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アルバイトと正社員の間に"溝"は存在するもの？

フリーターをはじめとした「アルバイト」の方と「正社員」、雇用形態こそ違いますが、「同じ職場で働く仲間」という点では変わらないはず。アルバイトと正社員が和気あいあいと働ける職場は理想ではありますが、実際アルバイトと正社員の間に生まれる距離感や、立場の違いによって生まれる"溝"はあるのでしょうか？

アルバイトの方が正社員と一緒に働く中で、"溝"を感じている人がどのくらいいるのかを、現役フリーターを対象にアンケートを実施してみました。

2人に1人の割合で正社員との間に溝を感じている

【職場で正社員との間に溝を感じることがありますか？】

全体のおよそ半数が「ある」と答える結果になりました。2人に1人の割合で溝を感じていると答えているものの、何に対して溝と言っているのでしょうか？更に具体的な意見を聞いてみました。

働く環境やコミュニケーションのズレ？溝の正体とは

今回挙がった意見の中に、日々のコミュニケーションなどの中で感じている不満の声がありました。

　「正社員からの上から目線や圧迫的な会話」（41歳/男性/神奈川県）
　「月末の締め会（飲み会）に呼ばれなかったり、総会に参加できないこと」（28歳/女性/東京都）
　「正社員より仕事ができていると感じているが、アルバイトは仕事ができてないとみられる」（18歳/女性/千葉県）
　「自分がやった仕事を正社員の手柄にされる」（34歳/男性/兵庫県）
　「正社員が勤務時間中に遊んでいるとき」（49歳/女性/東京都）
　「駒のような扱いをされることが過去にあって悲しかった」（24歳/女性/埼玉県）

正社員との溝は、こういった日常のコミュニケーションの中で感じる不満かとも思われましたが、今回寄せられた意見の中で特に多かったのは、待遇面に関する意見でした。

　「正社員にはボーナスが出るけど、アルバイトには出ない」（37歳/男性/神奈川県）
　「正社員の方が福利厚生面で恵まれている。正社員は責任が大きいとは言え、差をつけすぎだと思う」（32歳/女性/ 三重県）
　「飲み会の費用が出たり、家賃補助が出たりする点」（20歳/女性/神奈川県）
　「正社員は自由に休暇がとれる」（34歳/男性/学生・フリーター/愛知県）

アンケートの結果から考えるに、フリーターをはじめとするアルバイターが溝と呼んでいたものは、働き方によって必然的に生じる"差"でした。

考慮すべきは「働き方」の違いにアリ！

正社員にはアルバイトに比べて背負う責任が多かったり、労働時間が長くなるといったマイナスの面もあります。また、アルバイトへの教育など、その業務は多岐にわたります。労働条件はもちろんですが、働き方や役割にも大きな違いがあることもしっかりと知っておくべきでしょう。

一方、アルバイトには正社員にはないメリットがあります。「比較的自由に働ける」「責任が少ない」「転職がしやすい」などです。待遇面が恵まれていないと感じたとしても、必ずしも「給料が低い」「正社員と差がある」と落ち込む必要はないのです。また、アルバイトでも働きが認められて昇給になるケースも少なからずあるので、がんばり次第では正社員と同様に活躍することもできます。

ただ単に「アルバイトだから」「正社員だから」と決めつけないで、お互いの立場を理解し合えば、職場の雰囲気もよくなるはず。同じ職場で働く仲間であること、その点を気遣うことが、快く働くための大切なポイントではないでしょうか。

現役フリーターの皆さんから様々な声が挙がりましたが、あなたはどのように思いますか？

【調査概要】
調査方法　：NEWSY調べ（インターネット調査）
調査期間　：2016年2月16日～2016年2月23日
調査対象　：全国の現役フリーター
有効回答数：100名

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