「社会に役立つことは何かということを考えたときに、NPO法人で働くことは面白いのではないかと思うようになり、未経験から飛び込みました。 主な仕事内容は、障がいがある利用者さんの日中活動をサポートしています。
日中活動のサポートは、介護とは違い資格がなくても福祉に関わることが出来て利用者さんが行う演劇や歌、内職などをお手伝いすることが大切になります。

利用者さんが主体となって演劇や内職を行うので、私たちはあくまでサポート。
とくに、年に数回「まんぼうShow」という演劇を関西や地方で行っており、演劇を通して利用者さんの成長や喜ぶ姿をみると、嬉しくなるしやりがいを持てますよ。

利用者さんの大半は知的障がいや自閉症をもつ方ばかりなので肉体的な負担はありませんが、相手のペースに合わせて接していかないといけないところが慣れるまでは大変です。今は、簡単なマニュアル対応などを覚えたりして、病気のことや相手のこともちゃんと理解できているんですけど。 でも、はじめから先輩がしっかりサポートしてくれて相談にものってくれたから、未経験の私でも安心してできるお仕事だと思いました。

訪問介護の会社に未経験から入り、今はケアマネージャーになりました。 主な仕事内容は、ケアプラン作成と給付管理です。
介護者さんによっては、「今度来るときに、この乾電池買って来て」というような色んなお願いしてくる方もいるので、ナアナアにならないで、でも気まずくならないような関係を保つのが難しいです。

ずっとこの仕事を続けていきたいと思っていたので、働きながら、まず介護福祉士の資格をとりました。 その後、経験5年を満たしてすぐ、ケアマネージャーの資格を取りました。
子供にはいつも勉強しろってうるさく言っているんで、その手前もあって落ちる訳に行かないし、家事の時間も必要なので、勉強するときには本当に集中して頑張りました。 そのおかげもあって1度で合格して、息子への面目も保てました。
その会社でケアマネを1発合格したのは私が初めてで、すごくビックリされたんですけど、素直にうれしかったですね。
今、介護を必要とする年になってきた両親と二世帯住宅で同居しているんですけど、専門知識があるので、何かあっても自信を持って対応できると思います。 そういう意味でも、この仕事をしていて良かったですね。

中学生と大学生の息子がいるんですが、ふたりとも私が働くことにとても協力的で助かっています。
この仕事を始めた頃、下の子は小学生で私の仕事内容についてもよくわかっていなかったと思いますが、今はちゃんと理解できていて、応援してくれています。 疲れて帰ったときに、洗濯ができていたり、たまにご飯を作ってくれたりします。