DEIインタビュー企画第6弾は株式会社パソナグループ様にインタビューしました。パソナグループ様は、「社会の問題点を解決する」という明確な企業理念のもと、ひとり親、シニア、障害者など様々な属性に特化した人材サービスを提供し、多様な人材の活躍を推進しています。会社設立当初から姿勢は変わらず、年齢や性別、障害の有無を問わず、誰もが自由に好きな仕事を選択し、イキイキと人生を送れる社会の実現を目指しています。ダイバーシティの観点から、幅広い事業内容、そして今後の展望について取材しました。
DEI(ディー・イー・アイ)とは、「Diversity(ダイバーシティ、多様性)」「Equity(エクイティ、公平性)」「Inclusion(インクルージョン、包括性)」の略称です。年齢・性別・人種などの多様性を実現し、公平性を重視する概念のことを指します。日本の労働人口減少を背景に多様な人材を活かすことや、グローバル化など企業の競争力を高めることにも繋がります。また、ESG投資やSDGsにおいても、ひとつの重要な概念です。
→dip DEIプロジェクトのご紹介記事は、dipが運営するアルバイト探しや転職に役立つ情報メディア「BOMS」にて掲載中です。採用活動のひとつのあり方、ヒントとして、本事例をぜひご参照ください。
先ほど述べたように、職業人生が長期化する現代において、一人ひとりが多様な働き方や生き方を選択していかねばなりません。この時代のなかでは、キャリア構築に悩み、ライフイベントにおける課題に直面する機会は自ずと増えていきます。
そうすると、キャリアに関する悩みだけを聞いていては、その人の人生に対し寄り添い、サポートをしているとは言えなくなるんです。どんなことでも「誰に相談したらいいだろう」と悩む時に、思い浮かぶ人がいると安心ですよね。
そこでパソナでは、『キャリアコーチ』のみならず、総合的なサポートができる人材を育てるために『ワークライフファシリテーター』を新設したんです。
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本来ならどの会社にも、ワークとライフを一直線に考えられる存在が必要だと思うんです。エキスパートスタッフに対して、仕事だけでなくライフプランを設計するためのアドバイスができる人を増やしていかないと、働くことを通してイキイキと活躍できる人は増えていきませんからね。
そのため、現在は社内だけの制度に留まらず、『ワークライフファシリテーター協会』という民間資格の創設により、この取り組みを社外に広めていく活動も行っています。
BOMSーパソナが目指す、人が主役のワークとライフと多様性