株式会社明光ネットワークジャパンの“ココだけ”トップインタビューvol.2

アルバイト講師の就活をサポート。「明光義塾」には豊富な成長の機会が。

小宮山 大 氏

略歴

小宮山 大 氏
1975年10月19日生まれ。中学3年生のときに生徒として「明光義塾」で学び、大学時代はアルバイト講師として勤務。1998年、明光義塾フランチャイジー企業である株式会社マクシス(現・株式会社MAXISエデュケーション)に新卒入社。2000年、教室長として売上全国No.1を獲得し、その後、MAXISエデュケーション社長に就任。現在はMAXISエデュケーション会長。明光ネットワークジャパン取締役として、明光義塾事業本部副本部長を務める。

■株式会社明光ネットワークジャパン|MEIKO NETWORK JAPAN CO., LTD.
■本社/東京都新宿区西新宿7丁目20番1号 住友不動産西新宿ビル29階・30階(受付30階)
■設立/1984年(昭和59年)9月
■上場市場/東証プライム
■事業内容/全国47都道府県で個別指導学習塾「明光義塾」を運営・フランチャイズ展開するほか、学習塾事業として「自立学習RED®」など。幼児・学童・スポーツ事業「明光キッズ®」、人材事業「明光キャリアエージェント」「明光スタッフィング」といった事業とブランドも展開する。

※参考:株式会社明光ネットワークジャパン『会社概要・所在地』(閲覧日:2025年7月9日)

全国47 都道府県に1,700 教室以上を展開する明光義塾では、多くのアルバイト講師が働き、その約8割以上が大学生。個別指導塾のパイオニアと称される業界大手が2023 年4月1日より、アルバイト講師の服装ルールを緩和。講師フォーラム、明光アルムナイといったアルバイト講師に成長の機会を提供する取り組みも加速させている。そこに、どのような狙いがあるのか?「明光義塾」トップフランチャイジー企業であるMAXISエデュケーション会長であり、明光ネットワークジャパン取締役として明光義塾事業本部で副本部長を務める小宮山大氏に話を聞いた。

※本記事は、株式会社明光ネットワークジャパンの提供によるPRです。

インタビュー風景

インタビュアー

バイトルマガジン

服装ルールを緩和。「シフトを入れやすくなった」との声

―スーツ着用が当たり前のイメージがあった「明光義塾」で講師の服装がオフィスカジュアルOKになる、そのことをプレスリリースで知って驚きました。全国展開する業界大手の決断は、業界に大きなインパクトを与えるだろうと感じたからです。“脱スーツ”という表現がふさわしいかどうかはわかりませんが、どのようなことがきっかけで服装ルールを緩和することになったのでしょうか。

小宮山:個人的な話になって恐縮ですが、大学生になった私の息子がアルバイト選びをしていて「明光義塾はどうだ?」と言ってみたら、「いやスーツを着るのは嫌だから…」と返されてしまったのです。私たちの塾を支えてくれている中心は、大学生のアルバイト講師。「なるほど、そういう感覚なのか」と感じるとともに「課題として、ちょっと考えてみる必要があるのではないか」と思ったのです。それで2年ほど前から、現場の声を聞くために、まずは仙台市にある直営教室で試験的にルール緩和を実施し、さらに首都圏の直営教室にも対象を広げて調査して、意見を反映させながら、基準を一緒に考えていきました。

―そのときの現場の反応はいかがでしたか。

小宮山:現役のアルバイト講師は、そもそもスーツ着用が当たり前という認識で入っていて、慣れていることもあり、最初は「そのままでも良い」「変える必要を感じない」という声も聞かれました。しかしヒアリングを進めていく中で「決められた格好をしなければならないことには抵抗がある」「自分の服装は、自分で自由に決めたい」「もっとおしゃれをしたい」という意見が確実にあり、最終的には現場の声を反映させた内容で、服装ルールを緩和することが決まりました。

―最終的には、どのようなドレスコードになったのでしょう。

小宮山:TシャツだけはNGですが、ジャケットやカーディガンを羽織ってもらえればOKです。肩が出ないことが基本で、半ズボン、デニム、短パン、サンダル履きは禁止ですが、アクセサリー、パーマ、髪色、ネイルは過度でなければ問題ありません。現場の意見を聞いて決めていくなかで、実は揃いのパーカーや白衣を着たらどうかという案も出て、試してみたのですが、あまり評判は良くありませんでした。

