2024.04.09

職場で泣いてしまうのはNG?泣きそうになった時にできる対処方法とは?

職場で泣いちゃダメ?職場で涙が出てしまいそうになった時の解決方法とは?

職場で涙を見せる瞬間は、誰にとっても避けがたいものかもしれません。涙を流すことは決して恥ずかしいことではなく、むしろ人間らしい感情の表現と言えます。それでも、社会的な場での涙は、多くの人にとって少なからず気まずさを感じさせるものです。
この記事では職場で泣いてしまった時の対処法や、泣いてしまった人を目撃した時の対処法をご紹介しています。ぜひ最後までご覧になって、スマートな対処法を身につけてください。

ケース別!職場で涙を流す理由とは

職場で涙を見せることは誰もが避けたいものですが、時には避けられない瞬間があります。それは、悲しみからか、悔しさからか、はたまた喜びからか。この章では、涙が出てしまう、または出そうになるさまざまな理由について探っていきます。

悲しい涙

悲しい涙は、職場で泣く理由として一般的です。疲れ、不安、トラウマ、寂しさなど、その原因は多岐にわたります。これらの感情は、仕事の問題だけでなく、プライベートの出来事や健康状態に起因することもあります。

たとえば、親しい人との別れなどの個人的な事情が原因で、仕事中に心が乱れ、悲しい涙があふれることも少なくありません。

悔しい涙

悔しい涙を流す瞬間も、職場では珍しくありません。仕事に情熱を注ぐ人ほど、挫折や失敗を経験したときに悔し涙を見せることがあります。自分の努力が認められなかったり、期待されていた成果を出せなかったりすると、その悔しさから涙が流れることがあります。

嬉しい涙

職場で嬉しい涙を流すこともあります。成功の喜びや感動の瞬間は、他の涙とは異なり、周囲からの祝福を受けることが多いです。

たとえば、長い努力の末に達成した目標や、待ち望んでいた昇進・転勤などが原因で、喜びの涙を流すことがあります。これらの瞬間は、周囲も共に喜び、ポジティブな反応を示すことでしょう。

職場で涙を流してしまった時の対処方法は?

職場で泣くことは誰もが避けたいですが、時には抑えきれず涙があふれることもあります。特に、ホルモンバランスの変動により、感情のコントロールが難しくなることもあります。そんな時、どのように対処すればよいのでしょうか。

ここでは、職場で涙を流してしまった時の対処法をご紹介します。

気持ちを切り替える

職場で涙をこぼしてしまったら、まずはその場を一時的に離れることが大切です。

「ちょっと失礼します」と一言告げ、トイレや更衣室などプライバシーが保たれる場所へ移動しましょう。深呼吸を繰り返し、冷静になる時間を持つことが重要です。

誰もいない場所で思いっきり泣くことで、心の重荷を軽くすることができます。感情を抑え込むのではなく、受け入れて解放することも時には必要です。

スマホを持って行く

泣いてしまうと、気まずさや心理的な負担を感じるものです。そのような時は、スマホを持って一人になれる場所を探しましょう。

心を落ち着けるために、短いメッセージや音楽を聞くことも助けになります。落ち着いたら、同僚や上司に状況を説明して、理解と配慮を求めることが大切です。これにより、職場に戻る時の気まずさを軽減することができます。

関係者に後で説明する

涙を流してしまった後は、周囲への配慮と説明が必要です。
「失礼しました」や「すみません」などの謝罪を通じて、周囲の理解を得ましょう。

泣いてしまった理由を適切に伝えることで、誤解を解くことができます。上司からの注意中に泣いてしまった場合は特に、冷静に対処し、自身の非を認めつつ、改善への意欲を伝えることが大切です。これにより、負の印象を払拭し、再び信頼を築くことができます。

泣いている人を見かけた時はどうすべき?

職場では時に、泣いている人に遭遇してしまうことがあります。
そんな時はどうしたら良いのでしょうか? 無視しますか? 声をかけますか?

