新規参入のDYM MESSENGERSと昨シーズン参入のValuence INFINITIESが対戦。両チームとも渋いパフォーマンスに会場から大きな歓声があがった。
結果は2－4（オーディエンス：赤／SAM：赤／Koji：赤／KETZ：青／KAORIalive：赤／WREIKO：青）でValuence INFINITIESの勝利。

MESSENGERSは、HOUSEの中でも力強く縦にリズムを刻むキングスタイルを前面に出したパフォーマンスを見せて、後半のセッションもスピード感抜群だった。新鮮なスタイル性は評価されるが、中心となるソロの印象という点ではややINFINITIESに譲った。完成度で上回られたように思われる。

一方,Valuence INFINITIESも中心メンバーのソロからの音楽性と掛け合いが素晴らしく、直球で楽しめるショーケースに仕上がっていた。ソロからの引きと掛け合い、特にSPダンサーBOOのソロパフォーマンスが非常に強烈な印象を残し、その後のメンバーとの掛け合いも迫力があった。
POPPIN,BREAKINGと、どんどん展開していくスタイルは予測不可能な印象で、とても楽しめた。構成の変化に富んでいて、音楽から得られるグルーヴ感や躍動感をパフォーマンスで最大限に引き出していた。このチームは、今後、更に爆発的な進化を遂げる予感があり、大いに期待したい。（OKI）

 

3rd MATCH（先攻）DYM MESSENGERS

MESSENGERSは、ストリートダンス集団を掲げた新規参入チーム。多彩なストリート要素を矛盾なく詰め込んだ演出は、ストリートカルチャーへのリスペクトが光る内容だった。

音楽から受ける緊張感や躍動感を最高潮まで押し上げ、会場全体を一体感のある空間へと変容させることに成功している。個々の実力者ぞろいのメンバーが、ソロからグループでの掛け合いまで輝きを放ち、見応え十分な作品が完成されていた。(OKI)

 

3rd MATCH（後攻）Valuence INFINITIES