―現場の意見がしっかり反映されているのですね。調査対象になったのは何人ほどだったのでしょうか。

小宮山:300~400人です。やはり大切にしたいのは現場の声で、私たちがルールを決めて押し付けるのは違うと思っていますから。もちろん個人の判断としてスーツが良ければ、無理にカジュアルファッションにする必要もありません。自分らしさを尊重してもらえれば。

―本格的に服装ルールが緩和されて、アルバイト講師には、どのようなメリットが見込まれますか。

小宮山:先行実施した教室のアルバイト講師からは「気軽にシフトを入れられるようになった」という声が多く聞かれました。「家に帰って着替える必要がなくなり。大学からそのまま塾に行けるので楽だ」と。想定外だったものの、うれしかったのは「教室の雰囲気が明るくなった」という感想です。スーツだと少々かしこまった関係性だったのが、服装がカジュアルになったことでコミュニケーションのハードルが下がり、距離感が近くなった手応えを感じられたという声が聞かれました。

―生徒と向き合うモチベーションが高まった、と。

小宮山:「明光義塾」の講師は、学習指導をするだけの存在とはちょっと違っていて、生徒と一緒に成績アップや志望校合格のための最短距離となる道筋を考えていく、コンサルタントのような側面が強くあります。目標を設定して、どうやって課題を解決していくか、戦略を立てて「こうしていけば効率的だよね」と、上からではなく、同じ目線の高さで提案していくのが理想的なあり方といえます。勉強を教えることが好きだったり、得意だったりするだけでなく、フラットな立ち位置で一人一人と向き合える人が向いていて、生徒との関係性が築きやすくなったのであれば、非常に望ましいことです。

―しかしスーツ着用のルールがそのまま残り、オフィスカジュアルNGという教室も一部あるということですが。

小宮山:フランチャイズの教室については、フランチャイジー企業の意向や教室運営の方針がありますから、基本的に判断はお任せすることになります。とはいえ、ジェンダーバイアスの解消にもつながりますし、講師と生徒との関係性でも良い効果がすでに出ていますので、ぜひ同じように取り組んでいただけることをフランチャイズ本部として推奨していきます。本格的に導入した後の経過なども、しっかり発信して共有させていただくつもりです。

インタビュー風景

新人講師、教室が表彰されるフォーラムを開催

―服装ルールの緩和だけでなく、ここ数年、アルバイト講師のモチベーションアップにつながるような取り組みを加速させているように見えます。その内容と狙いを教えていただくことはできますか。

小宮山:2021年度から講師フォーラムを開催していて、今年で3回目の実施となります。内容としては講演などのほか、優れた事例の発表があり、入って3ヵ月以内の新人講師、そして教室の表彰が行われます。

―優れた事例というのは。

小宮山:個人では、新人講師が担当して成績が向上した生徒の成功事例を、結果だけでなく、そのプロセスも含めて紹介してもらいます。教室の表彰は、主に講師のチームワークで取り組んだ事例です。審査の過程では、大学受験だけでなく、定期テスト、英検など、細かく設定された項目ごとに点数が付けられるほか、定性的な観点からも評価されるようになっています。

―大学1年生の新人講師は個人としてのパフォーマンス、大学3年生、4年生であればチームをまとめ、引っ張るリーダーシップが問われるわけですね。自ずとモチベーションが高まりそうで、共有された優れた事例を参考に、ノウハウを横展開できる利点もありますね。全国の教室が対象とのことですが、エントリーした新人講師は何人ほどだったのでしょう。

小宮山:およそ1,000人です。早い段階で成功体験を味わっていただきたいので、今後も毎年6月か7月に開催していく予定です。

インタビュー風景

「明光義塾」で講師をすれば、就活に強くなれる

―また、2022年3月には明光アルムナイという取り組みを始動させています。アルムナイとは「卒業生」「同窓生」「校友」という意味ですね。独自のSNS を立ち上げたということですが。

