株式会社銚子丸様は回転すし店「すし銚子丸」を、1都3県に約90店舗展開しています。特に福利厚生の改善に力を入れており、4年前に高校生時給を廃止。dipの意見を積極的に取り入れてくださり、導入が実現した制度もあります。銚子丸様が高校生採用をするなかで感じるメリットや課題、定着のために取り組んでいることなどを伺いました。
- 課題
- 常時掲載に適した媒体を探していた
- 銚子丸様は1都3県に約90店舗あるため、知名度の高い媒体での常時掲載を検討していた。
- 結果
- 高校生だけでなく幅広い年代の採用に成功
- 「バイトル」を利用したことで、高校生だけでなく幅広い年代からの応募が集まった。また、高校生時給を廃止したことで高校生アルバイトの割合は増加傾向にある。
4年前から高校生時給を廃止 各店舗で主力として活躍
はじめに、「バイトル」を導入した背景を教えてください。
株式会社銚子丸 おもてなし部 人財採用課 アシスタントマネージャー 小島勉様(以下・小島様):銚子丸は1都3県に約90店舗出店しているので、期間限定で募集を出すというよりは常にどこかの店舗で募集しています。そのため常時掲載する媒体を探したところ、トップクラスの知名度を持つ「バイトル」を全社で利用していくようになりました。
高校生採用に本格的に取り組むようになったのはどのような背景があったのですか
小島様:高校生アルバイトの採用自体は店舗を拡大するなかで自然とはじまっていきました。私自身も店長として高校生採用に関わったことはありますが、やはり高校生は長く働いてくれるだけでなく、物覚えのスピードもとても早いなと感じていました。当社は4年ほど前から高校生時給を廃止し、どこの店舗でも主力として活躍いただいています。
高校生採用にあたり「バイトル」を使って良かった点はありますか。
小島様:媒体ごとにさまざまなプランを利用しているので単純な比較はできないものの、やはり「バイトル」の応募数の多さには満足しています。現在だと他社媒体の倍近い応募数になることもありますよ。テレビCMや屋外広告などにものすごく力を入れている媒体だと思うので、高校生も含めて幅広い年代から応募が集まってきますね。
教育体制の整備が加速 髪色自由化にも踏み切り待遇改善を続ける
高校生を採用することで現場にはどのような良い影響がありましたか。
小島様:店舗に幅広い年代が集まることで、さまざまな面で現場が活性化されたと感じます。まずシフトの組み方でいうと、長期休みに入ると主婦(夫)の方が家庭のことで忙しくなる一方、高校生は時間に余裕が生まれるため、お互いにシフトを補完できるような体制となりました。また、「アルバイトは初めて」といった高校生が増えたことで、教える環境が確立されてきたなと感じますね。何か伝達事項やオペレーションの変更などがあった場合も、社員がすべてのアルバイトに教えなくても、アルバイト同士で教え合っていますのでとても助かっています。
新しく入社した高校生に対するフォローとしてどのような取り組みをしていますか。
小島様:普段よりもコミュニケーションを取ることをお店として意識しています。出勤時だけでなく退勤のタイミングで「次いつ来るの」とか「またよろしくね」とかいった声かけが大切だと思います。このようなコミュニケーションを取ることで、高校生がこのお店における存在意義というか「みんなが気遣ってくれているんだ」という実感を持ってほしいですね。また、間違いを指摘するときも「誰でも最初からできるわけではない」と伝えたり自分の失敗談を話したりして安心感を与えて、失敗も前向きにとらえてもらえれば良いですね。
銚子丸様は従業員の待遇改善に力を入れているそうですね。最近ではどのような取り組みをされているのですか。
小島様:最近ではdipさんから強く提案いただき髪色の自由化に踏み切りました。以前は黒髪以外を認めていなかったのですが、他の飲食店の例でも髪色にかかわらずしっかりと仕事しているわけですよね。実際、当社でも「髪を染めたいから」という理由で主力の従業員が退職してしまったケースは多くありました。当社も時代によって変化していかなければと思い、まずはトライアルとして1店舗で髪色の規則を撤廃し、その後は全店に展開していきました。
コボットで採用フローを効率化 人材採用&新規出店を推進
dipのサービスは「バイトル」だけでなく「面接コボットforアルバイト」も導入されています。こちらの手応えはいかがでしょうか。
小島様:「面接コボットforアルバイト」の導入以前は、募集があったら採用課から店舗にメールをし、それから応募者に連絡するというフローでしたので、店舗がリアルタイムで情報を確認できない状態でした。店長が応募者に電話をしてもつながらないことがありましたので、まったく効率的ではなかったですね。「面接コボットforアルバイト」を導入したことで、自動で返信や面接設定ができますので店長の負担が大幅に軽減されました。また、面接実施率も大幅に改善されました。いまでは面接実施率は7割ほどを維持していますので、しっかりと採用につながっています。
dipからの支援で「助かった」と感じる点はありますか。
小島様:やはり手厚くフォローしてくれますね。dipの担当さんは、当社の店舗をよく利用してくださっているので、当社の特徴や強みを理解していただいていると思います。そのうえで原稿を作成してくれるので、本当に安心してお任せできるパートナーです。また、わからないことや課題を相談するとすぐ対応してもらえるのでとても頼りになります。
最後に、銚子丸様の今後の展望を教えてください。
小島様:これからも新店を出店していきますので、そのときに重要となるのが人材採用です。働きやすく定着しやすい環境作りは、いままで以上に力を入れていかなければならないと思っています。人材に関することは永遠の課題ともいえますので、dipさんには今後も協力をお願いすると思います。