2024.04.03

ルート配送はきつい?楽?仕事内容や働き方、ルート配送ドライバーの実態を徹底解説!

ルート配送はきつい?楽?仕事内容や働き方、ルート配送ドライバーの実態を徹底解説!

ルート配送とは、配送方法の一つです。
決まったルートで決まった場所に荷物を配送する「ルート配送ドライバー」ですが、きつい、ブラックというイメージがある人もいるのではないでしょうか。

この記事では、ルート配送の配送方法やドライバーの1日の流れ、きついと感じる点やおすすめのポイントなど、ルート配送ドライバーの実態を解説します。

ルート配送ドライバーの仕事を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

ルート配送とは?

ルート配送とは一体どのような配送の方法なのか、詳しく解説します。

ルート配送の仕事内容

ルート配送の大きな特徴は、「配送先が固定されている」ことです。毎日、または週に数回、あらかじめ決まった取引先に荷物を配送します。

コンビニやドラッグストア、スーパーなどの契約している企業や施設・個人宅への配送が主な仕事です。他にも、商品を倉庫から配送したり、自販機に飲み物の補充したりするのも、ルート配送ドライバーの仕事の1つです。

スポット配送の宅配ドライバーとはどう違う?

ルート配送ドライバーは、先述したようにあらかじめ決まった取引先に荷物を配送します。

対してスポット配送をする宅配ドライバーは、その日の依頼内容に応じて、さまざまな場所に荷物を配達します。

「ルート配送ドライバー」も「スポット配送ドライバー」も、担当エリア内の配送がメインとなるため、基本的には短距離または中距離の運転です。

ルート配送ドライバーの仕事の流れ

ルート配送ドライバーの1日の仕事の流れや働き方を紹介します。

ルート配送ドライバーの1日

時間 業務内容
07:00
  • 出社
  • 点呼
  • 健康チェック
  • アルコールチェック
  • 車両の点検
    ※倉庫が別場所の場合は移動
07:30
  • 荷物の検品
  • 荷物の確認・積み込み
  • 交通情報の確認
08:00
  • 出発
  • 各企業や施設に配送・納品
  • 受領印やサインの受け取り
12:00
  • 昼休憩
13:00
  • 配送・納品
    ※荷物が多い場合は、倉庫に戻り午後分の荷物を再度積み込み
17:00
  • 帰社
  • アルコールチェック
  • 車両の清掃
  • 事務仕事(伝票整理など)
18:00
  • 退勤

ルート配送ドライバーは早朝・夜間の配送もある

ルート配送ドライバーは早朝や夜間の配送を行うこともあり、3交代制をとっている企業も多いです。

■3交代制とは?
シフト勤務の形態の一つ。1日(24時間)を8時間ごとの3シフトに区切り、交代して勤務する働き方です。
時間帯の分け方や「昼勤」「夜勤」などの名称は、企業によって異なります。

例えば、配送先がスーパーや量販店などの場合、営業時間に合わせて開店前や開店後に配送します。
また、コンビニのように24時間営業のお店へ商品を配送・納品する場合は、早朝や夜勤の配送もあります。

このように、日中から深夜や早朝の配送に対応するため、3交代制のシフトが採用されるのが一般的です。勤務時間帯はさまざまで、企業によって勤務時間の区切り方は異なります。

【例1】①8:00~16:00 ②16:00~00:00 ③00:00~8:00
【例2】①6:00~14:00 ②14:00~22:00 ③22:00~6:00

ルート配送はブラック?きついイメージがあるポイント7つ

「ルート配送」の仕事に興味があっても「やめとけ」などのネガティブなワードを見ると、どうしても応募をためらってしまいますよね。
まずはどんなところが「きつい」のか、実態を知ることが大切です。

ここでは、ルート配送のきついと言われるポイントについて解説します。

ルートを回りきるまで帰れない?

ルート配送は、1日にまわる配送先が決まっているため、ドライバーの都合で配送する荷物を翌日以降に持ち越すことはできません。決まった量の配送をしっかり終えれば、時間通りに帰ることができます。

配送する荷物の量や配送先がしっかり定まっているため、長時間労働になったり、残業が発生しにくいです。

悪天候や渋滞で予定通り走行できないこともあるので、事前に交通情報を確認しておくのがポイントです。

常に時間に追われている?

ルート配送ドライバーは、決まった時間に決まった場所へ荷物を配送・納品する必要があります。そのため、常に時間に追われている、スケジュール通りの配送ができるかプレッシャーを感じるという人もいるかもしれません。

時間に遅れてしまうと、納品先の店舗に全然商品がない!という状態になってしまったり、前後の時間帯の配送担当者のスケジュールへ影響が出たりすることも。

しかし、配送先の場所や量・ルートが決まっているルート配送ドライバーは、順番や道に慣れればスケジュール通りの行動ができるようになります。

休みがとりにくい?

ルート配送ドライバーは顧客となる企業の営業形態によって変わり、平日や土日に関係なくシフトに入るケースがほとんどです。お盆休みや年末年始などの長期休暇も例外ではなく、カレンダー通りの休みや連休を取るのが難しい職場も。

周りと予定が合わせにくくなってしまい、人によってはきついと感じるかもしれません。

しかし、全く土日休みが取れないということはなく、交代制で土日祝の休みを取っている企業もあります。また、希望によっては土日固定休みで働けたり、希望した曜日を毎週固定で休みになったり、企業によって勤務形態はさまざま。自分にあった働き方ができる企業を選ぶことが大切です。

稼げないのがきつい?