小宮山:参加するためには現役講師もしくは社員からの招待が必要で、明光ネットワークジャパンの人材支援事業である明光キャリアエージェントと連携したキャリア支援と、卒業講師と交流して生徒の指導にアドバイスを活かせる未来教育コンテンツの2つが柱となっています。明光義塾の卒業講師にはさまざまな業界に入社している先輩がたくさんいますので、現役講師が将来のキャリアを考えるうえでも大きな刺激になるでしょう。

―キャリア支援では、どのような取り組みをされているのでしょうか。

小宮山:年間カリキュラムを作成し、エントリーシートの添削や面接対策など、大手就活支援サービスとも契約し、ノウハウを活用しながらも、卒業講師に深く関わってもらって「明光義塾」らしいプログラムを独自につくって支援しています。

―塾講師のアルバイトをする大学生は教職など教育関連の仕事に就くイメージを持たれがちですが、そうではないのですね。

小宮山:「明光義塾」の場合、実は教育関係に進む講師はそこまで多くないです。ほとんどが事業会社など民間企業に就職しています。コンサルタントになってばりばり活躍しているような人もたくさんいますので、卒業講師との縦のつながりを強く持てるようになれば、現役講師が将来のキャリアを考え、見定めていくうえで、すごく有益ではないかと考えています。2023年春からはコンテンツ運営に卒業講師が携わるようになり、当事者視点でのコミュニティづくりを進めていますので、熱量の高い人を中心に、これから本格的にやりとりが活発化していくと期待しています。

―講師フォーラムと明光アルムナイ、在学中の成長と将来のキャリア形成を支援する2段階の体制が整っているといえますね。しかし、ほとんどの講師がアルバイトするのは大学時代の4年間だけ。それより短い人もたくさんいるはずです。にもかかわらず、なぜ、そこまでやるのですか。

小宮山:「明光義塾」の講師を見ていただければわかりますが、成長意欲、向上心が高い人が多く、みなさん、すごく優秀です。成果はきっちり評価されるべきですし、実績はリソースとしてしっかり共有して活かしていきたい。在籍している間だけの関係というのももったいない話で、たとえば研修などでも、私が話すより、先輩講師や卒業講師から話を聞く方が参考になり、役立つと思えるほどです。だからこそ個別指導の現場を支えてくれている講師に光を当てて、成長機会を提供したい。卒業後は社会で大きく羽ばたいてほしい。そう感じるのです。

―ここ数年は新型コロナウイルスの流行で、制約の多い暮らしを強いられ、思ったような学生生活を過ごせなかったアルバイト講師もたくさんいたと思います。そのことは、これらの取り組みにも何か影響がありましたか。

小宮山:感染予防対策など大変なことはたくさんありましたが、コミュニケーションの手段が広がり、リモートでのやりとりが一般的になって、現場とダイレクトにつながって話ができる機会が増えました。マイナスばかりでなくプラスに転じた面も少なからずあったといえるでしょう。全国規模での講師フォーラムの開催も、リモートだからこそできたことだと思います。

インタビュー風景

魔法がかかったように生徒が変わる。強烈な成功体験

―時給アップにも積極的ですね。

小宮山:「明光義塾」の資産は、教室の講師。そういっても過言ではありません。個別指導の最前線で活躍してくれている講師に、できるだけ利益を還元するのは当然のことです。直営の教室では2023年4月にも時給が最大147円上がりました。フランチャイジー企業が運営する教室にも「できる限り利益は講師に還元してください」とメッセージを発信しています。また、時給アップの基準となる講師のグレード制も導入予定です。

―どのような評価基準があるのでしょう。

小宮山:授業の進め方はもちろん、学習進捗や成績の管理、学習計画の作成、学びへの動機付け、後輩講師の指導など。グレードごとに設定された役割を果たせるようになれば時給がアップできるようになる予定です。そして、昇給チャンスも数ヵ月ごとに設定し、スピーディーに時給アップできるようにしていきます。

―そして目覚ましい成果をあげられれば、講師フォーラムで表彰される。

小宮山:個人でスキルアップして、教室全体がレベルアップする。そのノウハウが全国の教室に共有されて「明光義塾」全体に広がっていく効果も期待しています。

―目に見えるかたちで実績を残せれば、就活で「ガクチカ」(学生時代に力を入れたこと)として書けますね。自分に自信が持てるようになるだろうし、時給アップという実益もある。良いことずくめではないでしょうか。

