2016.07.11

辛酸なめ子のひといき、ためいき、辛酸歩_vol.1

辛酸なめ子のひといき、ためいき、辛酸歩

~仕事の息抜きが必要なあなたのために、辛酸なめ子がコスパの高いパワースポットをめぐります。~

第1回「葛飾区柴又」

辛酸なめ子のひといき、ためいき、辛酸歩

柴又で目撃した人情

人情がうずまく街、柴又。昭和の風情が残る帝釈天参道もいい雰囲気で、歩いているだけでも癒されます。人情といえば先日目撃したシーン。だんご屋さんでおばあさんがだんごを買ったところ、お店のおばさんが「駅まで持って行きましょうか?」と自然に申し出ていました。そのお店は駅から5分はかかる場所だったのですが……。これこそが日本に伝わるおもてなしの心だと感じ入りました。ふだん、忙しさで優しさを忘れがちな自分を反省。柴又は人間らしさを取り戻せる街です。

柴又といえば、「寅さん」。『男はつらいよ』を観ていないとアウェイ感があるのでは? という説もあります。たしかに、駅前にはいきなり寅さんの銅像が建っているし、食べ物屋さんに入れば寅さんのポスターだらけ。しかし、そんなお店でポスターを眺めながら、うどんなど食べているうちに、なんとなく映画を観たような気分になってきます。

寅さんを知らなくても勝手に教えてくれる街

柴又には寅さんの産湯に使った湧き水が出ているので有名な帝釈天というお寺があります。この帝釈天を中心に食べ物屋さんや土産物屋さんが並んでいて栄えているという、パワースポットです。こちらの帝釈天にとくに期待せずお参りに行ったのですが、想像以上に広くて立派なお寺でした。

彫刻も素晴らしいですが、とくに日本庭園は、京都のお寺に負けず劣らず、風流で趣があります。大回廊形式で、雰囲気のある板張りの廊下を歩いて庭園を一周できるのです。途中、湧き水(御神水)のスポットもあり、良い気がほとばしっているようでした。大人400円の入場券が必要ですが、かなりの穴場でおすすめです。お茶が飲める休憩スポットも。

庭園を歩いていたら、寅さん世代のおじさんたちが「この庭園でたしか寅さんがカップルをのぞこうとして池に落ちたんだよ」「そうそう」と寅さんトークで盛り上がっていました。この街では寅さんを知らなくても、勝手に情報が入ってくるので大丈夫です。

協力:編集プロダクション Studio woofoo

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