年末年始バイトにおけるおすすめポイントは、下記の4点です。

年末年始バイトと一口にいっても多種多様なので、募集タイミングもそれぞれ異なりますが、一般的に多くのイベントが発生する12月の少し前から増えてきます。
また、ディップ総合研究所の調査によると、年末年始（12/28～1/3）にバイトをしたいと考えている人の4割程が勤務日の2週間以上前からバイトを探し始めています。

早いところや研修があるところでは10月～11月から募集がスタートすることもあるため、早めにチェックしたいところです。

また、年末年始の定番である神社の巫女バイトは、神社によって募集タイミングはまちまち（早ければ8月）なので、希望の応募先が決まっているなら随時チェックしましょう。

参考：ディップ総合研究所
「“年末年始”期間限定で働きたい約4割！　仕事探しは2週間以上前からが約4割、前日～1週間前も3割以上」

年末年始は宴会シーズンなので、全国各地で忘年会・新年会が開催されます。それにともない、飲食店に訪れる人も急増するため、ホールスタッフやキッチンスタッフ、皿洗いの裏方スタッフなどの需要も高まる時期です。

年末年始は特にお客様の数が多い分、注文の数も増えるので、どの仕事でも対応力や判断力、常に身体をテキパキと動かせる体力などがより一層求められるでしょう。時間帯によっては一息つく暇もないほど忙しくなりますが、その代わり高時給とやりがいを得ることができます。

また、飲食店のバイトはまかない付きでの募集が多いため、食費を節約できることもおすすめポイントです。

宴会シーズンが訪れると、自宅でホームパーティーなど開催する人もよく見受けられます。それにともない、需要拡大を見込めるバイトがUberEatsや出前館といったフードデリバリーです。

フードデリバリーの場合、特定の店舗・企業にバイトとして雇用されるケースと、業務委託契約を結んで働くケースの2種類があります。前者は一般的なバイトと同じく時給制であり、シフトに入って働くというものです。一方、後者は出来高制を採用しているので、配達件数によって報酬も上下します。

そのため、安定した給与を求めるならバイト雇用、自分のスケジュールに合わせて稼ぎたいなら業務委託がおすすめです。

なお、どちらも自転車やバイクで配達するので、天候に左右されやすいこと、交通事故のリスクがあることなども念頭に置いておきましょう。

忘年会・新年会は飲食店ではなく、ホテルや多目的ホールなど大きな会場を貸し切って開催されるケースも珍しくありません。そのため、臨時のホールスタッフの募集も増加します。

おもな業務内容は、注文された食べ物・飲み物の配膳や会場のセッティング、参加者の接客サービスです。コミュニケーション能力はもちろん、接客マナーやマルチタスクでの対応力も必要となってきます。

働きながら大きな会場でのパーティーや宴会の雰囲気を楽しみたい、丁寧な接客力を身に着けたい、という方には特におすすめのバイトです。

年末はクリスマスイベントやカウントダウンライブ、年始はお正月特別公演や駅伝といった大型イベントが開催されます。これらのイベントを円滑に進められるよう、イベントスタッフの募集が活発になることも年末年始の特徴です。

イベントスタッフの業務内容としては、会場のセッティングや各種グッズの販売、警備などが挙げられます。
業務によって求められる能力が異なるため、あらかじめ募集要項などチェックすることが大切です。

また、イベントスタッフは仕事をしながら、間近でライブや公演を見物できるため、好きなアーティストや俳優が参加しているなら、それを狙って応募するのも一案です。

軽作業のバイトは一年中いつでも募集が行われていますが、年末年始は冬休みの学生などをターゲットに短期バイトの募集が増加します。

軽作業と一口にいっても業務内容はさまざまですが、基本的に袋詰め・梱包・シール貼り・発送といった簡単な作業を任されるため、誰でも気軽に応募できることが魅力です。ただし、ほとんどが立ち仕事・単純作業なので、体力や忍耐力が求められます。

また、必要最低限のコミュニケーションがとれるなら問題ないため、接客や話すことが得意ではない人、黙々と仕事がしたい人にもおすすめです。

年末年始は受験本番が近く、受験生にとって追い込みの時期です。塾講師の需要も大きく高まるので、冬期講習のみ担当するなど、短期バイトでの募集が増加します。

講師として働く場合、知識・指導力に加えてコミュニケーション能力が必要です。また、授業だけでなく事前準備や授業後の質疑応答、テスト作成や採点など、業務は多岐にわたりますが、その分時給が高い求人が多いのもポイントです。

塾によって担当して欲しい学年や科目が異なるため、確認したうえで応募しましょう。

塾講師と同じく、年末年始は受験本番が近く受験生にとって追い込みの時期のため、家庭教師の需要も高まります。

家庭教師のアルバイトは、マン・ツー・マン指導となるため、生徒や生徒の両親との相性が重要です。そのため、指導力やカリキュラムを組む能力はもちろん、コミュニケーション能力もとても大切なポイントです。

