、いままで九州では採用できていましたが、「資さんうどん」になじみがない地域でも採用できるのかという点が一番の課題だと思っています。まさにそこはdipさんの力をお借りして、当社が初進出となる地域でもしっかり採用していきたいです。店舗は年間15店舗ほどの出店を予定していますので、本当に多くのスタッフを必要とします。全体の半分くらいをdipさん経由で採用できればいいですね。