スキマ時間でバイトをする最大のメリットは、自分のライフスタイルに合わせて働けることです。「午前中だけ働く」「土日だけ」「子どもが寝ている時間に在宅ワークで稼ぐ」など、自分の都合に合わせて働くことができます。

子育て中の主婦（夫）も、普段のライフスタイルを大きく変えることなく収入アップにつなげやすいので、日々の生活との両立がしやすいのがうれしいポイント。

また、スキマ時間のバイトは短期間のものが多いので、ほかのスタッフと深い付き合いをする必要がありません。職場で他人とコミュニケーションを取ることが苦手な方にとっても大きなメリットですよ。

スキマ時間で働きやすい短期・単発バイトは、日払いや週払いなどすぐに給与を受け取れる求人が多くあります。即日払いなら働いたその日のうちに給与が受け取れるので、急いでお金が必要な人には大きなメリットといえますね。

ただし、すべてが即日支払いのバイトというわけではありません。今すぐお金がほしい！という人は、バイトに応募する前に給与の支払いタイミングを確認しておきましょう。

一般的なバイトでは、同じ職種に長く勤めることになりますが、スキマ時間バイトや短期の仕事の場合は、契約期間が終われば異なる職種を選んで働くことができます。

さまざまな仕事を経験してみたい人にはおすすめの働き方といえるでしょう。長期バイトをひとつ選ぶ前に、自分に合ったバイトを見つけるためのお試しとしても活用してみてくださいね。

バイトを始めるとき、初めての職種である場合は特に「自分にできるだろうか」と不安を感じるものです。

しかし、スキマ時間バイトに多い短時間バイト・単発バイトは、業務範囲が限定されていて覚えることも少ないため、未経験でも取り組みやすいという特徴があります。

多くのスキマ時間バイトは特別なスキルや経験は求められません。誰でも気軽にチャレンジできるでしょう。

スキマ時間バイトは、企業が求める特定の日・時間のみのスポットでシフトに入ることになるため、雇用が安定しているとはいえません。自分が入りたいときに希望の募集がされているとも限らないため、思ったように働けず収入が減少する月もあるでしょう。

毎月絶対に稼ぎたい目標の収入がある人は、メインで長期バイトをしつつ、ダブルワークでスキマ時間バイトにチャレンジするのがおすすめですよ。

長期バイトはほかのスタッフとシフトを調整しながら働きますが、スキマ時間バイトは自分が入れる時間帯に好きなだけシフトを入れられてしまうため、時には働きすぎにつながる恐れもあります。

週・月にどれくらい稼ぎたいのかの目安を決めたうえで、しっかりと休息する時間を確保しながらスキマ時間バイトにチャレンジするようにしてみてくださいね。

スキマ時間バイトは1日のみの単発で働く求人も多く募集されています。その日働き終わったら契約が終了するので、また次のバイト先を探さなければならない点はデメリットと言えるでしょう。

人気のスキマ時間バイトは先着順で締め切られることも多く、常にアンテナを張っていないと思うように働く先を見つけられないという場合も。仕事以外の時間も仕事探しに費やすことになるので、精神的にも負担と考える方もいるかもしれません。

スキマ時間バイトは未経験でもチャレンジしやすい仕事がほとんどです。裏を返せばあまり難しい作業は担当しないため、バイトを通じて専門的なスキルを身につけたい方には向いていないでしょう。

たしかに、ほかのスタッフと積極的にコミュニケーションを取ることで対人スキルを磨くなど、努力次第で必要な能力を高めることも可能です。ただ、同じ場所で継続して働けないため、スキルを定着させるという観点で見ると難しいかもしれません。

通信教育を利用している生徒から提出された解答用紙を添削したり、採点したりするほか、模試などのテスト結果を採点・添削する仕事です。在宅の場合、自宅に送られてきた答案を採点したものを返送、もしくはオンライン上で採点してデータを送付のどちらかで対応します。

必要とされるスキルや資格はないものの、最低限の読解力がなければ正しい採点はできないでしょう。知識はあるに越したことはないので、得意科目を選択することをおすすめします。

パソコンを使ってのデータ入力や集計、資料作成などの仕事です。おもに社内で必要とされる業務ではあるものの、インターネットに接続できる環境であれば在宅で行うこともできます。

未経験で始められるうえに、PCスキルが身につく点が大きなメリットです。事務職系の仕事をする際に活かせるかもしれません。

メーカーや販売会社から受け取った原材料を組み合わせたり、加工するお仕事です。シール貼りや袋詰、値札付けなどの仕事があり、コツコツ作業をするのが得意な人に向いています。

仕事が決まったら、自宅に必要な材料が届くのでマニュアルに沿って作業を開始してください。納期までに作業を完了させて、不備がないか確認します。最後に指示に従った方法で返送すれば終了です。

会社の指示に従ってアンケートに回答したり、商品のレビューをしたりするバイトです。おもに下記３つの仕事があります。

いずれもパソコンやスマホから回答できる仕事で、自宅や移動時間の間にスキマ時間の活用がしやすいバイトと言えるでしょう。

Webサイト等の媒体に掲載する記事を書くのが、Webライターの仕事です。記事を書くのみの仕事もあれば、取材から記事の作成までを行う場合もあります。タイピングが得意な人や、文章を書くことが好きな人に向いているでしょう。

未経験でも募集している仕事もあるので、多くの人にチャンスがあるはずです。最初のうちは収入は期待できないものの、スキルを身につけていけば徐々に単価を上げていくことも可能です。自宅にPCとネット環境さえあれば、すぐに始められます。

