フジアルテ株式会社様は、大阪を拠点にする総合人材サービス企業です。製造業への人材派遣や、製造請負が主なフィールドとなっています。今回はバイトル・バイトルPRO・はたらこねっと・採用ページコボットを活用して、低予算で大きな成果を挙げられたエピソードをお伺いしました。
- 課題
- 採用単価や応募単価が高止まりしていた。
- ここ数年来、採用単価や応募単価が高止まりしており、コストが大きく嵩んでいた。
- 結果
- データに基づいた細やかな原稿改善で応募単価を1万円以下に。
- dip営業担当者との連携を密にし、データを基にした細やかな原稿改善を行うことで、応募単価を1万円以下に下げることに成功した。採用にかかる広告費は半分程度となったが、採用数を増やして、採用単価を下げることにも成功した。
御社の業務内容や従業員数などを教えてください。
フジアルテ株式会社 南方千尋 様(以下、南方様):弊社は大阪を拠点に総合人材サービス事業を営んでおり、製造業への人材派遣や、製造請負が主な業務分野となっています。北は岩手県から南は熊本県まで、全国に35拠点があります。社員数は約1200名、派遣スタッフさんが約8800名おり、合計1万人という規模になります。
応募はほぼ全てがウェブから。紙媒体はニッチ層をカバーするために残している。
バイトル・バイトルPRO・はたらこねっとを導入したきっかけや、それまでに御社で抱えていた課題があれば教えてください。
南方様:dipさんとはかなり昔からお付き合いがあります。私が入社する以前の話になりますので、当時の担当に聞いたところ、2012年から利用しているそうです。 導入の経緯としては、もともと紙媒体を主体にして求人を掲載していたのですが、時代の流れに対応してウェブへと切り替えたい、というニーズがあったそうです。現在も紙媒体は利用していますが、ごく一部だけになっています。
フジアルテ株式会社 中山北斗 様(以下、中山様):現在ではほぼ全ての応募がウェブ経由となっています。紙媒体は、ウェブでは届かないニッチな層をカバーする補助的な役目という認識です。今は、ウェブで応募者の母集団をどれだけ形成できるかを最重要視しています。
動画を積極的に利用しているとお伺いしています。反響や手応えはいかがでしょうか。
中山様:募集ページだけでなく、YouTubeにも動画を掲載するようにしています。応募者の方から「動画見ましたよ」と言われることが増えてきましたね。
応募者の方は、面接を受ける前に私たちのことをお調べになるようで、その過程で動画が目にとまっているようです。 私たちのことを応募者の方に伝えるという意味で、成果が上がってきていると思います。将来的には、YouTubeの登録者数などにもつなげてゆきたいですね。
データを基にした細やかな原稿の改善で応募単価は1万円を切っている。
バイトル・バイトルPRO・はたらこねっとを活用して、どのような成果が出ているか、お話しいただけるエピソードやデータがあればご紹介ください。
南方様:dipの営業さんとは連携を密にしていまして、原稿の改善を頻繁に行っています。その成果もあって、採用単価がだいぶ落ち着いてきました。また面接の予約率や、面接率もここ数年間で上向きになっています。 今後は応募数をしっかり取っていきたいので、応募を増やす施策について、営業さんと打ち合わせているところです。
中山様:応募数や採用数はお伝えできないのですが、応募単価は1万円を切るくらいです。良い時期には5000円に迫る単価となっています。これは、製造業ではあまりない数字だと思います。
また、コロナ禍が明けつつある2021年度から2022年度にかけて、採用数を増やして、応募単価と採用単価を下げるのに成功した会社はほとんどないと、dipの営業さんからお伺いしています。実際に、採用のために使用している広告費は前年度の半分程度になっています。 この数字が出せている背景には、データを基に「バイトル」と「はたらこねっと」の予算配分を最適化することや、原稿の改善を密にすること、そして営業さんからのフィードバックを私たちも受け止めて、こまめに反映させていくことなどがあります。
流入拡大を比較的安価に実現できる「採用ページコボット」
採用ページコボットを導入したきっかけや、それまでに御社で抱えていた課題があれば教えてください。
南方様:応募の流入を拡大していかないと、応募の総数が増えないという懸念が元々ありました。そういったなかで、比較的安価にはじめられるサービスということで、営業さんに「採用ページコボット」をおすすめいただいたのが導入のきっかけです。
採用ページコボットを活用して、業務フローがどう変化したか、お話しいただけるエピソードやデータがあればご紹介ください。
南方様:一番変化があったのは、やはり募集原稿の作成と管理ですね。ここに一番時間が取られますし、かつ、とても気を遣います。これをdipさんにお任せできるのは、本当に工数削減になっています。サービスの導入自体もスムーズで、特に大きな問題や手間は発生しませんでした。
dip社の各種サービスの導入と活用に関して、営業担当者からのフォローや提案で助かっていると感じる部分はありますか。
中山様:私がフジアルテに入社した当初、採用単価が高いというのが課題になっていました。課題改善には応募以降の遷移率改善、採用数の底上げが重要であり、弊社の問題点も多数あるなかで、dipの営業さんは採用数や採用単価という、結果の部分にまで気を配ってくれている印象です。
南方様:弊社では複数の媒体さんとお付き合いがありますが、dipさんとは一週間に一度というペースで、密にやりとりをしています。これが数字につながっていると思います。たくさんの手間を割いてくれるのがありがたいですね。 また先ほども出てきたように、営業さんがデータを基にした提案をこまめに出してくれるので、とても助かっています。求人を紐づける駅の選択や、業界全体の動向など、こちらでは気がつけないような視点からもアドバイスをもらえます。
dip社のサービスの利用した今後の採用計画や、数値目標、会社としての将来の展望などがありましたら教えてください。
中山様:「バイトル」「はたらこねっと」など、サービスはそれごとに個性や母集団の差があると思います。私たちも媒体に合わせて原稿や画像を作っていくことで、ある程度採用単価などのコントロールができるようになってきました。 今後、dipさんには競合他社とのさらなる差別化を図っていただきながら、私たちもその変化に合わせていくことで、切磋琢磨して相乗効果を出していきたいと思っています。