稚内市は我が国最北端の市です。宗谷岬や野寒布岬、大沼公園、稚内公園など観光資源が多く点在しています。また利尻島や礼文島への船の玄関口となっており、観光業が盛んです。さらには北にわずか40㎞ほどにある樺太、現在のサハリンへの玄関口となっており、航空便、船便が行きかっています。そのため、市内にはロシアからの観光客や仲買人ディーラーを見かけることが多いのが特徴です。特に稚内港には2007年に複合商業施設・稚内副港市場がオープンしました。市の中心は稚内市役所もあるJR稚内駅から稚内港にかけての周辺と、住宅団地や学校が集中するJR南稚内駅周辺です。これらエリアだけで市の全人口の8割を占めています。とりわけ稚内駅周辺は商店街があり、南稚内駅周辺は中型以上の商業施設が点在しており、この2地点を結ぶ国道40号線沿線では全国展開しているチェーン店の路面型量販店である紳士服やファッション、カー用品、レンタルビデオ店が軒を連ねているのが特徴です。また日本海とオホーツク海、それに宗谷海峡に面している稚内市は漁業が盛んで、稚内漁港だけでなく、西部日本海側の抜海港や東部オホーツク海側の宗谷港では名物のミズダコやホッケ、バフンウニなどが水揚げされます。これら港周辺ではホタテの養殖も盛んです。そして宗谷黒牛に代表される畜産業も盛んです。このように市内では農業や漁業、畜産業などの第1次産業関係、それを加工する食品加工業、観光業や物販を主とするサービス業などのアルバイト求人を見かけることができます。