登録制バイトと派遣は、「人材派遣会社に登録する」という点では共通しています。両者の違いは雇用形態（働く期間）です。

派遣は雇用契約に基づき、数ヵ月間にわたり同じ現場で働くケースがほとんどでしょう。

対して登録制バイトの多くは、単発・短期の仕事がほとんどなのが特徴です。多くは「請負」と呼ばれる雇用形態を取っており、派遣同様に勤務先との契約ではなく、人材派遣会社との契約に基づき働きます。

登録制バイトと呼ばれる雇用期間が30日以内の「日雇い派遣」は、労働者派遣法第35条の4によって原則禁止とされています。

しかし、以下の例外に該当すれば登録制バイトの仕事を受けることが可能です。

上記の条件に当てはまる人であれば、登録制バイト（日雇い派遣）をすることができるため、学生や主婦（夫）でも働けます。

自分が条件に当てはまっているかどうかを確認したうえで、求人を探すようにしてみてくださいね。

登録制バイトでは、自分のスケジュールに合わせて勤務希望を出して働きます。

しかし、あくまでも希望でありシフトが決まっているわけではないため、週または月にどの程度働けるかはわかりません。人気の案件であれば、応募しても落選となる可能性もあるでしょう。

よって、生活のために確実にお金を稼がなければならない方は、収入が安定しにくい登録制バイトはあまり向いていないかもしれません。

案件によっては、登録制バイトで交通費が支給されないことがあります。時給や日給が高くても、勤務先（現場）が遠方だと、交通費の支払いが生じて損をするかもしれません。

とはいえ、「一日1,000円まで」など交通費の一部だけ支給されるケースもあるので、事前に確認が必要です。

なお、初めての現場へ派遣される際には、交通費とともに通勤経路も調べておきましょう。

先述のとおり、登録制バイトでは人材派遣会社と契約を結びます。そうした背景から、現場到着時・勤務開始時・休憩時・退勤時などの報告を派遣会社に連絡することも少なくありません。

スマートフォンで簡単に行えるように工夫されている会社もありますが、手間に感じる方もいるでしょう。精神的な負担になる可能性もあります。

登録制バイトは、肉体労働や仕分け作業など、未経験からでも始めやすいマニュアル化された仕事が中心です。

そのため、新たなスキルが身に付きにくく、バイトの経験を就職・転職時にアピールしにくいデメリットがあります。就活を控えている大学生やフリーターから転職を考えている方は注意が必要です。

ただし、登録制バイトならではの仕事の経験を上手に活用すれば、アピール材料にすることも可能でしょう。

登録制バイトは単発・短期の仕事が多いため、自分のスケジュールに合わせて柔軟な働き方ができるのが魅力です。急に予定が空いた日に仕事を入れる、気分が乗らないときには仕事に応募しないなど、融通を利かせやすいでしょう。

ダブルワークや副業をしたい方にもおすすめです。スキマ時間を有効活用しながらコツコツと稼げるのが、登録制バイトの大きなメリットといえます。

登録制バイトには、日払い・週払い・月払いなどさまざまな給料の支払い方法があります。

一般的なバイトは、毎月決まった日に給料が支払われることが多いです。しかし、日払いの登録制バイトを選べば、働いたあと比較的すぐに給料を受け取れます。

急な出費で困っているときには、登録制バイトが役立つはずです。お金を使いすぎてしまった月には収入の補填もできます。

登録制バイトの仕事は、毎回異なるジャンルの案件に応募が可能です。短期間でさまざまな仕事に関われるので、幅広い経験が積めるというメリットがあります。

飽きっぽい性格の方でも、毎回新鮮な気持ちで仕事に取り組めるでしょう。いくつかの案件をこなすうちに、自分に合った仕事や好きな働き方が見つかるかもしれません。やりたいことが見つからない方は、登録制バイトで探してみてもよいでしょう。

仕事の現場が変われば、一緒に働く人も変わります。深い人間関係を築きにくい点はデメリットにもなりますが、長期で働く仕事と比べて人間関係のトラブルが起きにくい点はメリットです。

職場で抱えがちな人間関係によるストレスを感じなくてよいのは、大きな魅力ですね。

軽作業スタッフは、倉庫や工場内で以下のような仕事をします

未経験者でも、マニュアルに沿って黙々と作業に取り組めるのが特徴です。人と関わらずに作業に没頭したい方や、登録制バイトで仕事を探すのが初めての方は、軽作業スタッフが向いているでしょう。

