DEIがますます身近になる昨今、ダイバーシティの取り組みもまた、大なり小なり規模を問わずさまざまです。DEIインタビュー企画第2弾。今回は、ミドルシニア採用を後押しする派遣会社「グラスト」様を取材しました。採用戦略の一つとして年齢の幅を広げることは確かに有効である一方、教育やマネジメントの点には少なからず不安が生じることも否めません。多くのクライアントがそうしたジレンマを抱えるなか、それでも積極的に40代以上のスタッフ派遣を推進されるグラスト様の自信を裏付けるものとは果たして何なのでしょう?インタビューを通じてそこには、これまで培ってきた経験、ノウハウ、そして一人ひとりに深く向き合う真摯な姿勢が浮かび上がってきました。
DEI(ディー・イー・アイ)とは、「Diversity(ダイバーシティ、多様性)」「Equity(エクイティ、公平性)」「Inclusion(インクルージョン、包括性)」の略称です。年齢・性別・人種などの多様性を実現し、公平性を重視する概念のことを指します。日本の労働人口減少を背景に多様な人材を活かすことや、グローバル化など企業の競争力を高めることにも繋がります。また、ESG投資やSDGsにおいても、ひとつの重要な概念です。
→dip DEIプロジェクトのご紹介記事は、dipが運営するアルバイト探しや転職に役立つ情報メディア「バイトルマガジン」にて掲載中です。採用活動のひとつのあり方、ヒントとして、本事例をぜひご参照ください。
2007年12月に人材派遣業を開始した株式会社グラストは、若年層の派遣を強みに急成長を遂げてきました。しかし2022年10月に突如として幅広い年齢層の派遣強化を表明します。
バイトルマガジンーグラストの派遣は、一人ひとりの中にある多様性が見えるまで、人間関係を深めていく
しかも初月から40代以上の派遣スタッフ就業数は前月比163%を記録。若く勢いある集団が、ミドルシニアでも躍進すると自信をもって言えるのはなぜなのでしょうか。
現場の先頭に立ってこの方針を推進する馬塲氏のインタビューからは、驚くほど地に足の着いた戦術と、「人」の深い内面にまで踏み込んで派遣会社としての役割をまっとうしようという信念が感じられました。