何か人の役に立てる、喜んでもらえる、といった仕事をしたいと考えていたときに、カラーセラピーという仕事があることを知って働きはじるました。 特に専門の資格や知識はなかったので不安でしたが、飲食店での接客経験があったことや、デザイン系専門学校を卒業していたことを評価してもらい、採用されました。
仕事内容は、患者さんのお悩みや不安をお聞きしてそれを解消するために、色を取り入れることで気分を変えたり、運気を呼び込んだりすることをご提案します。
後は、電話応対、受付、顧客カルテの管理、清掃、スタッフによる勉強会もあります。 カラーセラピーでは、たとえば肩こりがひどい・目が疲れているといった方には、リラックスできるグリーン系の色をお部屋に取り入れる、眠りが浅い・睡眠不足だ、といった方にはバイオレット系をおすすめする、など、何気なく身近にあるものの色をコントロールすることで、悩みや不安を解消するお手伝いをすることです。

少しずつですが、お客様に満足していただけるカウンセリング力が身に付いてきたと思っています。 たとえば、「金運が上昇する色はなんですか？」といった直球のご相談を受けたときは、「カラーセラピーは占いではないので、そういう効果を期待いただいても困ります」とお答えすることもできます。
でも、こんなときには「今のお仕事が成功して収入が増えることを、カラーセラピーでお手伝いしよう」と考えて、もっとパワフルな行動を促進する赤をおすすめしたりします。お客様も、「なるほどね～」って納得してくださるんですよ（笑）。

カラーセラピーを受けた方がアドバイスを実践するかしないかは、もちろんご本人次第です。 目安としては、だいたい1ヵ月後くらいに再度カウンセリングを受けていただき、状態をお聞きしています。 私がカウンセリングした方はすべて気になっているので、定期的に来店いただきお話を聞けることが、この仕事の楽しさにつながっています。
逆に、いらっしゃらないお客様はどうされているかな～って、ずっと気になってしまいます。