また、登録制バイトは60歳以上の方にも認められています。特に仕分け作業などは、適度に体を動かせることから、運動の機会を確保したいシニア層の方にも人気があるようです。

イベントスタッフの仕事内容は、主に以下の通りです。

イベントの種類は、ライブやコンサート、スポーツイベント、ヒーローショーなど多岐にわたります。自分の好きなジャンルのイベントにスタッフとして携われるうえ、イベントの裏側を見られることから、「貴重な体験ができるアルバイト」といえるでしょう。

イベントスタッフに向いているのは、人と接するのが好きな方や、現場ごとに異なる仕事内容でも柔軟に対応できる方です。華やかなイメージの裏側では、重たい荷物を運んだり走り回ったりと体力勝負の部分もあるので、あらかじめ念頭に置いておいてください。

試験監督のバイトでは、以下のような仕事をします。

勤務時間の長さは、試験内容に応じて幅があります。しかし、勤務時間が長い場合でも複雑な作業は少なく、特別な資格・スキルも基本的には必要ないでしょう。未経験でも十分に務まる仕事といえます。

試験中は、巡回時以外は会場内で静かに過ごす必要があるため、長時間じっとしていることが苦痛にならない方におすすめの仕事です。

引越しスタッフの仕事は、大きく以下の二つに分けられます。

運搬担当は、家から荷物を運び出したり、運び入れたりするのがおもな仕事です。梱包担当は、荷物を箱に詰める作業のほか、荷物の運搬時に室内・通路・ドアを傷付けないよう、保護シートを貼るなどして運搬担当のサポートをします。

引越しアシスタントに向いているのは、力仕事が好きな方や、チームで働くのに必要な協調性が高い方です。

食品販売は、スーパーの食品売り場などでお客様に商品の試食・試飲をしてもらい、販売につなげるのが役割です。

対象商品を試食・試飲用の容器に分けて配ったり、ときには簡単な調理をしたりすることもあります。事前に研修があるため、知識や経験がなくても安心です。

販売につなげられる接客スキルを身に付けたい方や、食への興味が強い方に向いている職種といえるでしょう。

高校生や主婦（主夫）の方でも、日雇い派遣として働ける条件をクリアしている場合は登録制バイトで働けます。ただし、高校生は人材派遣会社によって勤務可否が異なるため、事前に確認をしておきましょう。

主婦（主夫）のなかでも子育てや介護をしている方は、長期的なスケジュールの見通しが立たないことも多いはず。その点、登録制バイトなら自由度の高い働き方ができるのでおすすめです。

データ入力といったおもにパソコンを使った仕事から、テレアポ・採点などの業務は在宅勤務で募集している場合もあります。

ただし、管理者の目が届かないことから、時給ではなく出来高制を採用しているケースも少なくないでしょう。

また、データ入力はタイピング速度やPCスキルなどを求められたり、採点バイトは一定の学力が必要だったりします。事前にスキルを測られる場合もあるでしょう。

登録制バイトでは、勤務先ごとに履歴書を用意したり、面接を受けたりする必要はありません。面接なしで働ける点は、登録制バイトのメリットでもあります。

一方で、人材派遣会社に登録する際は、「登録会」に参加して履歴書の提出や簡単な面接を行うのが一般的です。登録会で双方合意が得られれば、基本的にはどの勤務先でも面接なしで勤務ができます。

面接とはいえ、希望条件をヒアリングする機会のようなものです。志望動機などを聞かれることはほとんどないので、過度に緊張する必要はありません。

バイトルで登録制バイトを始めるまでの大まかな流れは、以下のとおりです。

この流れを念頭に、まずは気になる仕事をチェックしてみてください。

バイトルでは、「交通費支給」や「日払い、週払い、即日払い」などを条件に仕事を探せます。

「交通費支給」で絞り込めば、交通費が支給されない心配はありません。また、すぐに給料を手に入れたい方は、「日払い、週払い、即日払い」で絞り込むのがおすすめです。

そのほかにも、「主婦（夫）歓迎」「学生歓迎」「髪型自由」「駅徒歩5分以内」などの細かい希望に合わせた検索もできます。あなたにぴったりの仕事が見つかるはずですよ。