自分の職場を楽しく紹介した動画に最高賞金1000万円が贈られる、バイ撮る選手権。2021年春に開催し、すばらしい作品をたくさん応募いただきました！その中から選りすぐられた受賞作品はどんな方が、どのような想いで制作されたのでしょうか。受賞作品の裏側を、BOMSがオンラインで取材してきました！

今回ご紹介するのは、オールドアメリカンな店内やポップな職場をミュージカル調で表現し見事佳作を受賞されたGarage Bar1961です。動画を作成されたスタッフの若林慶（わかばやしけい）さんにお話を伺いました。

特徴から仕事を探す

クオリティの高い動画が話題に！

―バイ撮る選手権へのご参加、ありがとうございました！いろいろとお話しをお伺いしたいと思います！よろしくおねがいします。

若林さん：よろしくおねがいします！

―早速ですが、バイ撮る選手権に参加されたきっかけについて教えてください！

若林さん：はい、この動画の撮影・編集制作は、僕を含む映像制作チーム3人が行ったのですが、話自体は別のアルバイトの子が見つけてきてくれて。その子も動画の中で踊ってるんですけど、アルバイトのメンバーにも踊れる子がいたり、僕の周りにも映像制作をしているチームがあったりということで「じゃあやってみよう！」となって、今回参加しました。

―ミュージカル調で進む動画にはすごくワクワクさせられました！アイディアなどはどういう風に出し合って決められたのでしょうか。

若林さん：僕と友達2人で映像を作るチームをやってて、基本的にチーム内で構成や撮影を行いました。結構最初の段階から「ミュージカルっぽく」っていうイメージは決まっていて、試行錯誤というよりは、ぱっと思い浮かんだ感じです。それを3人で練りながら決めていきました。

―そうだったんですね！3人のチームは普段から何か活動されてるのでしょうか。

若林さん：そうですね。フリーでというか、個人で動画作品を作ったりしてるので…
もし良かったらInstagramに作品を載せたりしているので、見てもらえると嬉しいです。Instagramはメンバーの3人で運営していて、hunch（ハンチ）というアーティスト名で活動してます。


hunch　Instagramアカウント
https://www.instagram.com/hunch_hunch/

最初は遊びみたいな感じだったんですけど、「3人でなんかやりたいね」ってなって、そんな時にバイ撮る選手権の話があって、「じゃあ僕たち作ってみよう」ってなったんです。

―公式楽曲に歌詞をつけてもらっていましたが、チーム内に音楽活動をされている方がいらっしゃるのですか？

若林さん：メンバーの1人が音楽を作るトラックメイカーをやっています。Instagramに載せている映像作品の音楽も一から作ってくれているんです。

―かっこいいですね！なにかグループとして今後「こうなっていきたい！」という展望はありますか？

若林さん：hunchで映像の仕事ができたら面白いなって考えたりしてます。
今回の受賞動画の中では、歌詞のほかにも、ところどころで鳥の声など細かい部分にもこだわってるので、ぜひその部分も見て頂けたら嬉しいです！

普段、週1でメンバーと集まって活動をしています。今後も今回みたいなコンテストにもっと出たいなって思ってます！（笑）

スタイリッシュなダンスが目を引く映像

―ダンスの印象が強い動画でしたが、バイト先でダンスをされている方は多いんですか？

若林さん：実は僕もダンスチームに所属していて、Garage Barでチームのメンバーが多く働いてたりするんです。彼らは元々EXPGっていうダンススクールで出会ったメンバーたちで、普段集まって活動してます。

ダンスチームでの活動もYouTubeにあげているので、良かったらぜひ見てください！

SOUND PARK　YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCdHgpLanOpEIImbMaUTWNmw/featured

―後ろ姿から始まるカットや流れるような映像が目を引いたのですが、撮影と編集はどのようにされたのでしょうか。

若林さん：hunchのメンバーが撮影から編集まで担当しました。撮影が終わった後その場で、編集を2時間ぐらいでばーってやってくれたんです。そこである程度形になっていたので、僕もびっくりしました。リハーサルなしで撮影したので、つながりが難しい部分もあったんですけど、凝った編集でうまいことつないでくれて（笑）いい映像に仕上がりました。

