映画館の受付窓口は「ボックス」とも呼ばれます。ボックスでの仕事内容は以下のとおりです。

受付窓口（ボックス）では、主にチケット販売に関する仕事を担当します。昨今はインターネットでの前売券の販売や発券機での座席指定が主流となっているため、難しい作業はありません。ボックスでは座ってお客さまを案内することが多いです。

とはいえ、インフォメーションのような位置づけのため、お客さまからさまざまな質問が寄せられます。映画館の館内や発券機の操作方法・チケット購入に関するよくある質問は、バイトするうえでしっかり押さえておきましょう。

フロアでは、以下のような仕事を担当します。

フロア担当は、お客さまが映画を観覧するための案内や準備を行います。上映時間が近づいてきたら、入場開始のアナウンスを行い、お客さまのチケットをもぎります。大型映画館の場合は、いくつかの階に上映場所が分かれている場合があるので、どの階の、どのシアターに行けば良いかの案内も必要です。

上映が終了したら、次のお客さまを案内するまでに座席の清掃やゴミの回収などの作業が必要です。スタッフ同士、インカムで連絡を取り合ってさまざまな業務を効率良くこなします。清掃時には、床に落ちたポップコーンや利用済みチケットなどの細かいゴミをとったり、忘れ物の確認をしたりします。

フード・ドリンク・グッズ販売担当スタッフの仕事内容は以下のとおりです。

一つ目の役割は、お客さまが館内で飲食するフードやドリンクの販売です。映画館内の売店は「コンセッション」とも呼ばれます。

上映時間前はとても混雑するため、効率良くフードやドリンクを作成したり、レジ対応したりと素早い行動が求められます。また、飲食物を扱う仕事がメインになるため、衛生面での配慮も必要不可欠です。

二つ目の役割は、上映作品に関するグッズの販売と、その在庫チェックです。映画のパンフレットやグッズの在庫を確認して補充作業を行ったり、お客さまのレジ対応をしたりします。その時期に取り扱っているグッズの種類をよく覚えておくと、お客さまに質問されたときに困りません。

映写とは、その名のとおり「映画を写す」ことです。映写を担当するスタッフは、以下のような仕事を行います。

現在はデジタル化が進み、フィルムで上映している映画館はほとんどありません。プロジェクターやアンプ・スピーカーなどの機材チェックと、デジタルデータをプロジェクターでスクリーンに投影する作業などを行います。

お客さまに上映する前にテスト上映をし、万が一正常に上映できない場合には報告して対応をお願いする必要があります。映画がしっかり上映されるための大切な準備なので、責任が伴う作業です。

映写の作業は社員が行なっていたり、フロア担当が兼任していたりすることもあります。

TOHOシネマズは、全国各地に展開している映画館です。「GOOD MEMORIES」の理念をもとに、快適な環境で映画を観てもらうための丁寧なサービスを提供しています。劇場は、各地ショッピングモールなどにあることが多く「通学圏内にある！」「よく使う駅の近くにある！」という人もいるのではないでしょうか。

TOHOシネマズの映画館バイトは、以下4つのポジションでの業務を担当します。

• ●ボックスオフィス
• ●フロア
• ●コンセッション
• ●ストア

シフトの自由度が高く、個人のライフスタイルに合わせた働き方が可能なので、10～50代のさまざまな年齢の方が活躍しています。

TOHOシネマズでは働く前にしっかりと研修があるので、映画館バイト未経験の方や、初めてアルバイトする高校生・大学生にもおすすめです。企業理念から劇場内でのルール・業務全般に関するルール・各ポジションの説明など、映画館バイトで必要な基礎知識から、接客の仕方を事前に学ぶことができます。

株式会社松竹マルチプレックスシアターズは、MOVIX（ムービックス）・ピカデリーの映画館を運営しています。

フロア・チケット・コンセッション（フード販売）・ストア（グッズ販売）の映画館スタッフのバイトと、アシスタントマネージャーという運営補佐のバイト、計5つのポジションに分けてバイトを募集しています。シフトは基本的に1週間ごとの提出なので、1か月後の予定がつかみにくい方でも働きやすく、プライベートと仕事の両立がしやすいのがうれしいポイントです。

また、半年ごとに頑張りや業務のレベルUPを評価するタイミングがあり、それに合わせた段階的な昇給制度が用意されていたり、従業員鑑賞制度で最新の映画を観ることができたり（※規定あり）と、やりがいを感じながらバイトできるのが松竹マルチプレックスシアターズで働くメリットです。

イオンエンターテイメントは、「くらしに、シネマを。」をコンセプトに、映画館に訪れた全ての人に特別な時間を届ける「お客さま第一」を念頭に置いたサービスを提供しています。

イオンシネマでは、おもにチケット販売・売店販売・フロア案内・グッズ販売・映写業務・事務業務のバイトを募集しています。研修制度や動画のマニュアルが用意されているため、映画館バイトが未経験でも始めやすいです。「映画が好き」「接客が好き」という方は、誰でも応募することができます。

また、イオンシネマでは、従業員に「働きがい」を感じてもらえるよう「はたLuck®」を導入しています。このデジタルツールの導入により、タブレットやスマートフォンで各種連絡事項を確認できたり、コミュニケーションを円滑に図れたりします。従業員の働きやすさへの取り組みを積極的に実施しているのもイオンエンターテイメントでの映画バイトを選ぶメリットです。

U-NEXT（ユーネクスト）とは、国内最大級の映像配信サービスです。「好きな映画はサブスクで見ている！」という人も、多いのではないでしょうか。U-NEXTでも、映画館内で働くバイトを募集しています。

とはいっても、募集内容は映画館での「U-NEXTサービスのご案内」です。映画館でスタッフとして働くのではなく、お客さまにU-NEXTの魅力を宣伝する役割を担います。「映画が好き」「U-NEXTをフル活用している」という人におすすめのバイトといえるでしょう。

研修制度も充実しており、難しい登録作業はコールセンターがサポートしてくれるため安心です。また、映画館での営業を成功させることができれば、1件の登録につきインセンティブが付与されるので頑張った分がしっかりお給料に反映されるのがうれしいポイントです。

A.高校生でも働けます。
劇場によるため、事前に確認が必要です。

A.シフト調整可能です。
レイトショーの時間（22時以降）は、時給UPも期待できるのでおすすめです。

A.染髪に規定が設けられているケースが多いようです。
そのほか、アクセサリーなどを禁止している劇場もあります。

A.ポジションによっては立ち仕事のため、足腰に負担がかかります。
慣れてくると問題なく働けるはずですよ。

A.映画館の数が限られているため倍率が高くなります。
そもそも通勤圏内に映画館がないケースも少なくありません。