ここでは泣いている人を目撃した時の適切な対処方法をご紹介いたします。

外へ誘導する

誰かが泣いてしまっている場面に遭遇したら、まずは穏やかに声をかけて、状況を把握しましょう。「どうしたの?」「大丈夫?」といった言葉で対応し、相手の気持ちに寄り添います。そして、外へ行くことを提案し、「外に出て少し空気を吸ってきたらどう?」などと声をかけます。

外に出ることで、静かな環境や新鮮な空気を呼吸することができ、感情の落ち着きや冷静さを取り戻す助けとなります。また、外では他の人々からの視線や注目を避けることができ、プライバシーを守ることができます。

落ち着くまで様子を見る

職場で泣いてしまうことは、誰にとっても恥ずかしい状況です。そんな時こそ、泣いてしまった人の感情に寄り添い、急がすことなく静かにその様子を見守ることが大切です。

感情のコントロールが難しい場合、無理に話を聞いたり解決策を提案したりすることは、かえって状況を悪化させることがあります。そのため、相手が自然に落ち着くまで待つことが、最善の対応である場合もあります。

しかし、ただ見ているだけでなく、悩んでいる相手に声をかけることも重要です。ただし、急かしたり無理に話を聞こうとするのではなく、相手が自然なペースで話したり感情を吐露したりできるよう、穏やかに接しましょう

仕事に戻れそうか確認する

職場で泣いてしまった人を見たら、落ち着いたら職場に戻れるかどうかを確認しましょう。冷静さを取り戻すにはどれくらいの時間がかかるのか、その後は集中して仕事に取り組めるのか、周囲の雰囲気にフィットできるのかなどを確認します。

すぐには心の整理がつかないなら、早退したり、休憩室で休んだりすることを提案してみましょう。その際には、周囲の同僚や上司とも連携を取りながら、適切な対処を行います。

他の仕事を引き受けてもらったり、緊急の業務を一時的に代行してもらうことで、本人がゆっくりと感情を整理する時間を作ることができます。

複雑な事情の場合はチームで対処方法を考える

職場で泣いてしまうことは、自分だけの問題ではなく、周囲の人々も巻き込む場合があります。特に複雑な事情が絡む場合は、一人で抱え込まずにチームで対処方法を考えることが重要です。

まずは、泣いてしまった人の話をじっくりと聞きましょう。その際には、その場で解決できる問題なのか、あるいはより深い事情が絡んでいるのかを理解することが大切です。もし状況が複雑で一人では解決が難しい場合は、チームが一丸となって対処方法を考えることが必要です。その場で解決策を見つけられなくても構いません。

むしろ、ランチタイムや仕事終わりに改めて声をかけ、相談に乗ることで、より多くの視点やアイデアを得ることができます。

こんな涙は要注意

仕事は順調にいっている、職場環境も良好。なのになぜか、泣いてしまう。自分でも原因がわからない。

そんな時は、もしかしたら精神疾患の前兆がはじまっているのかもしれません。自分では気づいていないだけで、心が休みたいと訴えている可能性があります。できるだけ早めに、メンタルクリニックなどを受診してみてください。

この章では、専門家からアドバイスを受けたほうがよい涙の事例を紹介します。

ストレスフルな状態で泣いてしまう

職場で泣いてしまうことは、時にはストレスフルな状態から生じるものです。仕事上のプレッシャーや人間関係のトラブル、あるいはプライベートでの悩みなど、さまざまな要因が影響する可能性があります。

仕事上のストレスやプレッシャーが原因で泣いてしまう場合、それは業務の過度な負荷や自己肯定感の低下などが影響している可能性があります。仕事に対する責任感や意欲が高い人ほど、そのようなストレスによって感情が爆発してしまうこともあります。また、人間関係のトラブルやコミュニケーションの問題が原因で泣いてしまう場合もあります。

このようなケースでは、ストレスの原因になっているものを取り除く、遠ざける、解消する等の手段を講じることができれば、泣いてしまうことはなくなるでしょう。

しかしストレスが取り除けない場合は、メンタルクリニックに行くのも一つの手段です。カウンセリングを受けることで心の整理がつく可能性もありますし、安定剤などの薬を処方してもらうことで、不安やストレスを一時的に軽減させることができます。

