「前回の出勤時にミスをしてしまった…」なんて時、次にアルバイト先へ行くのが憂鬱になるかもしれません。また、そのミスが大きなものだった場合、アルバイト仲間や社員の人に迷惑をかけたり、お客さまに失礼があったりするなど、申し訳なさや恥ずかしさで落ち込んでしまうものですよね。「同じことをしてしまったらどうしよう…」と不安やプレッシャーにもなりかねません。

「やばい！ 今日アルバイトなのに寝坊した！」こんな経験がある人は少なくないかもしれません。寝坊してアルバイトの開始時間に間に合わない、そんな時は「このまま休みたいな…」と布団の中で思いがちです。

アルバイト先に遅れて行くと気まずい空気になってしまい、怒られたくもないので、連絡をするのが嫌になってしまうなんてことも。

アルバイト先に気の合わない人がいたり、仲の良いスタッフがいなかったりする場合、何となく楽しくないことがストレスでアルバイトに行きたくなくなるというケースもあります。ソリの合わない人や、ガミガミと口うるさい人、「今日はまたあの人と一緒か…」と思うと行きたくなくなるかもしれませんが、人間関係の面倒くささはアルバイトに限らずどのような環境でもあるものです。

仕事をどんどん吸収して飲み込みの早い人がいれば、なかなか覚えられずに同じことを何度も注意されてしまう人もいるでしょう。覚えられない自分がもどかしく、自己嫌悪に陥ったり、不安や緊張を感じすぎて余計に負のループとなってしまったりすることも。

特にアルバイトを始めたばかりの頃は覚えることが多く、スムーズにいかないこともよくあるため、「行きたくない…」となりやすいものです。

学校のテストなど、前もって準備が必要な予定がアルバイトの直前に入ってしまうなんてことも。「余裕を持ってテストの準備をするつもりだったのに間に合わなくなってしまった、でもアルバイトも休めない！」こんな時は焦りや不安から、いつも楽しいアルバイトでも「休みたい…」と感じやすいかもしれません。理由が何であれ気がかりなことがあると、それが解決するまでは何となく他のことに集中できなくなるものです。

寝ても疲れが取れない、身体がイマイチすっきりしないなど、疲労がたまっていると精神にも影響しやすく、何となく憂鬱さを感じてしまし、さまざまなことに対して意欲が低下するものです。学校やアルバイトを休むほど決定的な病気ではないけれど、行きたくない気分の時は、心身が疲れているというサインでしょう。

何だか憂鬱で行きたくないな…と思っても、あれこれと深く考えずに取りあえず準備を始めると、いつの間にか気分が変わっていることはよくあります。大事なのは、さっさと行動してしまうこと。ダラダラと考え続けてしまうと余計に行きたくなくなってしまいます。

とりあえず準備をして、時間が早くても家を出てしまうのもいいでしょう。早めに職場に着いてアルバイト仲間と話したり、カフェなどでお茶を飲んだりして過ごしていると、すっかり嫌な気分を忘れ、いつも通り楽しくアルバイトを始められるかもしれません。

憂鬱な気分を変えるには、体を動かすのがおすすめです。運動をしながら憂鬱な気分を持ち続けるのは大変なもの。スマホを眺めたり、考えごとをしたりしているだけでは、なかなか気分が切り替わりません。激しい運動をする必要はありませんが、ヨガやストレッチ、軽いウォーキングやジョギングなど自分に合ったものを適度に行いましょう。いつの間にか、すっきり爽快な気分となるかもしれません。

アルバイトの大きなモチベーションの一つとなるのは、お給料。今月はいくらになるかな…？と計算するのがひそかな楽しみ…と思っている人もいるでしょう。アルバイトに行きたくない時は、楽しみな給料日を想像してみましょう！ 予想していた金額から1日分マイナスか…と思うとちょっとさみしいものです。お給料の計算をすることでモチベーションを上げてみましょう。

アルバイトに行きたくない具体的な原因がある場合は、家族や友人など自分が心を許せて信頼できる人に愚痴を聞いてもらうといいでしょう。嫌なことを自分の中だけでためているより、話すことで共感してもらえたり、公正な立場の視点で判断してもらえたりすることで自分が楽になるかもしれません。

人に話す、紙に書くなどの行為は頭の中の整理へとつながります。ずっと腹にためているよりも、誰かに話す、話すのが苦手なら紙に書くなどのアウトプットをする方が気分の切り替えに役立ちます。

アルバイト先での人間関係やシフト状況の問題は、悩み続けていても解決しません。アルバイト先に相談しましょう。アルバイト先にはいろいろな人がいるものだとおおらかに捉える必要がありますが、公正な目で見ておかしいと感じる場合はアルバイト仲間ではなく社員に相談しましょう。

また、シフトに関しては周りに迷惑をかけないためにも早めの相談が必要です。テスト期間など学業を優先したい時は、前もって相談しておけばアルバイト先もシフトを考慮しやすいでしょう。

アルバイトの大きなモチベーションとなりやすいのが、ちょっと先の楽しいプラン。旅行をする、おいしいものを食べる、欲しかったものを買うなど、楽しい予定があると「よし！がんばろう！」と思えるもの。そこまで大きなプランでなくても、「今日終わったら〇〇食べよう」など楽しいご褒美があると、いつもより前向きに仕事ができるようになります。

アルバイトの予定を入れている以上、責任が生まれます。体調不良などでどうしても行けないなど、休む時には必ず連絡が必要です。きちんとアルバイト先に連絡をして事情を話し、その後でゆっくりと休暇を取りましょう。

「何だか行きたくない」という理由でのズル休みはいけませんが、体調が優れないのであれば無理は禁物です。

アルバイト先は自宅や学校から通いやすく、近い場所で探すのがおすすめ。何度も乗り換えがある、移動に時間がかかるなど、通いにくいアルバイト先を選ぶと負担を感じやすく、疲れている時などは特に休みたくなってしまいがちです。

人とのコミュニケーションの得意・不得意は個人差が大きいものです。コミュニケーションが苦手な人はあまり人と話す必要がなく、黙々と作業できるような職種を選ぶといいかもしれません。

反対に、部活のサークルのようなにぎやかな職場で働きたい人は頻繁にコミュニケーションをとる職場を選択するといいでしょう。自分に合った人間関係を築くことのできるアルバイト先を選ぶと負担が少なく、楽しく続けやすくなります。

趣味や特技を生かしたアルバイト探しもおすすめです。読書が好きであれば本に関わるもの、料理やお菓子作りが趣味や特技であれば興味のある飲食店などを選ぶと、自分の得意な分野の知識や経験が増え、将来の本職につながる可能性も。

好きなものや得意なものに触れていられる時間は労働以上の経験となり、アルバイトに行きたくないという消極的な気分は自然と減るのではないでしょうか。

お金を稼ぐことを目的としてアルバイトをしているのであれば、時給とモチベーションの高さは比例します。お金をためて〇〇したい！ 〇〇を買いたい！という希望はアルバイトへのモチベーションに直結します。お金を使って得たい物や経験が明確にある人は、時給の高さを優先するとアルバイトが続けやすいでしょう。

今回は、「アルバイトへ行きたくない…」という憂鬱な気分を解消して楽しく働くための方法や、気分の切り替え方などについて解説しました。せっかくアルバイトをするのであれば、自分の性質やアルバイトに行きたくなくなる原因を理解し、合う職場を選んで楽しく働きましょう！