百貨店内のミドル向けアパレルショップで、販売の仕事をしています。仕事内容は、商品陳列、ディスプレイ、接客、レジ、在庫管理など。
働いている店舗で売り切れが出た場合は、同ブランドの店舗に交渉して商品を送ってもらうなど、店舗間でやりとりをすることもあります。
特徴的なデザインでファンも多く、新作が出ると必ず来てくださるお客様もいらっしゃるので、お客様の顔や名前は比較的覚えやすい環境です。手が空いたときや休憩時間に、お買い上げいただいた御礼や新作のご案内など、DMの作成も大切なお仕事です。

素材ごとのお手入れ方法に詳しくなりました。ご自宅で洗濯できることをメリットに感じて頂くことも多いので、新作が入ってきたら素材とお手入れの方法を確認するようにしています。せっかく気に入って買って頂いたのだから、出来るだけたくさん着て欲しい。そのためにもお手入れ方法は必ずお伝えします。
この素材はぬるま湯とおしゃれ着用の洗剤で手洗い、こっちは洗濯機で洗ってもいいけど陰干しで、などアイテムごとにきちんと説明できることで、お客様からの信頼度がグンと上がります。

海外でも人気があるブランドなので、旅行やご主人の出張で一緒に来日したという外国のお客様がいらっしゃることもあります。私自身が英語が出来ないので、いつも英語が堪能な店長や先輩にバトンタッチしていましたが、ある時店長や先輩がいない時に外国のお客様が･･･。
「他の色はある？」「私に似合うかしら？」と、お客様が英語で話している意味は何とかわかるのですが、うまく答えられずに簡単な単語とジェスチャーで何とか終了。
満足していただいたようで笑顔で帰って行かれましたが、簡単な接客ができる程度の英語は身につけようと決心した出来事でした。

仕事内容は、接客や発注、品だし、店内ディスプレイだけでなく、ミシンを使ってのジーンズの裾あげ作業もある。意外だった。それまでミシンを使ったことがなく、ミシンの使い方（糸を通す順番など）やミシンの速度に慣れるまで大変だった。でも2ヶ月くらいで徐々に慣れてきて裾あげがオモシロいと思えるようになってきた。
お客さんは、4～5歳から70代まで。色々な年代のお客さまにコーディネートを提案できる。（ちなみにこの間、元某劇団で有名ミュージカルに出演していたという70代男性のお客さまを全身コーディネートして喜んでもらえた）

アパレル販売未経験でも、洋服のたたみ方やミシンの使い方など、店長さんが優しく教えてくれた。自分の世代が着るものだけでなく、いろいろな年代の洋服をみることはあまりなかったので、ファッションを見る視点が変わった。

入ってみたら、金髪のスタッフさんや、鼻ピアスをしているスタッフさんもいた。
髪型自由やピアスOKと書いてあっても、実は金髪はNGだったり、ピアスの数が3個以上はNG、ピアスをつけている場所が耳以外はNGなど、条件がある会社が多い。（私の友だち情報）ここはそういう条件がないので、「髪型自由（金髪もね）」とか「ピアスOK（鼻ピアスもね）」ということを他の人にも伝えてあげたい。