短時間からも働きやすく時給も比較的高めに設定されているケースが多いため、短期間で稼ぎたいという人におすすめのバイトです。

年末年始は受験本番が近いため、試験監督のバイトもおすすめです。答案用紙の準備や見回り、受験生の誘導などに携わります。試験に滞りや不正があってはならないので、緊張感や責任感が求められる仕事です。

勤務時間は半日から1日近くかかるものまでありますが、単発で時給が高く、案件によっては1日で1万円以上を稼ぐことも可能です。

冬休みを利用して稼ぎつつ、受験生と一緒に合格を目指すというやりがいを感じたいという人は、試験監督や塾講師、家庭教師といったバイトはいかがでしょうか。

年末年始は経理や税金に関する業務が増えるため、事務職が忙しくなりやすい時期です。特に年度末は年末調整をはじめ、さまざまな処理に追われるので、臨時で短期バイトを雇うケースも多く見受けられます。

業務内容によって求められる能力は変わりますが、どの事務職でもパソコン操作や電話応対といった基本的なスキルは必要です。ただ、一般事務ならハードルはそれほど高くないので、未経験でも応募できるケースがほとんどです。もちろん経験者の場合は即戦力となるため、採用率が高まるでしょう。

黙々とした作業が得意、正確性やスピードが必要な作業には自信がある等、気になる方はぜひチャレンジしてみてください。

「年末年始くらいゆっくり過ごしたい」「帰省中に家事がたまるのが嫌」といった理由から、家事代行サービスを利用する人は少なくありません。年末の大掃除・整理整頓を任されるケースも多いので、短期バイトの需要が高まります。

料理や洗濯など普段から家事に取り組んでいるなら、家事代行でもそのスキルを活かすことが可能です。ただし、業務に子どもやお年寄りの世話が含まれる場合、注意力やコミュニケーション能力も求められるでしょう。

年末年始は冬真っ盛りであり、多くの人々が全国各地のスキー場に訪れるので、各種スタッフの募集も増加します。住み込み型のバイトもあるため、リゾートを楽しみながら働けることが魅力です。

業務内容はさまざまですが、運営スタッフなら受付やリフト係、スキー用品のレンタル・販売など複数の業務に携わります。接客が多いので、コミュニケーション能力や接客マナーが求められるでしょう。

また、インストラクターとして働く場合、スキーやスノーボードの指導を行います。ウインタースポーツに関する技術はもちろん、資格を要求されるケースもあるので、募集要項をよく確認しておきましょう。

日頃の疲れを癒そうと、年末年始は温泉地に訪れる人もたくさんいます。そのため、温泉旅館やホテルの短期バイトも狙い目です。こちらも住み込み型のバイトがあるほか、バイト先によっては温泉を利用できる特典もあるので、旅行気分を味わいながら働けるでしょう。

フロント業務やお土産の販売など、接客メインの仕事に就くならコミュニケーション能力が必要です。一方、清掃や調理補助に携わるなら、それに応じたスキルと体力が求められます。

複数の業務を任せられるケースもあるため、あらかじめ業務内容をチェックして応募することが大切です。

年末年始の短期バイトには、高校生可の案件もたくさんあります。お小遣いや将来の学費を稼げるのはもちろん、勤務を通じて貴重な社会経験も積めるため、ぜひチャレンジして欲しいところです。未経験OKの案件も多いので、初めてバイトをする人でも安心して働けるでしょう。

高校生向けのバイトはいろいろありますが、特に郵便局が募集する「年賀はがきの仕分け」がおすすめです。最初は年賀はがきの量に圧倒されるかもしれませんが、業務自体はとてもシンプルなので、未経験者でも簡単にこなすことができます。

また、自分と同じ高校生が働いている可能性も高いため、新たな出会いにも期待できるでしょう。

大学生の場合、実家から離れた場所で一人暮らしをしている人が多く、年末年始になると帰省を考える人もたくさんいます。あえて年末年始にバイトをすれば、帰省ラッシュを避けられるので、落ち着いたタイミングで帰省できるでしょう。

また、年末年始は高時給かつ短期のバイトが多いため、効率的に稼ぎやすいという点もメリットです。稼いだお金は残りの冬休みを楽しむためのお小遣い、帰省時の資金などに充てることができます。

一人暮らしや食べ盛りの大学生に特におすすめなのが、飲食店での短期・単発バイトです。
忘年会や新年会でにぎやかな空間で楽しく働きながら、同年代の人も多く働いているため交友の輪が広がることも期待できます。
また、飲食店の場合はまかないが出るケースが多い点も、おすすめポイントです。

社会人の場合、年末年始にバイトをすることは副業に該当します。そのため、勤めている企業の就業規則を読んで、副業が認められているか確認することは必須です。

副業禁止にも関わらずバイトをして、それが発覚した場合、減給や停職といった厳しい処分が下される可能性もあります。最悪、解雇となりかねないので、隠れてバイトをすることは絶対にやめましょう。

副業が認められているなら、気兼ねなく年末年始のバイトに応募して構いません。実務経験を活かせるバイトなら、より高収入を狙えるでしょう。

ただし、年末年始のバイトで20万円を超える収入を得た場合、確定申告が必要です。もし確定申告を忘れると、加算税などペナルティが科されるので、この辺りも注意しましょう。