Webサイトのデザインに携わる仕事です。顧客の要望をヒアリングしたうえでコンセプトの設計等を行い、Webサイトの骨組みを作成して提案します。

提案が通ればグラフィック制作、コーディング作業をし、テストを経て納品というのがおもな流れです。専門的知識を要するため、ある程度のスキル・経験が求められるでしょう。Webライター同様に、インターネット環境があれば自宅にいながら働ける仕事です。

飲食・フードの仕事は接客を担当するホールスタッフと、調理を担当するキッチンスタッフなどに分けられます。勤務場所はファミリーレストランやレストラン、ファーストフード、居酒屋、カフェなどです。

ファミリーレストランやラーメン屋などの飲食店では、ランチタイムなどの忙しくなる時間帯だけバイトを募集している場合があります。

シフト制で働けるお店も多く、2～3時間だけといった短い時間で働ける点も魅力です。ただし、土日祝日や連休期間は業務が忙しくなる傾向がある点はあらかじめ念頭に置いておきましょう。

店舗で商品を販売する仕事で、レジ打ち、品出し、接客などを行います。勤務場所はコンビニエンスストアやスーパーマーケット、ドラッグストアなどです。

短い時間で働ける仕事が多く、業務内容は品出しや陳列、レジ打ち、店内の清掃などさまざまです。特別な知識や専門的なスキルが求められることは少ないためチャレンジしやすいでしょう。

工場や倉庫内でピッキング、検品、仕分けなどの単純作業を行います。

軽作業のバイトも、短時間で働きやすい仕事としておすすめです。仕分けやピッキングなどの作業は基本的に1人で黙々と行います。時間の区切りがつけやすく、短時間でサクッと稼げるスキマ時間バイトとして人気を集めています。

高時給の求人も多いので、短時間でできるだけ多く稼ぎたいという方にもぴったりです。

パチンコ店や商業施設、飲食店などの開店前や閉店後に店内の清掃を行います。作業時間が決まっているため、短時間で終わるのが特徴です。

場合によっては深夜勤務もあり、効率的に稼げる仕事もあるでしょう。ただし、汚れている場所をきれいにするお仕事なので、人によっては「きつい」と感じることもあるかもしれません。

自分に合っている仕事かどうかあらかじめ検討したうえで、スキマ時間バイトの職種を選ぶようにしましょう。

ポスティングとは、企業や店舗の販促チラシをポストへ直接投函する仕事です。宅配ピザやお寿司のメニュー表など、さまざまなチラシがあります。配達場所は勤務先により異なりますが、配布範囲が指定されることも。一人で黙々と配布する作業のため、人付き合いが苦手な方にもおすすめです。

忙しい時間帯だけ配達スタッフを雇う店もあり、学業と両立して働きたい学生にはおすすめです。チラシなどをポストに投函するポスティングや新聞配達も、スキマ時間を利用してできるでしょう。

ただし、バイトの予定を入れすぎたり、学校行事とかぶせてしまったりすると学生生活に支障が出る可能性もあるので注意が必要です。限られた時間を有効に使えるようにスケジュールを工夫してバイトをすることが大切です。

小学生～高校生に対して学習指導をする塾講師や家庭教師は、「週1日から」「1コマ（60～90分）」といった柔軟なスケジュールで働けるところが多く時給も高めな点が特徴です。

多くの学生が勤務しているため大学生におすすめなのはもちろん、子どもが幼稚園や小学校に行っている間を利用して働けるので主婦（夫）の方も活躍できます。子育て中の方でも両立しやすいでしょう。

コールセンターもスキマ時間バイトにおすすめです。利用者からの問合せや申し込み、質問、ご意見などの内容に電話で対応します。

マニュアルや研修が整っているため未経験や学生でも働きやすいのも特徴です。ただし、担当する窓口によって内容が異なるため、希望する求人内容を確認する必要があります。

一つの職場だけだと、仕事に飽きてしまったり嫌なことがあってもその仕事だけを頑張らないといけなかったりする点がデメリットです。別の職場があればまったく違った環境で働くことができるので、自然とストレス解消になりやすいでしょう。

掛け持ちする際は「ファミレスとカフェ」「コンビニとスーパー」「家庭教師と塾講師」のように同じ業種にするのがおすすめです。業務内容が似ているため、仕事にもなじみやすいでしょう。

バイトを掛け持つ際に最も注意すべきポイントは「無理なく働けるスケジュールを組むこと」です。スキマ時間で複数のバイトをする場合、雇う側は働きすぎかどうかの判断ができないので、自分でスケジュール管理をするしかありません。

家事や育児、学校生活などに支障が出たり、体調を崩したりするほどのオーバーワークにならないように、無理のない働き方をすることが大切です。

早朝や深夜に働くと、日中よりも多い給与が支払われることが多いです。深夜バイトの時間帯は「22時から翌朝5時」と決められており、通常時給の25％以上割増して支払うことが義務付けられています。

早朝バイトの手当については決められていませんが、働ける人材は日中に比べて多くはありません。そのため、職場が独自に「早朝手当」を付けたり、時給を高めに設定したりしているケースも見受けられます。

「早朝や深夜に数時間だけ働く」シフトも組めるため、ほかの仕事とのかけ持ちも可能でしょう。生活のリズムを崩すことなく働けるため、スキマ時間を有効活用したい人には魅力的な働き方といえます。

では、早朝や深夜に働ける仕事はどのようなものがあるのでしょうか。代表的な職種を下記に挙げておきます。

また、早朝・深夜は接客する機会も減るという特徴もあります。コミュニケーションが苦手な人でも挑戦しやすいという点もメリットといえるでしょう。