小宮山:明光ネットワークジャパンでは2024年8月期までの中期経営方針として「ファン・イノベーション Fan・Fun Innovation」を掲げています。支持者をつくり、楽しみをつくり、イノベーション、つまり新結合する。そうやって企業価値を高めていく中で「明光義塾のアルバイト講師は就活に強い」と認識してもらえれば、ありがたいことです。

―授業を受け持って、学習指導するだけではない。経験できる内容や深さが違う。結果的に就活に強くなれる。それが「明光義塾」の講師である、と。

小宮山:一人一人にしっかり向き合える個別指導で、生徒をやる気にさせる動機付けをすると、あるタイミングで一気に変わり、急激に成績が伸びたりすることがあるのです。まるで魔法にかかったみたいに。その経験を早い段階で味わえるのは「明光義塾」ならではの面白さであり特長だと自負しています。決められた指導法を押し付けられるわけではありませんし、自由度が高い。教師というよりも、コンサルタントのような要素がかなり強いと感じます。

―ご自身も「明光義塾」のアルバイト講師を経験されていますね。

小宮山:もう四半世紀近い昔のことになりますが。私が講師になったのは大学4年生で、それまでに飲食店やコンビニでアルバイトした経験もあります。時給いくらで稼ぐ感覚だったのが、生徒を預かる責任が伴う緊張感のある仕事に就いて、感じたのが「すごくクリエイティブだな」と。将来の進路として希望していたのは学校の教員でしたが、比べてみると「明光義塾」の指導と、学習指導要領の通りに進める教員の指導は、似ているようでまったく違いました。授業を教える以上に、生徒の意識を変える、そこに本当の価値がある。魔法がかかったように生徒が変わった、その強烈な成功体験を味わって、結局、学校教員にはならず、今に至っています。

―人生が変わってしまったわけですね。

小宮山:そうですね。人生も、人生観も変わりました。個別指導という行為にお金をいただいているように思われがちですが、そうではない。目標があり、達成するために課題設定をして、それをクリアさせていく。「なぜ、何をするのか?」という動機付けが仕事です。呼ばれ方は同じ「先生」でも、取り組む内容は大きく異なりますので、個人的には存在の認識が変わるべきではないかと考えています。

―服装ルールの緩和、講師フォーラム、明光アルムナイ、そして時給アップの実現、グレード制の導入と、新しい取り組みを次々とスタートさせていますが、さらに、その次の打ち手も用意されているのでしょうか。

小宮山:部署横断で新しい取り組みを考えていくプロジェクトを検討しています。教務、人事、エリアマネージャーなど多種多様な視点で、教育産業だけでなく、異業種のアルバイトとも比較して、魅力ある職場づくりを考えていくような。あわせて「明光義塾」の本部とアルバイト講師がダイレクトにつながるアプリも開発中で、現場の声を集めて反映させていきます。ハッカソンやアイデアソン、ビジネスコンテストを開催するのも面白いでしょうし、大学生インターンにも企画を考えてもらっていて、良いアイデアがあれば、どんどん採用し、実現していくつもりです。

―すごいですね。かけがえのない経験を重ねていけそうです。

小宮山:「やればできる」の記憶をつくる。それが明光ネットワークジャパンのパーパス。「自分にYES」を出せる人づくりをします。そう宣言しています。挑戦できて、成功体験を味わえますし、失敗したとしても貴重な経験として、将来に活かせる糧になるでしょう。大学時代の4年間、人によっては1年に満たない関わりかもしれませんが「学生時代にどれだけ価値のある経験を重ねていけるか?」と考えるなら、そのために「明光義塾」を活用していただいても構わない。むしろ、ぜひ活用していただきたい。私はそう思っています。

※「明光義塾」「明光ネットワークジャパン」は、株式会社明光ネットワークジャパンによる登録商標です。
※記事の内容は、2023年4月時点のものです。制度や勤務条件は変更される場合がありますので、応募前に必ず最新の情報をご確認ください。

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