頻繁に泣く

職場で頻繁に泣いてしまうことは、深刻なサインと捉えるべきです。

急に涙もろくなる状態は、ストレスや精神的な負担が重なり、心のバランスを崩している可能性があります。

このような状態の時、心はネガティブな感情に支配されやすくなっています。例えば他人からの理解や支援を得られないと感じ、孤立感や絶望感が募っていることでしょう。自己否定や無気力に陥る可能性も高いです。このような状態を長期間放置すると、うつ病などの精神疾患へと発展してしまうことも。

頻繁に泣いてしまうような状態になった時は、速やかにメンタルクリニックを受診するようにしましょう。そして、医師など専門家のアドバイスに従って休職や転職も考えてみましょう。

心の健康を取り戻し、前向きな未来を見据えることができるでしょう。

仕事の前に泣く

仕事に行く前に泣いてしまう状態が何度もあった場合、心の健康にかかわる深刻なサインが出ていると考えましょう。

このような状態に陥った場合は、信頼できる人や専門家に相談することが重要です。

友人や家族に相談することで心の支えを得ることができますし、心理カウンセラーや精神科医に相談することで適切なアドバイスや治療を受けることができます。専門家は必要と感じたら、あなたに休養(長期休暇)を取るように勧めてくれるでしょう。

仕事前に泣いてしまうことは、心が疲れ切っていることのサインです。自分の心の健康を第一に考え、適切な対処を行ってください。

ここまで紹介してきたような状態になっていたら、自分でクリニックを探してアクションするのもおっくうになっているかもしれません。

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結局のところ職場で涙するのは悪い?

職場で泣くのは、結局のところ悪いことなのでしょうか? やむを得ない事情があれば許される? あるいは性別次第?

結論から言うと、筆者は他人や周囲に気まずい思いをさせなければ、職場で泣くのは別段構わないと思っています。
これは、筆者が過去に二度ほど職場で泣いた経験から感じたことです。

一度目の涙

一度目は十代の頃、他愛のない注意を受けた時でした。それは注意と呼ぶのもおこがましいほどの「優しい指摘」だったのですが、生理前でPMS(月経前症候群)だった私は感情のコントロールができず、大泣きをしてしまいました。

その時の私の心情は「え、なんで? なんで私こんなに泣いているの?」と泣いている理由がわからず、半ばパニック状態でした。

職場には診断書を提出し、理解を得ましたが(ついでに同情も)、合理的に振舞うべき職場で私的感情をダダ漏れにしてしまったことを私は恥じました。そして周囲を困惑させたことに後ろめたさと罪悪感を覚えました。

ピルを飲むなどしてあらかじめPMSの対処をすればよかった、と今でも後悔しています。

二度目の涙

二度目は三十代。とんでもないミスをして、強いお叱りを受けた時。

情けなさから涙が…。つ、とこぼれた一筋の水滴に上司が「しまった!」という顔をしたのを見て、私はとっさに「申し訳ありません、コンタクトがズレて」と言い訳をしました。眼鏡をかけているにも関わらず。

幸いにも上司は笑って下さり、私も笑い、そして今後はどのようにすべきかの改善案を淡々と述べ、謝罪しました。泣いてしまったけれど、ちゃんと挽回したので、セーフ? うん、セーフ!です。

結論

泣くのが避けられないのなら、誰の目にも触れないところでこっそり泣きましょう。
人前で泣いてしまったのなら、気まずい思いをさせてしまった周囲の方々にお詫びし、挽回をはかりましょう。

そして最も重要なのは、「泣けば済む」と思っているなどと思わせないことです。なぜなら「泣けば済むと思っている」人間は、誰からも尊敬されません。何時までも半人前扱いのままですから。

まとめ

誰しも職場では泣きたくないと思っているもの。それでも涙してしまう瞬間は、避けられないかもしれません。そんな時はこの記事の対処法に従って、被害を最小限に抑えましょう。後始末さえきちんとしておけば、あなたの評価が下がることはないでしょう。

訳もわからず泣いてしまう場合は、メンタルが限りなく弱っている証拠だと思ってください。心が悲鳴を上げているのだと。そんな時は無理をせず、速やかに休養を取ったり、信頼できる人や専門家に相談してくださいね。

理由もなく、涙が止まらないといった状態なら、専門家に相談し、職場を休んだり、転職したりすることも考えましょう。

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