―撮影の時、工夫したことはありますか？

若林さん：動きをつけて、お店全体を見せながら飽きがこないように繋げていくことを、構成を考えている段階から意識していました。あとはそうですね・・・コンテストの主旨から大きくずれないように気をつけています。何よりも「この店でバイトしたら楽しい！」って雰囲気が伝わればいいなと思っていました。

―お店の楽しさ、バッチリ伝わってきました！hunchでは若林さんはどういった担当なんですか？

若林さん：映像も音楽もあまり詳しくない状態ではじめたので、メンバーに色々教えてもらいながら制作方法を勉強しています。あとは作品を作る上で場所や人が必要になった時に、確保するためにいろいろと動くのがメインですね。

―なるほど！それぞれ役割があって素敵な動画が完成したのですね。今回応募しようってなった時、チームやお店はどのような雰囲気でしたか？

若林さん：そこはもう「1位を目指して頑張ろう！」って気持ちでしたね。（笑）ありがたいことに佳作に選んで頂いたので、みんな喜んでました！

―こちらもうれしいです！ありがとうございます！佳作に選ばれた時は、周りの反応はどうでした？

若林さん：常連のお客さんの中には動画を見てくれた方もいて、お褒めの言葉も頂きました。あとはお店のオーナーさんにも見て頂いて、すごく褒めていただきました。本当にありがたいです。

―たくさんの方が動画を見てくれたんですね。賞金の使い道は決めていますか？

若林さん：やっぱり映像チームの次の活動費用として使いたいなと思っています。
「Garage Bar1961」を、色んな活動をしているスタッフが、個人の活動につなげられるような場所にしたいとも思い、店長に色々相談しているところです。

そんな感じで賞金は今後の活動費として使っていきたいなって気持ちがありますね。

―ではバイトル選手権に参加して良かったことがあれば教えてください。

若林さん：ちょくちょく映像制作に関わってきましたが、実際に現場で1本動画を作ったことはすごく成長に繋がったなと思います。しかも、良い反響に繋がって、「Garage Bar1961って素敵な場所なんだな」って思ってもらえただけでも、本当に嬉しいなと思いますね。

―本当に素敵なお店だなって思ってました。実際にGarage Bar1961は普段から動画のような雰囲気のお店なんですか？

若林さん：ありがとうございます（笑）。そうですね、お客さんとコミュニケーションをとることが多いですね！「バー」ってついてるけど、ラフで楽しんでもらえるようなお店です。

―ダンスチームのメンバーが働いているとのことですが、スタッフ同士で遊んだりもするんですか？

若林さん：働くスタッフたちとは、働く前からの仲です。実は僕たち、元々Garage Bar1961に遊びに行っている側だったんです。そんな時に「ここで働かないか」って声を掛けられて、Garage Bar1961でスタッフとして働くことになりました。

―そうなんですね！じゃあ元々仲間うちの居場所が職場になったって感じなんですね。すごい楽しそうなアルバイトですね！

若林さん：それはもうほんとにそうです（笑）。店長もめちゃめちゃいい人で、お店を自由に使わせてくれるというか。色んな活動に使ったり、今回のようにコンテストに出てもいいって言ってくださっていて、本当にありがたいなって思ってます。

―楽しい話を色々ありがとうございます。では今後作ってみたい動画や一緒に働きたい仲間について教えてください！

若林さん：まだまだ作れていないジャンルの映像が多いので、どんどん色んなものに挑戦していきたいなって思っています。見ていて何かが伝わる映像には価値があると思っているので、そこを意識したコンテンツづくりを続けていきたいですね。

一緒に働きたい仲間は、コミュニケーションを大事に出来る人ですかね。ただ働くというより、そこで働いた経験や出会いが何かにつながっていくような場所だとより良いなって思っています。そういうところに前向きで、一緒にアクションを起こせるような仲間だったらいいなって思います！