ルート配送ドライバーは配送先が決まっているため、運転距離や配達数などの歩合制による給料は見込めません。そのため、「ルート配送ドライバーは稼げない」と感じる人もいるかもしれません。

反対に「ノルマがあるのは不安」「未経験なので数をこなせる自信がない」という場合には、固定給で安定した給料を得られるルート配送ドライバーはおすすめです。

長時間の運転がきつい?

長時間の運転をするのは、ドライバー職種全般に言えることです。ルート配送を含めて、宅配ドライバーは一人で運転をする時間がほとんどです。
そのため、運転がそこまで好きではない人や、一人を好まない人にはきついと感じるかもしれません。

運転をすることが好きで長時間運転も苦にならない人や、一人の時間を楽しめる人にはおすすめの職種です。

体力勝負の仕事できつい?

多くの場合、ドライバーは手作業で荷物の積み下ろしを行います。なかには重い荷物などもあり、ある程度の腕力と体力が必要です。この積み下ろしに加えて長時間の運転もするため、体力が持たなかったり筋肉痛に悩まされたりして、きついと感じることもあるかもしれません。

工夫して荷物を持ち上げる回数を減らしたり、腰に負担をかけない荷物の持ち上げ方を見つけたり、体に負担をかけない工夫が大切です。また、配送ルートを把握したうえで順序だてて荷物を積むことによって、配送作業全体が楽になります。

毎日繰り返しの仕事がきつい?

ルート配送は、毎日同じ荷物を同じ配送先に納品することが仕事となるため、ルーティンワークになります。

そのため、日々新しいことにチャレンジしたい人や、変化を好む人にはあまり向いていないでしょう。日々同じことを確実に・正確にできる人にはぴったりの仕事です。

ルート配送はこんな人に向いている!

ルート配送ドライバーがどのような人に向いているのか、解説します。

運転が好きな人、長時間の運転が苦ではない人

業務時間の多くを運転に費やすため、運転が好きかどうかが向き不向きに大きく影響します。

一人の時間を楽しめる人

運転をしている場合は車内で一人の時間を過ごすため、その時間を楽しめるとストレスなく働けるでしょう。

道を覚えるのが得意な人

ドライバー全般に言えることですが、決まったルートで荷物を届けるルート配送ドライバーも道を覚えるのが得意な人に向いています。

ルーティンワークが得意な人、黙々と作業できる人

ルート配送ドライバーは日々同じルート・場所に配送するため、ルーティンワークが得意な人に向いています。

時間をしっかり守れる人

ルート配送は、日々決められた時間に決められた場所へ荷物を配送するため、時間をしっかり守る意識がある人に向いています。

ここがおすすめ!ルート配送の魅力

ルート配送ドライバーはどんな点が魅力なのでしょうか?ルート配送ドライバーとして働く際のメリットを踏まえて解説します。

未経験から始められる

ルート配送ドライバーは「普通自動車免許」のみで始められることも多く、未経験者やペーパードライバーを歓迎している求人も数多くあります。
エリア内の決まったルートを回るため、ドライバー初心者にもおすすめの働き方です。

また、資格取得制度を設けている企業も多くあります。転職先を検討する際には制度の有無を確認すると良いでしょう。

道を覚えるのが苦手な人もできる

ルート配送は、個人向けの宅配便のようにその日によって届ける場所が毎回違うということはありません。毎日同じルートを走るため、道を覚えやすく仕事の流れが分かりやすいでしょう。道を覚えるのが不安という人にもおすすめです。

運転車両はカーナビ等の機器も搭載されており、仕事に慣れてくればカーナビがなくてもスムーズに移動、配送できるようになるでしょう。

ノルマ件数がない

配送件数は日によって変更がありますが、基本的に決まっています。「いつまでに何件以上の荷物を配達しなければならない」というようなノルマはなく、その日に配送しきれないような無茶な件数を任されることはありません。

配送件数があらかじめ決まっているため、ノルマに対するプレッシャーがない点も、人によってはストレスなく働ける環境でしょう。

やりがいを感じられる

配送先が固定されているルート配送のドライバーは、固定のお客さまと密にコミュニケーションを取ることになります。信頼関係を築き、対面で感謝の言葉を伝えられる機会も多いため、やりがいを感じながら働けます。

さらに、スーパーやコンビニ、量販店などに品物を配送して人々の生活を支えている、という点も、仕事のやりがいにつながるでしょう。

女性も働きやすい

ルート配送ドライバーは、シフトによって早朝や夜勤の配送もありますが、朝~夕方までの日勤の仕事も選べます。1日で複数の配送先をまわる半面、荷物が軽くて小さいことがほとんど。

また、配送件数が決まっており繁忙期以外はほとんど残業がありません。そのため長時間労働になりにくく、勤務時間が安定している点も嬉しいポイントです。

子どもがいる場合は保育園の送り迎えなど生活リズムを整えやすく、女性にとっても働きやすいといえるでしょう。

まとめ

ルート配送ドライバーは、契約している固定のルート・配送先に指定の荷物を届ける仕事です。基本的には普通自動車免許さえあれば、未経験からでも始めることができます。

運転が好きな人や、道を覚えるのが得意、時間をしっかり守れる人には向いているでしょう。ルート配送ドライバーのきついと言われる点とメリットを把握し、自分に合う仕事かどうかを検討してみてください。

バイトルNEXTでは、職種やエリアをはじめ「資格取得支援制度あり」や「未経験歓迎」など、さまざまな条件の仕事を掲載しています。あなたにあったお仕事を見つけてくださいね。

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